11月20日はピザの日!記念日の由来とピッツア・マルゲリータの関係

11月20日がピザの日なのはなぜ?

記念日になった由来は?

ピッツア・マルゲリータとの関係って?

その疑問、解消します!

ピザの日が制定された趣旨、

ピザの日に深くつながるイタリアの王妃、

ピッツア・マルゲリータの由来も含めて、

わかりやすくお伝えします。

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11月20日はピザの日!

子供も大人もみんな大好きなピザ

熱々焼きたてのピザはたまらないおいしさですよね。

たっぷりチーズにいろんな具材をのせて、お好みにアレンジできるのもピザの魅力のひとつ。

毎年11月20日は『ピザの日』です。

実は『ピザの日』は過去に2度、同じ11月20日に制定されているという、ちょっと変わり種の記念日です。

日本国内の記念日の認定と登録を行っているのは、「日本記念日協会」という民間の団体なのですが、

一番最初に『ピザの日』を日本記念日協会に申請したのは、印刷業界大手の凸版印刷株式会社でした。

日本記念日協会に認定されて1995年(平成7年)に制定されています。

印刷会社とピザの組み合わせってちょっと意外ですよね。

いったいどんなつながりがあるのかとアレコレ調べてみましたが、

「イタリア文化を日本にも強く根付かせるため」

とか、

「ピザをイタリア文化のシンボルとしてPRするため」

といった理由で制定した(らしい)、

というところまではわかったのですが、明確な理由や動機はわかりませんでした。

動機というと何やら事件みたいですが^^;

会社名で登録しているからには、おそらくは凸版印刷株式会社がピザ関係の仕事を請け負った関係で、といったような由縁ではないかと勝手に推測しています。

凸版印刷株式会社の次に、11月20日をピザの日として日本記念日協会に申請したのはピザの業界団体が1994年(平成6年)に設立した「ピザ協議会」です。

「ピザを広くPRする」

という趣旨のもと、2013年(平成25年)8月5日に認定されています。

現在ではこのピザ協議会が中心となって、ピザの消費拡大を目的として『ピザの日』の普及を推進しています

なぜ、いずれも11月20日をピザの日として選んだのでしょう。

それにはちゃんと理由がありました。

ピザの日の由来とピッツァ・マルゲリータ

『ピザの日』が11月20日になったのは、イタリアの王妃と関係があります。

イタリアの代表的な料理といえば、ピザを思い浮かべる人も多いと思いますが、ピザ発祥の地はナポリと言われています。

そして、ナポリピザの定番といえば、「ピッツア・マルゲリータ」。

ピッツァ・マルゲリータはトマト・モッツァレラチーズ・バジルを用いたシンプルなピザです。

トマトの赤・モッツァレラチーズの白・バジルの緑がイタリア国旗を表しているとされ、イタリア料理でも定番中の定番です。

というより、ピッツア・マルゲリータはピザの代表格、世界的に知名度があるピザの種類です。

このピザの名前の由来となったのが、19世紀にイタリアを統一したサヴォイア家の王妃マルゲリータです。

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彼女の名前はマルゲリータ・マリア・テレーザ・ジョヴァンナ・ディ・サヴォイア(Margherita Maria Teresa Giovanna di Savoia)といい、

芸術文化の普及に取り組んだり、女性の識字率を高めるための活動をしたり、慈善活動にも貢献するなどして、当時の国民から非常に人気の高かった人物と言われています。

そして、その王妃マルゲリータの誕生日が11月20日だったことから、11月20日を『ピザの日』に選んだというわけです。

王妃の名前がピザにつくなんて、どんないきさつがあったのか気になるところですよね。

由来には諸説あるのですが、広く知られているのは1780年頃に創業したナポリのピッツェリア(Pizzeria)の話です。

ピッツェリアというのは、主にピッツァ(ピザ)を提供するイタリア料理店のことで、専門のピザ焼き職人がピッツァを焼くお店です。

ある時、ピッツェリアがナポリを訪れたウンベルト1世とマルゲリータ王妃夫妻を迎えるため、

イタリア国旗の赤(トマト)・白(モッツァレラチーズ)・緑(バジル)を表現したピッツアを作って献上したところ、王妃マルゲリータがたいそう気に入りました。

以来、トマト・モッツァレラチーズ・バジルを用いたピザに「ピッツァ・マルゲリータ」と命名、そのマルゲリータが日本をはじめ世界に発信されるようになったのです。

この命名をしたのが店側だという説と、王妃マルゲリータ自らだという説もあるようですが、

いずれにせよ、きっかけとなった王妃マルゲリータに感謝の意をこめて、11月20日の彼女の誕生日を『ピザの日』にしたんですね。

「ピッツア・マルゲリータ」はシンプルな食材を使っているにもかかわらず、とても味わい深い美味しさがあります。

王妃マルゲリータもピザとなって世界に名を残すとは、思ってもみなかったでしょうね。

ちなみに、マルゲリータ(Margherita)はイタリア語でヒナギク、またはフランスギクのことを言います。

ヒナギクはイタリアの国花でもあり、ヨーロッパではとても人気のある花です。

11月20日はピザの日!記念日の由来とピッツア・マルゲリータの関係 まとめ

宅配ピザなどでもわたしたちに馴染みの深いピザ。

毎年11月20日は『ピザの日』です。

『ピザの日』は過去に2度、凸版印刷株式会社とピザ協議会によって同じ11月20日に制定されているという、ちょっと変わり種の記念日です。

ピザの本場、ナポリで親しまれている不動のトップは、トマトソース・モッツァレラチーズ・バジルのシンプルな具材の「ピッツァ・マルゲリータ」です。

赤・白・緑のコントラストが、イタリア国旗と同じことから、19世紀のイタリア王妃のマルゲリータが気に入り、これに由来して名づけられました。

『ピザの日』が11月20日になったのは、「ピッツア・マルゲリータ」の名前の由来となった王妃マルゲリータの誕生日だからです。

最近は日本でもピザ職人の焼いた本格的なピザが食べられるピッツェリアが増えてきました。

ピザの日には、由来となった王妃マルゲリータの「ピッツァ・マルゲリータ」をいただくのも楽しい記念日になりますね。

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