恵方巻きはいつから意味とルール発祥はセブンイレブン?

食べるとき切っちゃダメ・喋っちゃダメ・決まった方向を向いて食べなきゃダメの恵方巻き。節分に食べると縁起が良いとされる太巻き寿司です。最近では「豆まきは豆の後始末が大変だけど、恵方巻きは夕飯の代わりになるから一石二鳥」と、節分は豆まきスルーで恵方巻きで済ませる家庭も。恵方巻きの歴史、調べてみると意外な由来がありました。

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恵方巻きの意味と恵方巻きのルール

今更ですけど、「えほうまき」って読むんですよ。

デパ地下で「けいほうまき、買っていこうか」と恵方巻きを指差しながらイチャついてたカップルがいました。

以下、恵方巻き(えほうまき)とは – コトバンクからの引用です。
https://kotobank.jp/word/%E6%81%B5%E6%96%B9%E5%B7%BB%E3%81%8D-190586

▽—-ここから

節分にその年の恵方(吉方)を向いて食べると縁起が良いとされる太巻き寿司。 丸かぶり寿司、恵方寿司とも呼ばれる。「 縁を断ち切らない」ように切り分けず、無言で願いごとをしながら1本を丸かじりするのが習わし。 七福神にちなみ7種類の具材を巻き込むことが望ましいとされる。

△—-ここまで
 

恵方は毎年変わります。

そもそも恵方とは

「歳徳神(としとくじん)の在する方位」

のこと。

歳徳神(としとくじん)とは方位神の一つで、その年の福徳を司る吉神です。
恵方の決め方は、西暦年の末尾の数字によって決まっているようです。

 
■ 恵方の決め方
 
***0年 ***5年 の方位 乙庚 庚の方位(西微南)

***1年 ***6年 の方位 丙辛 丙の方位(南微東)

***2年 ***7年 の方位 丁壬 壬の方位(北微西)

***3年 ***8年 の方位 戊癸 丙の方位(南微東)

***4年 ***9年 の方位 甲己 甲の方位(東微北)

 

〈恵方巻きはなぜ無言で食べるの?〉

縁を切らないように丸かじり(丸かぶり)するのはわかったけれど、なぜ無言で食べるのでしょう?

食べている間に話したりすると福が逃げてしまうと考えられていたとか、あえて無言という行動に「神事」の意味を持たせたのではないかという意見も。

そういえば祇園祭には「無言参り」という「無事に無言でお参りできたら願いが叶う」とされる舞妓さん・芸妓さんの古くからの風習があります。

 
あと、恵方巻きを食べる時に休んじゃいけないという説もあります。

願い事を思い浮かべながら恵方巻きを黙々と食べ、その上、休んではいけないとは。

大家族だとなかなかシュールな光景です。
 
 

節分に恵方巻きはまだ日が浅い感のある私は関東在住。

この恵方巻き、大阪地方が発祥と言われているけど、実際周りの30代から40代の大阪出身者たちに聞いても「子供の時にやってたよ」ってのは半分もいない感じでした。

ですが、ある時のこと。

二十代の平成生まれ君達と恵方巻きの話題になると結構食べてるじゃないですか、節分に。
地域差のみならず世代間にも違いがあるみたいですね。

節分の日に恵方(吉とされる方角)を向き恵方巻きを食べる習わし、一体いつからあったのでしょう。

ちょっと調べてみました。

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恵方巻はいつから発祥は大阪?その歴史と起源

恵方巻のはじまりは、江戸時代の終わり頃。

大阪の船場で、商人たちが商売繁盛と厄払いの意味合いで立春の前日の節分に「幸運巻寿司」の習慣が始まったとする説があります。

一方、節分は丁度お新香が漬かる時期です。

なので大阪の花街では、お新香を巻いた海苔の巻き寿司を恵方に向かって食べ、縁起を担いだという説もあります。

いずれにしても関西が発祥と考えられているようですね。

 
 
昭和に入った1940年(昭和15年)。
大阪鮓商組合後援会が「節分の丸かぶり寿司」に関するチラシを発行したのをキッカケに大阪の一部地域で定着して風習化されていきます。

1949年(昭和24年)には、大阪鮓商協同組合の理事会が、「土用の丑の日のうなぎの蒲焼」に対抗する販売促進手段として、「恵方巻き」を宣伝することを決定。

寿司業界が販売促進活動のために恵方巻きを利用したんですね。

俗に二八(ニッパチ)と呼ばれる2月8月は、どんな商売も1年のうちで一番客足が少ない時期。

寿司業界が、「恵方巻きは古くからの伝統である」という触れ込みでうたえば、お寿司屋さんの集客手段にもなると目論んだのでしょう。

 
このあたりから少しずつ、

「恵方に向かって巻き寿司を食べて福を呼び込もう!」

というマーケティングが拡がっていきます。

1973年(昭和48年)、大阪海苔問屋協同組合が作製したポスターを寿司屋が共同で店頭に貼り出します。

この時、太巻き寿司のネーミングは「幸運巻ずし」でした。

1977年(昭和52年)に大阪・道頓堀で開催された「海苔祭り」のイベントの1つに、「巻き寿司の丸かぶり早食い競争」がありました。

このイベントがマスコミに取り上げられ、同様のイベントが全国の海苔祭りでも行われるように。

こうして恵方巻きが世に知れ渡ってゆくことになったわけです。

 

恵方巻きはセブンイレブンが名付け親

1989年(昭和64年)。
広島県のあるセブンイレブンの加盟店オーナーが、

「関西には節分に巻き寿司を丸かぶり(丸かじり)して福を呼ぶ習わしがある」

とエリアマネージャーに話したのがきっかけとなって、セブンイレブンは新たなイベントとしてキャンペーンを仕掛けます。

これが一気に全国区の風習となっていった「恵方巻」の始まり。

現在、コンビニやスーパー、デパ地下で売られている「恵方巻き」という名前のルーツはセブンイレブンだったというわけです。

こうして発祥(ルーツ)をたどってみると、伝説や宮中行事から発生した豆まきと違って、恵方巻は商人や業界のビジネス色が濃い風習ですね。

 

まとめ

■ 恵方巻きのルール

その1. 恵方を向いて食べる。

その2.  恵方巻きは黙って無言で食べる。

その3.  恵方巻きは「丸かぶり(丸かじり)」で食べる。

丸かぶり(丸かじり)で食す恵方巻き。

食べやすいように切らなくていいってのは、切り分ける手間を省いただけ、ってのが真相のような気もしなくはないのですが。

どちらにしても、包丁とまな板を汚さないのは喜ばしいことですね。

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