紫外線の何が悪いの?紫外線の正体と良いところ悪いところ教えます!

紫外線対策って言うけど、いったい紫外線の何が悪いの?UVAとUVBの正体と意味、良いところ悪いところをカンタン解説!日光のメリット・デメリットが判れば太陽の陽射しと仲良く付き合っていけます。健康に有益なこと&有害なこと、わかりやすくまとめました。

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紫外線の何が悪いの?紫外線って何なの?

 
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一年中を通してUV対策(紫外線対策)が必要だと言われる今日このごろ。

私が学生の頃は、日焼けした肌がファッション誌の主流でした。

当時、美白なんて言葉はなく(時代がわかりますね^^)

おしゃれな女の子たちの中には、日サロで適度に灼いている子も珍しくありませんでした。

 
それが今では

紫外線対策は老若男女問わず、年間通してすべきといった風潮です。

そうなると、

 
「いったい紫外線の何がどう悪いのか?」

 
って疑問も湧いてきます。

この機会に、紫外線のメリット・デメリットをシッカリ知っておきましょう!

〈紫外線とは?紫外線の3種類〉

紫外線は、陽射しの強い夏のイメージがあるかもしれませんが、年間を通して降り注いでいるものです。

そもそも紫外線とは何なのでしょうか?

紫外線っていうのは、太陽から放出される太陽光線の成分のひとつのことです。

太陽光線、つまり太陽の光には目に見える光(可視光線)と、目に見えない光(不可視光線)の赤外線と紫外線がありまず。

目に見えない光の紫外線には大きく分けて、3種類あります。

 

紫外線の種類3つ

 
●「UV-A」 → 紫外線A波

●「UV-B」 → 紫外線B波

●「UV-C」 → 紫外線C波

 
以下、UV-AはUVA、UV-BはUVBとして記していきます。

 
紫外線は波長によって、UVA、UVB、UVCにわかれます。

UVというのは、紫外線を英語で言った 「ultraviolet」 の略です。

エネルギーの強さで言うと、

 
C 波 > B波 > A波
 

という順番です。

 
このうちUVCは、地球のオゾン層が吸収するため、地表には届きません

実際に地表に届く紫外線は「UVA」と「UVB」の2種類です。

このことから、一般に市販される日焼け止めはUVAとUVBが考慮されているわけです。

ちなみに、地表には届かないというUVCですが、近年のオゾン層の破壊など、地球環境の影響で、標高が高い山の山頂などではUVCが確認されているという情報を耳にしました。

本来はオゾン層に吸収されてしまうはずのUVCが地表で検出されたというのは驚き。

紫外線についてのシッカリした知識を身に着けたいところですね。

 

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紫外線の良いところメリットは何?

太陽の光はこの地球で暮らして行く上で、なくてはならないものです。

なので、紫外線には良いところも悪いところもあります

紫外線の良い点・良い面、メリットをチェックしていきましょう!

〈紫外線の殺菌効果〉

洗濯物をお日様にあてて干したり、ふきんやまな板を太陽光にさらすことは、昔から続いている先人の知恵です。

太陽の光に殺菌作用があるのは広く知られているところです。

近頃は花粉やホコリを嫌って洗濯物を室内干しにする傾向がありますが、

洗濯物や布団を外に干すと、紫外線の力で洗濯物や布団の中にいる微生物や細菌を殺すことができます。

靴の中の雑菌にも効果的です。

脱臭剤の中には電池を使って紫外線を放出するものもあります。

〈紫外線はビタミンDを生成する!〉

身体は、たくさんの栄養を必要としています。

ビタミンDもそのひとつ。

ビタミンDというのは、カルシウムのバランスを整えるのを手伝ったり、骨の健康を保つのに必要な栄養素です。

ビタミンDには骨や歯の形成を助ける作用があります。

カルシウムの吸収に役立つ成分なので、ビタミンDがないとカルシウムだけ摂取してもあまり効果がないとも言われています。

人がビタミンDを得るには2つの方法があります

食べ物から摂る方法と、日光を浴びて紫外線にビタミンDを作ってもらう方法です。

偏った食生活をしていなければ、魚や卵などの食物からビタミンDを取り入れることができますが、紫外線のUV-B波に当たることで、身体の中でビタミンDを作り出してくれます。

体に必要とされるビタミンDは1日15分程度の散歩で十分得られると言われています。

だからといってUVBをたくさん浴びても、ビタミンDは必要な量以上は生成されません。

毎日、適量浴びるのが良いのです。

〈紫外線のメリットは太陽のメリット〉

紫外線は太陽の光。

あたたかいお日様の陽射しでもあります。

太陽の光は気分を明るくしてくれたり、人間の生体リズムの調整に役立っているのは知られているところですよね。

太陽の光を浴びると、セロトニンという物質が体内で分泌されるといわれています。

セロトニンっていうのは、うつ病の人に不足しがちだとされる神経伝達物質のひとつ。

ドーパミンやノルアドレナリンなど、感情に関する情報を管理して、整える働きをします。

太陽の光を浴びて、セロトニンが生成されると気分の安定をもたらせてくれる効果が期待できます。

植物にとっても太陽はとても重要。

太陽の光で光合成をして、花や果実の美しい色合いも太陽のお陰で色素の合成ができるのです。

陽射しを浴びるメリット、紫外線の良いところをまとめてみました。

 

■ 紫外線の良いところ

・明るさ

・殺菌

・光合成

・花や果実の色素合成

・ビタミンDの生成

・カルシウムの吸収促進

・生態リズムの調整(体内時計を整える)

・血行や新陳代謝の促進

・気分の爽快感
 
・緊張をほぐす

 
 

紫外線の悪いところデメリットは何?

太陽の光である紫外線は、有益でもあり、有害でもあります

暮らしになくてはならない太陽の陽射しは、人間に役立ってる反面、悪い影響を及ぼすものでもあります。

〈紫外線が肌に与える影響〉

2005年、母子手帳から「日光浴」という言葉が消えて、「外気浴」になったのは、紫外線の肌への影響が強いことがわかってきたからです。

赤ちゃんの皮膚は、未熟で敏感です。

大人の皮膚よりもずっと薄いので、赤ちゃんへの悪影響が懸念されてのことだと思います。

紫外線は、長時間浴びるとシミ・そばかすなどの色素沈着を助長し、皮膚細胞を傷つけて老化を促す原因になります。

〈紫外線の目への影響〉

昨今の紫外線対策を見ていると、肌への注意の他に、目のケアとしてサングラスも奨励されています。

目の中にある水晶体はものを見るためのレンズですが、紫外線吸収フィルターの役割もあるのです。

最近増加している老人性白内障は、長年の間に吸収したUVAとUVBが主な原因といわれています。

〈紫外線のデメリットは太陽のデメリット〉

普段の暮らしの中で、紫外線は毎日ちょっとずつ蓄積されるため、「美容」に大きく影響します。

この日常生活の中の紫外線は、「生活紫外線」や、「環境紫外線」と呼ばれています。

注意しなければいけないのは、

紫外線は毎日浴びることによって、身体の中に「蓄積」されるということ。

蓄積されてゆく紫外線が、老化促進の原因になっているというのが定説です。

■ 紫外線の悪いところ

・日焼けを引き起こす

・皮膚がんを誘発

・肌の老化(シミやシワ)

・白内障を誘発

・物の色を退色させる

・物の劣化損傷を促進する

・熱中症を起こす

 

まとめ

太陽光線の一つ、紫外線には良いところも悪いところもあります

お日様の光は地球上にはなくてはならないもの。

心身の健康や身体づくりの面からも紫外線は不可欠です。

紫外線のメリット・デメリットを理解して、仲良く付き合う方法を考えられるといいですね。

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