コンビーフって何?そのまま食べられる理由とつまみ向け超簡単レシピ10選

コンビーフって何?そのまま食べられる理由とつまみ向け超簡単レシピ10選

コンビーフって何?

どんなふうに作られてる?

そのまま食べられる理由は?

おつまみ向けの簡単なレシピはある?

その疑問、解消します!

コンビニのニューコンミートとの違い、

4月6日がコンビーフの日の由来、

美味しい食べ方も含めて、

わかりやすくお伝えします。

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コンビーフって何なの?

コンビーフはとても便利な食材です。

なにか一品、加えたいな

すぐおつまみがほしい

と思った時や、チャッチャッと夜食を作りたいときなどの缶詰としては、ツナ缶に引けをとらない優れもの。

コンビニでも売ってますしね。

ツナ缶に比べると、ちょっとお値段がはるのが難点ですが、我が家では必ず常備している缶詰です。

が、恥ずかしながらコンビーフって名前、長いこと勘違いしていたんですよね。

混ざったもののことを「混」っていうじゃないですか。

『混入』とか『コンタミ』とか。

コンタミは「コンタミネーション(contamination)」の略称で異物混入の意味です。

なので、コンビーフは混ぜた物がある肉だから『混ビーフ』というのだと・・・

これって多分、子どもの頃に食べたコンビーフという名前の缶詰が原因していると思うんです。

勘違いといえば、わたしの友人はコンビーフの缶詰を初めて食べるまで、コンビーフの「コン」をとうもろこしの「コーン」だと思っていたと言ってました。

とうもろこしと牛肉が混ざったサラダのような食べものだと思いこんでいたのです。

どちらもコンビーフには申し訳ない勘違いです^^;

コンビーフとは何?

コンビーフは英語で「CORNED BEEF」。

CORNEDは「塩漬けした」という意味。

なので、コンビーフとは「塩漬けした牛肉」のことです。

日本国内で生産されているコンビーフは、塩漬けした牛肉を煮沸して、ほぐしたもの、もしくはそれに食用油脂、塩、調味料などを配合したものになっています

欧米のコンビーフは、日本のように牛肉をほぐした状態ではなく、ブロックのままを指すことが多いようです。

コンビーフは国内でもいろいろなメーカーが販売しています。

地元のブランド牛を使用したものや、最近は、健康志向から赤身を主体としたもの、脂肪分をカットしたものなど、さまざまな商品が市販されています。

一般的なコンビーフには肉のみが使われているのに対して、ポテトが混ぜ合わせられている「コンビーフハッシュ」という食材もあります。

コンビーフハッシュの「ハッシュ」には「混ぜ合わせる」という意味が込められています。

こちらは、TVで特集され大人気の沖縄ホーメルのコンビーフハッシュです。

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缶詰ではなく、パウチタイプ(パック)なので片付けやすく、また、賞味期限が2年近くあるので、防災食品としても重宝します。

もちろん、お味もバッチリ。

有れば便利な一品です。

■ コンビニのニューコンミートとは?

コンビニでも販売されているノザキの「ニューコンミート」は、以前は、『ニューコンビーフ』という名前でした。

ノザキのニューコンミートの表示を見ると、牛肉100%ではなく、「馬肉約80%、牛肉20%以上」となっています。

JAS法(日本農林規格)では「ビーフ」という言葉は牛肉100%じゃないと使えない決まりがあるので、2005年のJAS法改正で『ニューコンビーフ』から『ニューコンミート』に名前が変わったという経緯があります。

前述の、わたしがコンビーフの「コン」を「混」や「コンタミのコン」だと思いこんでいたのは、このあたりにあるようです^^;

ニューコンミートは牛肉の使用量が少ない分、コンビーフに比べると低価格になっていますね。

4月6日はコンビーフの日

4月6日がコンビーフの日というのは知名度的には非常にマイナーかと思いますが、この先ブレイクしないとも限りません。

コンビーフはもともと、イギリス海軍が保存食として作ったものでした。

缶詰のコンビーフが発達したのは、アメリカの南北戦争時(1861年~1865年)と言われています。

日本に広まったのは、戦後、アメリカの進駐軍が持ち込んだことがきっかけです。

日本初の国産コンビーフは、戦後まもない1948(昭和23)年に発売された「ノザキのコンビーフ」。

ノザキのコンビーフに使われている台形の缶は、1875年にアメリカのリビーという会社が特許を取った『枕缶(まくらかん)』と呼ばれる缶です。

その台形の缶、枕缶の特許をリビー社がアメリカで取得したのが、1875年4月6日。

というわけで、4月6日をコンビーフの日としたようですが、他社で丸缶を使ってるコンビーフには関係ないといえなくもないですね。

商魂あれば乗っかるのか、ノザキがあおってイベント化していくのか注目したいところです。

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コンビーフはそのまま生で食べられる?

コンビーフでもニューコンミートでも、缶を開けたらそのまま生で食べることが出来ます

そもそも、缶詰は密封時に高温高圧で加熱処理をしているものなので、正確に言うと「生」ではありません。

昭和世代であれば、テレビドラマ『傷だらけの天使』のオープニングで、主人公オサム役のショーケンがノザキのコンビーフを丸かじりで食べていた記憶があるかも。

最近ではアニメ、『3月のライオン』でも、スミスこと棋士・三角六段の朝食シーンが、『傷だらけの天使』のオープニングを完コピしていて話題になりました。

アニメの中でも、『傷だらけの天使』のオサム同様、スミスはコンビーフにかぶりついています。

そのまま食べても大丈夫な理由

海外でコンビーフというと、塩漬けしただけの生の牛肉を指す場合もあります。

ですが、日本で製造されているコンビーフは、法律で「煮熟(にじゅく)」することが義務付けられています。

煮熟というのは、簡単に言うと煮込むこと。

JAS法によると、「コーンドミート缶詰」又は「コーンドミート瓶詰」を、

「畜産物缶詰又は畜産物瓶詰のうち、食肉を塩漬(せき)し、煮熟した後、ほぐし又はほぐさないで、食用油脂、調味料、香辛料等を加え又は加えないで詰めたものをいう」

としています。

そして、「コンビーフ缶詰」又は「コンビーフ瓶詰」を、

「コーンドミート缶詰又はコーンドミート瓶詰のうち、原料の食肉として牛肉のみを使用したものをいう」

としています。

コンビーフ缶は、缶を密封した後、高温高圧で殺菌してあります。

密封前は煮込んであり、密封後は高温高圧で殺菌してあるコンビーフ缶は、そのまま食べても全く問題ありません

コンビーフを使うおつまみ超簡単レシピ10選!

コンビーフは火を通さずにそのまま食べるのが好きな人もいれば、温めて食べたり、食材として調理するのが好きな人もいます。

このあたりはお好みですが、冬場などは、固くなったりほぐれにくくなってたり、油っこかったりもするので、ちょっと温めて食べるほうがおいしくいただけます。

ここでは、手っ取り早い酒の肴、コンビーフのおつまみをご紹介しますね。

ご紹介する10個のレシピはシンプルなものばかりですが、いずれも我が家の人気レシピです。

1. アルミホイルのコンビーフ焼き

洗い物を出したくない時の我が家の定番、わたしのイチオシです。

コンビーフをアルミホイルの上にあけて、オーブントースターで焼くだけ。

好みの焼き加減に焼き上がったら、アルミホイルごとお皿にのせて、わさび醤油マヨネーズで食べます。

酢醤油と辛子で食べるのもおすすめ、是非試してみてください。

お好みで溶けるタイプのチーズをのせると、激ウマです。

2. コンビーフディップ

器にコンビーフをあけ、クリームチーズ適量とマヨネーズ少々を加えたらひたすら混ぜます。

ディップ状になったら、クラッカーや薄く切ったフランスパンなどに乗せて食べます。

ディップを作る時に、お好みでタバスコを使うと、また美味。

3. ソース味のディップ

コンビーフにウスターソースマスタードを入れて、ディップ状にします。

ウスターソースはちょっと多いかな、と思うくらい入れて、ペーストっぽくするのもおすすめです。

パンやクラッカーに合います。

4. コンビーフマヨ

器にコンビーフをあけて、箸やスプーンの裏などでほぐします。

その上に適量のマヨネーズ、適量の醤油をかけ、ふわりとラップをかけて電子レンジで温めます。

熱々のコンビーフに、七味をかけるのもおすすめです。

5. 卵コンビーフ

コンビーフにマヨネーズとゆで卵を加えてよく混ぜます。

フランスパンや食パン、マフィンやバターロルに挟んで食べます。

パンに挟んでから電子レンジであたためるのもおすすめです。

6. ポテサラコンビーフ

コンビニのポテトサラダにほぐしたコンビーフを加えて混ぜるだけ。

あっという間に美味しいコンビーフ入りのポテトサラダの出来上がり。

7. チーズコンビーフ

コンビーフに溶けるチーズをのせ、ラップ無しで電子レンジで温めます。

表面がぱりぱりになったら出来上がり。

ケチャップをつけて食べると美味しい。

8. 卵かけコンビーフ

コンビーフを器に入れて、電子レンジで30秒ほど温めます。

その上に、生卵を乗せてかき混ぜ、醤油を加えていただきます。

近所の居酒屋の人気メニューです。

9. コンビーフユッケ

コンビーフを器に入れて、電子レンジで30秒ほど温めます。

くぼみを作り、生卵の黄身をのせ、めんつゆをかけます。

10. コンビーフカレー

器にコンビーフをあけてほぐし、その上からお好みのレトルトカレーをかけます。

ふわりとラップをかけ、電子レンジであたためれば出来上がり。

お好みで、パルメザンチーズをふりかけます。

コンビーフって何?そのまま食べれる理由とつまみ向け超簡単レシピ10選 まとめ

コンビーフとは「塩漬けした牛肉」のことです。

日本国内で販売されているコンビーフは、塩漬けした牛肉を煮沸して、ほぐしたもの、もしくはそのあとに食用油脂、塩、調味料などを配合したものになっています。

コンビーフでもニューコンミートでも、缶を開けたらそのまま生で食べることが出来ます。

密封前は煮込んであり、密封後は高温高圧で殺菌してあるコンビーフ缶は、そのまま食べても全く問題ありません。

コンビーフは手間をかけずに、手っ取り早いおつまみに早変わりします。

そのまま食べてもおいしいし、ちょっと手を加えればさらにおいしくなるコンビーフ。

牛肉の旨味がたっぷりなので、野菜と組み合わせて炒めたり煮込んだりしてもとてもおいしいですよ。

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