冬の唇が乾燥して荒れる10の原因!カサカサを繰り返す理由とは?

冬になると唇の乾燥や荒れがひどくなるのはなぜ?

どんな原因があるの?

唇がカサカサを繰り返す理由は?

その疑問、解消します!

唇にリップクリームなどの保湿ケアが必要なわけ、

冬ならではの唇の環境、

唇が荒れる意外な要因も含めて、わかりやすくお伝えします。

スポンサードリンク
  

唇がカサカサを繰り返す理由は?

寒くなってくると気になる唇の乾燥。

リップを塗ってもカサカサを繰り返したり、ひどい時はピッと割れて血が出てしまうことも。

空気が乾燥する冬は、唇の荒れが特に気になる時期ですね。

唇の荒れはつらいだけではなく、口紅がうまくのらなかったり、不健康な印象を与えてしまうので、悩んでいる人はとても多いもの。

でも、唇がカサカサを繰り返すのには仕方のない理由もあるのです。

唇の乾きや荒れの原因とは?

わたしたちの唇って、口紅を塗らなくても、もともと赤い色をしていますよね。

実は、人間の唇は、口唇粘膜の一部がめくれあがってできた部位。

唇というのは、『粘膜』なのです。

唇が粘膜というとちょっと意外かもですが、

もうちょっと具体的に言うと、唇とは口紅を塗る部分だけではなく、口の内部(頬側)と、皮膚の部分(ヒゲの生える)を囲む、輪状の組織のことをいいます。

粘膜である唇には『皮脂膜』がありません。

皮脂膜というのは、皮脂腺から分泌される皮脂(油分)と汗腺から出る汗(水分)によって構成される天然の保湿クリームです。

簡単にいうと、皮膚を守るためにできる皮脂の膜のこと。

わたしたちの皮膚は皮脂膜によってバリア機能が働き、うるおいを保ったり、雑菌から守られているのです。

皮脂膜は天然の保護膜ですね。

皮膚のほとんどには皮脂膜が存在するんですが、

唇には毛穴がなく、汗腺もほとんど存在しないので、皮脂腺も皮脂膜もありません。

そのため、唇は乾燥に弱く、ひび割れや荒れを起こしやすいと考えられています。

粘膜の中でも唇の粘膜は、角層(表皮の一部)がすごく薄いのも特徴です。

角層は、表皮の細胞がレンガ状に積み重なった層のこと。

角層は、肌のもっとも外側にあり、バリア機能・保湿機能という重要な役割を果たしています。

角層が薄いと光が透過しやすいので、真皮の下にある血管(血液)の色を反映しやすくなります。

つまり、

唇の色=血管(血液)の色

というわけです。

血の色が透けて見えるほど薄い粘膜の部位で、なおかつ、天然の保護膜もない唇は、もともとが超デリケートな部位なのです。

超デリケートな部位だけに、少しの刺激でも乾燥して荒れやすくなってしまうんですね。

基本、天然の保護膜(皮脂膜)がない唇には、リップクリームなどの保湿ケアが必要なのです。

冬の唇が乾燥して荒れる10の原因とは?

ただでさえ辛い唇のトラブルですが、冬になるとよりひどく感じるものです。

荒れると食事のときにヒリヒリするなど、ふだんの生活にも影響が出てきますし、周りの視線も気になりますよね。

もともとが超デリケートな唇ですが、

冬になると唇が乾燥する原因は以下のようなものが考えられます。
 

冬の唇の乾燥原因

1. 冬の乾燥した空気

2. 水分不足

3. 唇を舐める癖がある

4. 口呼吸をしている

5. リップクリームなどが合っていない

6. こすりすぎ(摩擦)

7. 紫外線の影響

8. 食生活

9. 体調不良とストレス

10. 病気

 

唇が乾燥する原因を一つずつお伝えしますね。

1. 冬の乾燥した空気

冬に唇が荒れる主な原因として考えられるのは乾燥です。

冬は湿度が低く、外気も乾燥しています。

また、屋内でも、暖房器具の使用で乾燥しがちのため、唇が荒れやすくなります。

冬は、

  • エアコン
  • 暖房器具
  • 湿度の低下

といった唇が乾燥する環境が整っています。

2. 水分不足

身体全体が水分不足になっていると、もちろん唇も乾きを覚えます。

冬の外気の乾燥は、身体からも水分を奪っていくのですが、冬は夏に比べて、水分補給をする回数が減りがちです。

夏と違って、暑さからくる喉の渇きというものはありませんが、冬は思うよりも身体の水分が不足していることが多いのです。

スポンサードリンク

3. 唇を舐める癖がある

唇が乾いた感じがするからといって、舐めるのは絶対にNG!

唇をなめると、唾液が蒸発するときに、一緒に唇の水分までも奪ってしまいやすくなり、より乾燥してしまうのです。

また、舌の刺激もよくありません。

舌で繰り返し舐めるという物理的な刺激が加わると、かえって症状が悪化してしまう恐れがあります。

ふだんから唇を舐める癖がある場合は、せっかく塗ったリップクリームも落ちてしまうので、これもまた乾燥を招く原因となります。

4. 口呼吸をしている

冬に流行するのが風邪やインフルエンザ。

風邪をひいたり、インフルエンザにかかったりで鼻が詰まっている時は、どうしても口呼吸になりがちです。

口呼吸は唇を乾燥させるので注意が必要です。

口呼吸をしてみるとわかりますが、口で呼吸すると、唇の上を空気が通りますよね。

呼吸をするたび、唇は空気に触れて水分が蒸発していくために、水分不足になりやすくなるのです。

5. リップクリームなどが合っていない

当たり前ですが、唇に合わないものをつければ、唇は荒れてしまいます。

リップクリーム、口紅、歯磨き粉など、唇に触れるものが合わないために、唇が荒れてしまっているケースもあります。

6. こすりすぎ(摩擦)

唇に対する摩擦によって唇に負担がかかり、荒れやすくなってしまう場合もあります。

前述のように、唇は皮膚が薄いので超デリケート。

刺激や摩擦にとても弱いのです。

  • 食事後に唇をゴシゴシ拭く
  • メイクを落とす時に強くこする
  • 歯磨きの際に唇に負担をかけている
  • 就寝中に枕や布団でこすれる

また、冬はマスクをする機会も多い時。

マスクをして会話をすると、唇がマスクに触れて、気づかないうちに唇にダメージを与えていることもあります。

7. 紫外線の影響

紫外線は一年中降り注いでいます。

日焼けをするのは肌だけではなく、当然、唇も日焼けします。

肌は気をつけていても、唇まではケアしていない人が多いんですが、水分を奪い乾燥させてしまうのが日焼けです。

冬の乾燥した空気で、紫外線の影響を受けると、唇はダイレクトにダメージを受けてしまいます。

8. 食生活

食べ物や飲み物に触れる唇は食事の影響を受けやすい部位です。

寒い冬は鍋など、暖かい食べ物を囲む機会も多くなりますよね。

もともとデリケートな唇は、熱いものを食べたり、辛いものを食べたりすると、荒れやすくなります。

香辛料を使ったエスニック料理など、刺激の強いものも、唇の負担になります。

また、タンパク質やビタミンB群、ビタミンCなどの栄養が不足すると、皮膚や唇の粘膜を健康に保つことができなくなり、唇が荒れることがあります。

9. 体調不良とストレス

唇は、胃腸の調子が良くないなど、体調によって荒れることもあります。

冬は体調を崩しやすい時期。

食べ過ぎや飲み過ぎなど、食生活の乱れによって胃腸が荒れると、唇も荒れやすくなります。

内臓の不調は、ストレスから来ることもあります。

仕事や生活などでストレスがたまると、体の免疫力が低下してダメージを受けやすくなり、体調を崩し、その結果、唇が荒れるということがあります。

10. 病気

リップクリームなどで保湿ケアをしているにもかかわらず、乾燥や荒れが治まらないという場合は、

口唇炎、口唇ヘルペス、アレルギーなどの病気かもしれません。

荒れている症状が長引く、唇が赤く腫れたり、口角が切れたりするような場合は、ただの乾燥ではない可能性もありますので、早めに皮膚科を受診しましょう。

冬の唇が乾燥して荒れる10の原因!カサカサを繰り返す理由とは? まとめ

唇がカサカサを繰り返すのには理由があります。

粘膜である唇には『皮脂膜』がありません。

基本、天然の保護膜(皮脂膜)がない唇には、リップクリームなどの保湿ケアが必要です。

冬になると唇が乾燥する原因は以下のようなものが考えられます。

1. 冬の乾燥した空気

2. 水分不足

3. 唇を舐める癖がある

4. 口呼吸をしている

5. リップクリームなどが合っていない

6. こすりすぎ(摩擦)

7. 紫外線の影響

8. 食生活

9. 体調不良とストレス

10. 病気
 

屋外も屋内も乾燥している冬は、ちょっとした刺激で唇はダメージを受けてしまいます。

唇が乾燥をして荒れる原因は、ふだんの生活に問題があることもあります。

リップクリームの保湿ケアで乾燥を防ぐだけでなく、唇が乾燥する原因をなくしていくように意識してくださいね。

◇ 荒れた唇のカサカサを治す方法はこちらに詳しく。
冬の唇のカサカサをすぐ治すには?乾燥にリップが効かない時はコレ!

スポンサードリンク