お年玉相場小学生はいくら親戚は誰までいつまで年齢は?

お年玉の相場って結構ムズカシイ。親戚同士で取り決めがある場合はさておき、
可愛がっている小学生の姪っ子や甥っ子、友人の子供には「一体いくらあげる?誰まであげる?いつまであげる?」と悩んでしまうこの時期。出来れば出費は抑えたい、でも折角のお正月みんなどうしてる?世間の相場、お伝えします。

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お年玉相場小学生にいくらあげる?

日本の伝統お年玉。
お年玉の歴史って、もの凄く古くて、特別な意味があるってことを知ったのはもらう側からあげる側になってからのことでした。

〈なぜお正月に子供はお年玉をもらえるのか〉

昔々、日本人の殆どは神様を信じていて、一年の始めのお正月には自分たちの家に神様が訪れると思っていたんですね。
お正月に飾り付けをしたりお供えをしたりするのは、全てこの神様のため。

で、お正月に家にやってきた神様はお供えをしてくれたお礼にその家の人たちに「新しい魂(たましい)」を与えるのです。

神様からもらう新しい魂。
人々はこの新しい魂のおかげで、自分たちがまた1年間を健康に生きていくことができると考えていたわけです。

お年玉というのは、神様からもらった新しい魂のこと。
昔はお年玉とは神様からもらうもので、目に見えないものだったんですね。

それがお金にかわり、子供がもらうようになったのには理由があります。

昔、神様からお年玉をもらえるのは、家の代表の人だけでした。
家の代表は家長、だいたいおじいさんかお父さんです。
そこで、家長は神様からもらった目に見えないお年玉を子供に分ける時に、お金や記念品のような目に見える形にして、子供たちに与えたのです。
これが現在のお年玉の始まりと言われています。

 

〈小学生のお年玉の相場〉

さて、もらう側からあげる側になった今、気になるのはみんなのお年玉相場。
予めお年玉をあげるつもりの状況も、想定外にあげざるを得ない状況も、お正月であればお年玉の出費はしかたありません。

以前、小学生の学年を、低学年(1~2年生)・中学年(3~4年生)・高学年(5~6年生)の三段階に分けて、60人の保護者世代にお年玉アンケートをとったところ、以下の結果がわかりました。

・低学年(1~2年生) 約7割が3000円未満。

・中学年(3~4年生) 約5割が3000円未満。

・高学年(5~6年生) 約4割が5000円未満。

アンケートを集計したところ、
「低学年はお金の価値がまだ理解できない」と考え、お金ではなくプレゼントを渡しているという人が約1割いました。

全体的には、学年が上がるにつれ金額が増えていく傾向ですが、10000円のお年玉を小学生にあげる人は少数派。
親世代ではなく、お爺ちゃん・お婆ちゃん世代からがメインでした。

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お年玉は誰まであげる?

お年玉相場と並んで気になるのは「お年玉は誰まであげるか問題」。
親戚が多い場合や、お付き合いの環境などで、線引きはなかなか難しそうです。

「お年玉は誰まであげたら良いんだろう・・?」

一般的には甥っ子・姪っ子まで。

自分の子供以外では一番身近な小学生の親戚だからかもしれませんね。

ただ、これはあくまで一般のお話で、年が離れて可愛がってる従姉妹がいるとか、親しくしていればあげるケースは往々にしてあります。

〈親戚の集まりがお正月にある時〉

「会ったらお年玉、あげないとマズイかな。。。」

お正月に会うんだからあげないと親にも失礼にあたるだろうか、と思うかもしれませんが、お年玉をあげるのは甥っ子・姪っ子まで、という線引でかまいません。
他の子供にお年玉をあげなかったからといって礼を欠くことにはならないので
安心してくださいね。

「でも、お正月に会うのに何も渡さないのも気がひける。。。」

そんな時は、ちょっとしたお菓子をプレゼントしたり、お年玉予算を500円から1000円くらいにするという方法もあります。

だいたい親戚が多い家の場合は、親戚同士で誰に渡すか取り決めして、金額を合わせておく家族が多いです。
毎年の事なので取り決めができるとベストです。

お年玉は誰まであげるか、気を使うところではあります。
各家庭の考え方、親戚付き合いの深さなどで違ってくるので一概には言えませんが、お年玉って親戚同士・友人同士のお付き合いを円滑にするものにもなります。
お財布に無理のない範囲で工夫できると良いですね。

親戚にお年玉はいつまで期間と年齢の目安

〈お年玉を渡す期間〉

お年玉って具体的に言うと、お正月の何日までを目安にしてあげるものなのでしょう?

お正月の期間中に渡すのがお年玉ですから、

・「三が日」もしくは、

・「松の内(1月7日/地域によっては1月15日)」

の間に渡します。
松の内を過ぎたら、一般的な「お小遣い」としてあげるのが良いと思います。

 

〈お年玉をあげる年齢はいつまでにすべき?〉

財布事情も厳しい昨今、何歳までお年玉はあげるべきなのか年齢の範囲も気になるところです。

お年玉をもらう側の年齢は、

「5才から高校卒業くらいまで」

が一般的。

でも実際周りを見ていると、「20歳まで」「大学生まで」が多いようです。
社会人になるのをきっかけにしてお年玉を卒業するお家がメインですが、このあたりはあげる側が区切りの良いところで止めておくと良いと思います。

ちなみに、社会人になって初めてのお正月、お年玉を今までお世話になった両親にあげたり、これまでたくさんのお年玉をくれた祖父母にあげるケースもよく聞きます。

もともとは目上の人から目下の人に贈るお年玉。
お年玉を卒業するということは、対等な大人の関係になるということかもしれません。

まとめ

お年玉ってあげる側になると微妙に気を使うもの。
平均相場をまとめると、

・小学校低学年:1000~2000円

・小学校中学年から高学年:3000~5000円 

このような平均相場はあっても、
親戚との付き合いや地域によっても金額は微妙に違ってきます。

お年玉をあげる前にそれとなくリサーチをしたり、親同士・親戚同士で「年齢ごとの額」を事前に話し合って決めておけるといいですね。

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