年末に大掃除しないとバチが由来でわかる手抜き法と世界の掃除事情

年末は大掃除ができない、もしくは大掃除をしたくないあなた。大掃除しないと良い年を迎えられないとかバチがあたるとか考えてる?大掃除の由来が判れば超簡単手抜き法でスキマ時間にスッキリ。海外の大掃除事情も含めて大掃除をしない選択の背中を押しますよ!

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年末に大掃除しないとバチがあたりそう

大掃除っていうのは、

「できればやりたくない。でもキレイな部屋で新年を迎えたい。だから仕方なくやる。年末になるとみんなやってるし」

そんな風に捉えているあなた、私もそう。

その大掃除、
今年の年末アレコレあって、どう考えても大掃除をする時間が取れないわけですよ。

「ホコリで死んだ人はいない」

と呪文のように唱えても、

「♪今年の汚れ、今年のうちに~」

なんてCMが流れる度にドヨ~ンと憂鬱に。

「今年は年末の大掃除をやめた!」

いっそ決意表明しようと思うたびに、

「新しい年を迎えるっていうのに掃除しないっていうのはなんかバチが当たりそう」

ってな感じで非常にメンタルに悪いんです。
根が律儀なんです、きっと。

「もし大掃除しなかったら、良ろしくないお正月になったりするのか…?」

んなわけ・・・と笑い飛ばしたい。
ですが、そこは律儀な日本人の私、どうもひっかかる。

ということで、
『年末に大掃除をしない主義』の友人たちの意見を集めてきました。

 

〈年末に大掃除をしない理由〉

・年末は大掃除どころでなく忙しい

・大晦日も元日も仕事

・雪国

・大晦日も元日も365日の1日に過ぎないと考えている

・気合いれて掃除するのは疲れる

・寒い

・家族が掃除を評価するタイプではない

・普段から掃除に興味がない

確かに、大掃除どころでなく忙しかったり仕事が入っていたりだと、

「やるべきことをやらなかった」

という罪悪感が払拭できそう、というか罪悪感自体生まれないですね。

考えてみれば、凍てつくこの時期に大掃除をするのは苦行にも近いものがあるわけで。
真冬の寒い時期に窓を開け放して水を使うなんて、東京ならまだしも、雪国じゃ相当不合理ですよね。

だいたい大掃除っていうと、換気扇や網戸を掃除する人が多いですけど(自分もだけど)、油汚れは暑いときのほうが溶けやすいもの。

網戸にしたって、冬の最中に網戸を洗って風邪をひくくらいなら、やらないほうがマシじゃない?

『年末に大掃除をしない主義』の意見を聞いていると、大掃除は暖かくなってからってことでいいかと思えてきましたよ。

それでも大方のおうちが年末になると大なり小なり「大掃除」っぽいことをしてますよね。

何かと忙しい年末、どうして大がかりな掃除をするのか調べてみたら。。。
なんとピンポイントの1か所掃除で清々しい新年を迎えられることがわかりました!

 

大掃除の由来でわかる手抜き法は

世間的に大掃除とは、年末に普段より念入りに掃除をすることをいいますよね。
だいたい12月28日前後に行うのが主流です。

毎年欠かさず大掃除をキッチリやってる主婦の友達いわく、

「大掃除大掃除と騒げばダンナも子供も掃除するので意図的に騒ぐ」

と言ってました。
巻き込んで手伝わせる・・・サスガです。

ところで、12月に入ると神社仏閣などが大掃除をしている「すすはらい(煤払い)」のニュースを見たことありませんか?
実はこのすすはらいが大掃除の由来だと言われています。

すす払い、昔はいろりで薪を燃やしており、すすが溜まるのでそれをお正月前に掃除していたんですね。

もともと1年に1度、12月13日に家の中や外のすすを払い、掃除をすることでした。
いつもより丁寧にシッカリ掃除をして、綺麗になった状態で、歳神様(五穀豊穣の神)をお迎えするための準備が大掃除だったんです。

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初めは宗教的な行事だったすす払い。
これが今では年末の大掃除という形になって残っているわけです。

ココがポイントです!

 

〈大掃除は玄関のピンポイント掃除でOK〉

「大掃除をするのは、なんのため?」

「はい、歳神様(五穀豊穣の神)を迎えるためです!」

ちなみに歳神様というのは、神道の神様。
元旦に、家々に1年の実りと幸せをもたらすために、高い山から降りてくると考えられている新年の神様のことです。

家の前に置く門松。
門松を家の前に置くのは歳神様が迷わないように「ここに来てください」という目印になるものです。

◇お正月飾りについて詳しくはこちら。
正月飾りの時期いつからいつまで関東と関西で外す日が松の内で違う理由

 
で、歳神様を迎えるために大掃除をするんでしたよね。

歳神様は玄関から入ってくるとして。
ならば玄関だけの1か所ピンポイント掃除がおすすめなんです。

 
■ 玄関のピンポイント掃除のメリット

・1か所でも掃除をすると、やるべきことをやらなかった罪悪感を抱かずに済む。

・入り口をきれいにすると部屋全体の印象が変わる。

・傘、植木鉢などの整理・断捨離ができる。

住んでいる側に、もはや日常風景の一部になっているので気がつきませんが、宅急便さんやお客さんには見えているのが玄関の状態。

出しっぱなしの靴、置きっぱなしの荷物、不必要な傘、バッグなどなどを片付けると部屋全体の印象が変わってきます。

『お客さん目線』で玄関を見渡してみると余計なものが見つかるはず。

玄関の不用品を片付けるくらいなら、スキマ時間を利用してカンタンにできそうですね。

 

年末は大掃除しない世界の大掃除事情

子供の頃、近所にアメリカ人の家族が住んでたんですが、彼らは年末の大掃除風景に驚いていました。

日本の神道が起源の慣習と知れば当たり前のことですが、海外の大掃除事情ってどうなんでしょう?

年末大掃除スルー派になろうとしてるあなたと私。
日本じゃ少数派でも、世界的に見ればなんのことはないとなれば心強いじゃないですか。

ちょっと調べてみましたよ。
世界に目を向けてみるとこれまた色々です。

■ アメリカ

クリスマス前にクリスマス用のデコレーションをするためや来客用に室内を掃除をする家庭がある。

暖かくなる春になってから、それぞれの家庭が自分達のペースで掃除や家の補修をすることが多い。

■ イギリス・フランス・ドイツ

春から初夏にかけてが大掃除シーズン。
「スプリング・クリーニング」と呼ばれる。

冬の間に暖房を目的に石炭などを利用したことによって家がすすなどで汚れてしまうため、暖かくなって窓を開放しても大丈夫なシーズンに冬の間に蓄積した汚れを掃除する。

■ 中国

春節の前。
中国のお正月である2月の春節シーズンの前に大掃除をする。
大掃除自体は日本のように計画的に数日に渡ってするのではなく一日程度で済ましてしまう。

■ プエルトルコ

大晦日に窓からバケツの水を勢い良くかける。
古い年を洗い流して、新しい年を迎えようという意味。

大晦日前に部屋の中をお正月用にデコレーションするタイミングで家の中もきれいに掃除する。

■ ルワンダ共和国

毎月最終土曜の午前中は国民全員で大掃除をする日と決まっている。

 

まとめ

「大掃除をしないとバチが当たるかも」

と一種の強迫観念があったりしても、考えてみればバチというのは、自分自身の罪悪感から生まれるもの。

自分自身がOKなら何の問題もないんですよね。

大掃除をするにしても、しないにしても、こまかいことは気にせずにおおらかに新年を迎えましょう!

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