エイプリルフールに嘘をついても良いのはなぜ?由来と起源 4説をご紹介!

エイプリルフールに嘘をつくのはなぜ?

どうして4月1日につく嘘が許されるの?

起源や嘘をつく由来は?

その疑問、解消します!

エイプリルフールとはどんな日なのか、

日本での始まり、

過去の有名な嘘、

最近のエイプリルフール事情も含めて、

わかりやすくお伝えします。

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エイプリルフールとはどんな日?

「4月1日は何の日?」

と聞かれたら、

新年度の始まりと答える人もいるでしょうが、

多くの人は「エイプリールフール」と答えるのでは。

と思うほど、

『4月1日=エイプリルフール』

は浸透してますよね。

エイプリルフールとは?

エイプリルフールとは、毎年4月1日には嘘をついても良いという風習のこと

英語では、「April Fools’ Day」。

エイプリルフールは欧米発祥の風習で、

日本には明治~大正の頃に、

英語の直訳で「四月馬鹿」という名前で広まりました。

英語の「April Fool」は、嘘にだまされた人のことを指します。

エイプリルフールは、世界中に嘘が飛び交う日。

「スパゲッティー畑で収穫が始まった」

とか、

ベタな嘘から笑える嘘まで、

4月1日のエイプリルフールは「嘘をついても良い日」ということで、世界中で広く知られています。

有名なものには、1980年にイギリスのBBC放送がエイプリルフールで流した、

「ビッグベンが老朽化に伴い、デジタル時計に改修。

  時計の長針と短針はオークションへ出されることに」

があります。

4月1日は、

おかたい新聞社がにわかには信じられないような記事を掲載するかと思えば、

職場で寡黙な同僚にかつがれたり、

恋人のイタズラめいた嘘を信じて凹んだり、

嘘とは無縁なマジメ人間が、とんでもないことを言っちゃって周りに心配されたりする。

エイプリルフールとはそんな日です。

最近は、各国のマスメディアや企業が、ここぞとばかりエイプリルフールに1日限りの嘘ネタを提供、発信するのが恒例になっています。

有名企業も本気を出してくるので、エイプリルフールネタを楽しみにしている人も多く、

近頃のエイプリルフールは、ネット上で一番盛り上がる行事ともいえます。

エイプリルフールの由来や起源は?

4月1日には嘘をついても良いいうエイプリルフール。

そもそも、嘘は良くないこととされているのに、

「どうして、嘘をついてもいいの?」

「なぜ、嘘が許されるの?」

と疑問に思いますよね。

気になってアレコレ調べたら、なんと、

不明・・・。

意外にも、エイプリルフールの由来については、はっきりとは分かっていないんです。

ルーツにつては諸説あり、仮説もいくつかあるんですが、

これだ!という明確なものがなく、

どれも確証がないものばかり。

このエイプリルフールの起源について、

特に多く詳しい解説があるのは「フランス説」です。

まずはフランスが由来するという説をご紹介しますね。

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エイプリルフールの由来:フランス説

16世紀の西欧では、3月25日が新年で、

4月1日まで春の祭りを行い、その間はお祝いの期間でした。

ところが、突如、フランスの国王シャルル9世(在位1560年―1574年)が、

1月1日を新年とする暦を採用します。

すると、これに反発した市民が、4月1日を「嘘の新年」と呼んでバカ騒ぎをするようになりました。

これに対してシャルル9世は大激怒、

嘘の新年を祝って騒いでいた民衆を片っ端から捕まえて、次々と処刑していきました。

処刑された中には、まだ13歳の少女も含まれていたといいます。

フランス人はこの事件への抗議の意味を込めて、

そして、この悲劇を忘れないためにも、

その後も毎年4月1日は嘘の新年を祝い続けたのが、エイプリルフールの由来だという説です。

エイプリルフールの由来:インド説

「エイプリルフールの起源はインドにある」

というのも、なかなか説得力がある説です。

インドの修行僧たちは、春分の日から1週間に渡って過酷な修練を行ってきました。

春のお彼岸の時期ですね。

その厳しい修行が終わる日が4月1日。

ですが、悟りの境地から迷いの多い現世に戻ってくると、

悟ったはずの修行僧たちの心の中にも、すぐに迷いが生じてしまいます。

そのことから、4月1日を「揶揄節(やゆせつ)」と呼んでいました。

揶揄(やゆ)とは、「からかう」という意味です。

「つらい修行が無駄になる」

転じて、人に無駄なことをさせてからかうという意味合いです。

揶揄 ⇒ 「からかう」

嘘 ⇒ 「からかう」

人をからかうという繋がりがありますよね。

エイプリルフールの由来:ノアの方舟説

ノアの方舟(はこぶね)の話は有名ですね。

旧約聖書の『創世記』に登場する、大洪水にまつわる物語です。

以下、デジタル大辞泉からの引用です。

ノア‐の‐はこぶね【ノアの▽方舟】

旧約聖書の創世記に出てくる舟。
神が人類の堕落を怒って起こした大洪水に際し、神の指示に従ってノアは箱形の大舟をつくり、家族と雌雄一対のすべての動物を引き連れて乗り込み、そのため人類や生物は絶滅し絶滅しなかったという。

この時、ノアは、彷徨う方舟から陸を探す為に鳩を放ったと言われています。

ですが、鳩は何も見つけられないまま戻ってきてしまいます。

その鳩が戻って来た日が4月1日だったことから、

「無駄な日」「徒労に終わる日」のことを、

『嘘をついていい日』としてエイプリルフールが生まれたという説です。

ちなみに、方舟を作ったノアは、旧約聖書『創世記』に記された最初の人間と言われるアダムから数えて10代目の子孫です。

エイプリルフールの由来:古代ローマのお祭り説

古代ローマでは1年に1日だけ、

『主人と使用人が入れ替わる』

というお祭りが行われていました。

周りを騙して楽しむというこのお祭りから、

エイプリルフールが生まれたとする説です。

エイプリルフールに嘘をつくのはなぜ?由来と言われる4説をご紹介! まとめ

4月1日のエイプリルフールは「嘘をついても良い日」ということで、世界中で広く知られています。

知名度のあるエイプリルフールですが、由来や起源については、はっきりとわかっていません。

代表的なものでは、

  • フランスのシャルル9世の改暦によるもの
  • インドの修行僧の揶揄節によるもの
  • ノアの方舟に由来するもの
  • 古代ローマのお祭りが起源

といった説があります。

最近のエイプリルフールはSNSでは一大イベントで、

販促につなげたい企業やメーカーは心血を注いで頑張っています。

余裕のある楽しい嘘、

人を楽しい気分にさせるような嘘。

エイプリルフールには嘘をつくより、

大掛かりな嘘を見て楽しむ方が面白くなってきました。

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