にんにくの臭いはなぜ時間が経つと臭うのか食前食中食後の予防と消し方

にんにくを食べた後の口臭や体の臭いはどうしたらいい?

食べる前の予防策、

うっかり食べてしまった場合の対処法をお伝えします。

にんにくの臭いの原因がわかると、

食事前・食事中・食後・翌日の対策も違ってきます。

にんにくの臭いを消す方法を時系列でご紹介。

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にんにくを食べると臭いがするのはなぜ?

にんにくを使った料理、美味しいですよね!

イタリアン、中華、焼肉や韓国料理、ラーメンのトッピングなど、

美味しい食事の中には、にんにくが使用されている事が多いですが、にんにくを食べたあとの臭いが困りもの。

にんにくは、健康や美容に効果的な成分を多く含んでいることでも知られていますが、食べた後の口臭はどうしても気になっちゃいます。

あの独特の臭いは、いったいどこから来るのでしょうか?

にんにくの臭いは成分が原因

にんにくには、アリシンという成分が含まれています。

このアリシンがにんにくを食べたあとの臭いの元

アリシンは生のにんにくには含まれていませんが、にんにくをすり潰したり、刻んだり、加熱したりすると発生します。

つまり、アリシンは組織を壊すことで増えるのです。

にんにく自体が傷つけば傷つくほど、臭いが強くなります。

ということは、丸のままより、すりおろしのにんにくの方が臭いが強いのは納得ですね。

また、アリシンに含まれる酵素は熱に弱いので、加熱処理された後のにんにくよりも、生にんにくの方が臭いが強くなります。

生にんにくの代表的なものは、すりおろしたにんにく。

旬のカツオや、馬刺しをすりおろしにんにくで食べることもありますし、よく豚骨系のラーメン店で置いてあるのも見かけます。

ラーメンのトッピングなどで使用する時は、後々の臭いに注意が必要ですね。

しかし、アリシンは臭いの原因となるだけではなく、メリットが多い成分でもあるのです。

アリシンはにんにくの疲労回復効果や、アンチエイジング効果などを担っているありがたい成分のひとつです。

 

にんにくの臭いが時間が経っても残る理由

にんにくの臭いは食べた直後のみならず、そのあとも約16時間続くと言うデータがあります。

朝の通勤ラッシュで時折近くのおじさんから漂うにんにく臭、

仕事先などで、話している相手から感じるにんにくの臭い、

などなど、前日の夜に食べたものが、翌日の昼も臭っている可能性大なわけで、恐るべしにんにくパワーです。

にんにくの臭いが残る原因

にんにくから生成されたアリシンは、体内に入るとすぐに体内を巡り全身に行きわたります。

血液を媒介して全身に巡るので、にんにくの臭いは息からだけではなく、毛穴などからも排出され、体臭につながります。

血液の循環と深く関わる肺からの臭いは口臭につながります。

特に口臭は、口の中ににんにく臭の元になる成分が残っていたりすると、アリシンが巡っている肺からの臭いとプラスになってパワーアップ!

自分の口が怖ろしいことになってしまいます。

 

■ にんにくの臭いの発生源

1. 口臭:にんにくを食べて、臭いの元(アリシン)が口の中に残っている

2. 体臭:にんにくの臭いの元が体内を巡り毛穴から排出される 

3. 口臭:肺からの呼気として体内のにんにくの元が排出される

 

1. の口の中だけの原因なら、ガムや洗口液で誤魔化せても、体臭や呼気になってくると臭いは消えません。

前述のように、にんにくを食べてから約16時間は臭いが身体に残留するというデータもありましたよね。

どうしたらいいのか、具体的な対処法をお伝えしますね。

 

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にんにくの臭いを予防する方法

にんにくは体内に取り込まれ、身体の中を巡ることで更に臭くなってしまいます。

にんにくの臭いが気になる場合は、食前&食事中&食後の対応で、臭い予防や対処することができます。

食前に出来るにんにく臭の予防法

にんにくの臭いの元、アリシンが体内に吸収される時、臭いを抑える食材と一緒に食べることで、にんにく臭の予防が期待できます。

アリシンには、タンパク質と結びつきやすいと言う特徴があります。

タンパク質はアリシンを包み込むように結びつくため、その後の嫌な臭いの元になる化学変化を止められるというわけです。

タンパク質が多く含まれるものといえば牛乳です。

にんにく料理を食べるとあらかじめわかっているなら、食事前・食事中に牛乳を飲むのもおすすめです。

食事中に出来るにんにく臭の予防法

■ お茶を飲む

緑茶に含まれるカテキンは、アリシンと結合してにんにくの臭いを消す性質があります。

また、お茶のポリフェノールは、にんにくの臭いを押さえる効果があるとされています。

お酒を飲む時は、緑茶ハイなどでも良いかもしれませんね。

カテキン量が多い高濃度なお茶ほどその効果が高くなります。

 

お茶のカテキン含有量

緑茶 > 烏龍茶(半発酵茶)> 紅茶(発酵茶)

■ 青汁を飲む

上述のようにカテキンにはにんにくの臭いを消す作用があります。

一般的に、青汁には緑茶の5~6倍ものカテキンが含まれます。

カテキンの効果は、にんにくを食べた1時間以内に摂取するのが好ましいとされています。

■ コーヒーを飲む

コーヒーには消臭作用があるとされるタンニンが含まれています。

一説には、お茶がにんにく臭を消すのは、タンニンの働きによるものとも言われています。

コーヒー豆は深煎りするとタンニンが失われやすいため、浅煎りのコーヒーを選ぶと良いかもしれません。

食事後に出来るにんにく臭の予防法

■ りんごを食べる

以前、食事の締めにりんごを食べるとにんにく臭の予防になると知人から教わりました。

それ以来、我が家ではにんにく料理の日のデザートはりんごを使ったものにしています。

にんにくが吸収される前に、りんごを食べるのも予防効果ありです。

りんごは食事の前・食事中・食事後にも有効です。

調べてみると、リンゴに含まれるポリフェノールとカテキンの効果で、にんにくの臭いが抑制出来るとあり、理にかなったものだとわかりました。

ポリフェノールもカテキンも、実よりも皮に多く含まれるので、皮ごと食べるのが効果的です。

種類にもよりますが、リンゴジュースもポリフェノールを高濃度で含んでいます。

■ ガムやタブレット使う

焼肉屋さんや韓国料理店で帰り際にガムやタブレットをもらうことがあるかと思います。

外出先でにんにくを食べた場合は、ミントガムが手っ取り早いニオイ対策になります。

飴などよりもガムの方が、にんにくを口の中から取り去ってくれます。

■ 汗をかく

全身に行き渡ってしまったにんにく臭の元は、汗をかくことでその成分を早く身体の外に出すことができます。

食べたにんにくは体内を巡り、翌日以降になると息だけではなく毛穴など、身体全体から臭いをかもします。

それを解決するには、にんにくを体外に排出させるしかありません。

あるテレビ番組の検証でも、
 

  • 水分をたくさん摂取して排出
  • 運動して汗をかく

 

この2つを試した人と、何もしない人とでは、試した人のにんにく臭が薄くなったというリポートがありました。

運動して汗をかくのが苦手なら、サウナや半身浴もおすすめです。

ただ、多くの人が利用する公共サウナの場合、にんにく臭はかなりの迷惑になるので、自宅の半身浴がのんびりできて良いかもしれません。

先に紹介したお茶を飲みながらの方法に加え、

水分を摂取しながら排出を促すことが、にんにく臭の対処法になるというわけです。

 

まとめ

にんにくは体内で分解されてしまうと、臭いがきつくなります。

にんにくの臭いが気になる場合は、食前・食事中、遅くても食後1時間以内に対策をしましょう。

翌日に持ち越した場合は、水分をたくさん摂りながら、半身浴などでにんにくの臭いの元を体外に排出させます。

効果的な臭い消しを見つけて、心おきなくにんにくを味わえるといいですね。

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