獅子舞が頭を噛むのはなぜか意味と由来と種類でわかる神つく縁起物

獅子舞が頭を噛むのはなぜか意味と由来と種類でわかる神つく縁起物

獅子舞が頭を噛むのはどんな意味があるの?

中華街でも見るけど由来や歴史は?

種類や雄雌の区別はある?

その疑問、解消します!

お正月やおめでたい席で目にする獅子舞のルーツ、

縁起物とされるご利益、

日本各地に伝わる理由も含めて、わかりやすくお伝えします。

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獅子舞が頭を噛むのはどんな意味があるの?

お正月やお祝いのイベントなど、人が賑わっている場所へ出かけると獅子舞(ししまい)を見かけることがあります。

獅子舞に頭を噛まれると厄払いになり、「無病消息で過ごせる」という言い伝えがあります

わたしが子供の頃は、お正月に獅子舞はつきもので、太鼓と篠笛の軽快なお囃子にのせて獅子舞の演舞が始まるとドキドキしたものです。

獅子は歯をカチカチ鳴らしながら飛んだり跳ねたり、みかんを食べたり眠ったりと色んな動きを見せます。

親から、

厄払いなんだから獅子舞に頭を噛んでもらいなさい

と言われているので、獅子舞が近づいてくると、頭を差し出すようにして待つのですが、毎年恐怖で心臓が口から飛び出しそうでした。

白いたてがみに大きな目と口、カチカチ動く耳は見た目だけでも相当インパクトがあります。

それに加えて頭を噛んでくる(というか自ら望んで頭を出しているのですが)とあっては怖さ倍増です。

ちっちゃい子は獅子舞がやってくると泣き出したりして、それもお囃子のリズムと重なって、不思議と今でもよく思い出します。

昔に比べると最近はメッキリ少なくなった印象の獅子舞ですが、とても古くから伝わる日本の伝統芸能です。

お正月やおめでたい席に登場する縁起物の獅子舞。

ですが、その意味や由来はあまり知られていないようです。

獅子舞が頭を噛む意味とは?

獅子舞は、日本の伝統芸能の一つで、祭囃子にあわせて獅子が舞い踊るもの。

日本全国に広く知られる獅子舞は、獅子頭という仮面をかぶって獅子に扮装して踊るのが特徴です。

獅子舞は豊作を願ったり、疫病退治・悪魔払いをするものとされています。

獅子舞が頭を噛むのは、

頭を噛むことによって人にとりついた邪気を食べる

というご利益があると言われているからです。

頭を噛まれることで、病気や悪魔などの悪いことから守ってもらえる厄除け効果があるんですね。

獅子舞を見かけたら、是非近付いていって頭をかんでもらってください^^

子供の場合は一層厄除けの効果が強くなるとも言われています。

健やかな成長と無病息災に加えて、学力向上のご利益があると考えられています。

そんなことからも、獅子舞は子供から優先して噛んでいくようです。

また、初詣の時に獅子舞に頭を噛まれると『魔除け』になって、その1年をより良く過ごすことができるとも言われます。

ちなみに頭を噛むことには語呂合わせ的な言われもあります。

獅子が噛みつくと神が付く

「かみつく → かみつく」、日本人が大好きな縁起かつぎの語呂合わせです。

いずれにしても、昔から日本のお正月の風習には、人々が自分たちの家族・親族が無事でありますようにと願うことから始まった習わしがたくさんありますね。

獅子舞の由来と歴史

獅子舞はお隣の国、中国にもありますし、他のアジアの国でも見ることができます。

横浜中華街では獅子舞をよく見かけます。

中華街では催事のあるたびに獅子が舞い、年中行事として欠かすことのできない風物詩になっていて、観光客はもとより、地元市民にとっても馴染みの深いものです。

中国では中国カレンダーのお正月や商店の開店祝いの時などにライオンダンスとして舞われ、福を呼び込むものとされています。

獅子舞の由来には諸説ありますが、起源は、古代インドだと言われています。

獅子舞の獅子とは元々はライオンのことです。

昔からインドの遊牧民や農耕民は、強いライオンを『神秘的な力を持つ神さま』として崇め、お祈りの対象にしていました。

ライオンを崇める過程で、そのライオンを模した仮面をつけて舞を踊るようになったのが獅子舞の原型と考えられています。

ライオンを模した舞踏の獅子舞は、インドから中国、中国から日本へと伝わったとされています。

日本の獅子舞

インドでは獅子はライオンを指しましたが、中国から伝わった日本での獅子はライオンではありません。

架空上の生き物です。

日本での獅子舞の始まりは、16世紀初め、室町時代と言われています。

当時の伊勢の国(今の三重県)で起きた飢饉や疫病を追い払うため、獅子頭を作り、お正月に獅子舞を舞わせ奉納したのが始まりとされています。。

江戸時代初期の17世紀に、獅子舞は伊勢から江戸へ伝えられ、『邪気を祓って、祝い事や祭りごとを祝う縁起もの』として定着しました。

日本全国に獅子舞が広まったのは、室町時代から江戸時代にかけて獅子舞の全国行脚をした芸能一座の働きによるところがあります。

江戸大神楽師(えどだいかぐらし)」、「伊勢大神楽師(いせだいかぐらし)」と呼ばれる芸能一座が、邪気払いの獅子舞を踊りながら全国を旅して、日本各地に獅子舞を縁起物として普及させたとされています。

その後、日本全国に広まった獅子舞は、その土地その土地の風土にあった獅子舞へと変化し、今の獅子舞のスタイルになって地域に根付いています。

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獅子舞に種類はあるの?

獅子舞は大きく分けると2種類の獅子舞の系統があります。

地域によって、獅子頭の造りや舞い方・演目などは違ってきますが、「伎楽系(ぎがくけい)」「風流系(ふうりゅうけい)」と言われる2種類の系統から成り立ちます。

伎楽系

西日本を中心に全国へ広まった獅子舞は「伎楽系(ぎがくけい)」と呼ばれます。

獅子舞の舞は基本的に2人以上で一匹の獅子を演じます。

獅子頭につけた胴幕の中に2人以上の人が入って一匹の獅子を演じる『二人立ち獅子舞』を舞うことが多くあります。

日本でお正月にみられるのは、この伎楽系が主流です。

伎楽系は、胴幕(胴体部分)に入る人数で大獅子・中獅子・小獅子と分けられます。

大獅子は、舞う人の他に演奏する人も胴幕に入って演奏しますが、小獅子は1人だけで獅子頭を動かしたり胴を動かしたりします。

このあたりの起源は、現在の中国で舞われているライオンダンスとつながりが深いとされています。

風流系

関東・東北地方で多く舞われ、基本的に1人で獅子の一匹を演じるのは「風流系(ふうりゅうけい)」と呼ばれます。

特徴は鹿舞(ししおどり)と呼ばれる舞いで、鹿(しし)の頭をかぶり、胸に太鼓をつけて太鼓を打ちながら踊る『一人立ちの舞い』をすることです。

獅子舞は各地域で信仰するものが異なるので、獅子以外にも、鹿や牛、中国の霊獣「麒麟(きりん)」など、さまざまな動物の頭をのせる舞いが存在します。

風流系で最も多く見られるのは、3匹が一組となって舞う『三匹獅子舞』というもの。

武蔵国(今の東京や埼玉県)の農山村では一般的な郷土芸能・民俗芸能となっています。

三匹のうちの一匹は雌(めす)の獅子で雌獅子と呼ばれ、雄獅子(おすじし)が雌獅子を奪い合う様子を舞う、『女獅子隠し』という演目がメジャーです。

前述のように、風流系では頭にかぶる面が獅子だけではないことも特徴の1つ。

獅子以外には、鹿や牛などさまざまな動物があり、これらはその土地で信仰するものによって変化してきたようです。

獅子舞の雄雌(オスとメス)の見分け方

獅子舞の獅子の雌雄、オスとメスの違いは鼻の色で見分けます。

鼻が黒いのがメス

それ以外がオスです。

また、オスは眉毛に黒以外の金が装飾されていたりして、メスよりも派手な眉毛を持つことが多くあります。

雄雌に関係なく、ご利益の効果は同じです。

オスは荒々しく踊り、メスはしなやかに踊ります。

共に踊るときもオスの方が激しい動きをします。

獅子舞が頭を噛むのはなぜか意味と由来と種類でわかる神つく縁起物のまとめ

獅子舞は豊作を願ったり、疫病退治・悪魔払いをするものとされています。

獅子舞が頭を噛むのは、

『頭を噛むことによって人にとりついた邪気を食べる』

というご利益があると言われているからです。

頭を噛まれることで、病気や悪魔などの悪いことから守ってもらうのです。

また、初詣の時に獅子舞に頭を噛まれると『魔除け』になって、その1年をより良く過ごすことができるとも言われます。

インド発祥の獅子舞はお隣の国、中国にもありますし、他のアジアの国でも見ることができます。

獅子舞には、2人以上で一匹の獅子を演じる「伎楽系(ぎがくけい)」と、1人で獅子の一匹を演じる「風流系(ふうりゅうけい)」の2つの系統があります。

獅子舞の獅子の雌雄、オスとメスの違いは鼻の色で、鼻が黒いのがメス、それ以外はオスです。

獅子舞の踊りやお囃子の調子、獅子の姿や様子は地域ごとに豊かで特色あるものです。

各地で独自のスタイルに変化した獅子舞、日本の伝統芸能として大切にしたいでね。

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