うなぎの蒲焼うな重うな丼を英語で!蒲焼の由来も英語で説明してみた

日本独自のうなぎの蒲焼は外国人から「何ソレ?」と聞かれることばかり。うな重とうな丼、うなぎにまつわる英会話の例文を紹介。土用の丑の日も簡単英語で解説。食べ物の話は盛り上がります。海外の方に日本料理うなぎの魅力を是非英語で説明してみましょう。

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うなぎの蒲焼を英語で言うと?

日本人にとって馴染みのあるうなぎの蒲焼、外国人にもファンが多いんですよね。

A Unagi is “eel” in English.

うなぎは英語で「eel」です。

外国の人に「うなぎの蒲焼き」を英語で説明する時は、

「grilled eel」

「broiled eel」 

で通じます。

「broil」は、直火で焼く時に使う単語です。
 cf.[broil:直火焼き、網焼き、炙り焼き]

 
Eel is said to be a stamina-giving food.
うなぎはスタミナ食と言われています。
 

We have a custom of eating eel on a hot day in the summer to gain energy in Japan.
日本では、精力を付けるために、夏の暑い日にうなぎを食べる習慣があります。
 

Grilled eel is a popular dish throughout the year.
うなぎの蒲焼きは年間を通して人気の食べ物です。

 
※「土用の丑の日」は、日本の暦に基づいた丑 (ox) の日のことなので、英語にすると「midsummer day of the ox」 という表現があります。

Every year, we eat grilled eel on a midsummer day of the ox.
毎年、夏バテしないために土用の丑の日はうなぎの蒲焼を食べます。

 

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うな重とうな丼を英語で言うと?

外国人に

 
「うな重ってどんなもの?」
 

と訊ねられたら、

 
「Grilled eel on top of white rice with eel sauce.Eeel sauce is sweet teriyaki sauce.」
 

といった感じでしょうか。

「うな丼」は、「bowl of rice with eels」でOK。

アメリカではうな重は結構定着していて、「Unagi don」とネーミングしてるところもあるようです。

タレも「teriyaki sauce」じゃなくても、そのまま、「eel sauce」で通じることも。

〈うな重とうな丼の違いとは?〉

日本では基本、用いる食器が丼であれば「うな丼」、重箱なら「うな重」とすることが多いです。

ただ、これは店舗や地域によって区別も様々なのが実情です。

「うな重」の定義を、器ではなく、うなぎが重なった状態の鰻重ね(うながさね)としているところもあります。

鰻重ね(うながさね)というのは、ご飯とうなぎの蒲焼をサンドイッチ状(=挟む)にして、表面のうなぎの下のご飯の下に、更に蒲焼が入り合計二枚の蒲焼が入ったもの。

要は、うなぎの蒲焼が二段になっているんですね。

また、店によっては、うな重よりもうな丼を安価にして差別化しているところもあります。

〈うな重とうな丼の違いを英語で言うと?〉

上述のように、うな重とうな丼の違いに決まったルールがあるわけではなく、ザックリ言うとお店次第と言った感じです。

なので、うな重とうな丼を外国の人に説明する時は、どちらもうなぎの蒲焼がご飯の上に乗っているものが前提ってことで良いんじゃないかと思います。
 

・うな丼:an eel bowl / a bowl of rice with eel など

・うな重:an eel box / a box of rice with eel など

 
「うな丼」も「うな重」も日本独自の料理なので、ピッタリ当てはまる英語はありません。

他にもいろんな言い方があると思います。

■ うな重とうな丼の違いを英語で言うと

Usually, una don is served in a bowl , and una jyu is served in a square box.

基本的に、どんぶりに入っているのがうな丼で、四角い箱に入っているのがうな重です。
 

Generally, una jyu is served with more eels and the quality of eels is often better.

一般的に、うな重の方が量が多かったり、うなぎの質が良かったりします。
 
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うなぎの蒲焼の由来「蒲」を英語で説明すると?

先日、イギリスの友人にうなぎの蒲焼の「蒲焼」の意味を訊ねられ、拙い英語力の私は四苦八苦。

 
「What kind of food is Kabayaki?」

「Kabayaki? Eel?」

「Yes. Eel Kabayaki」

「Kabayaki is charcoal-broiled eel. Generally, it is basted with a mixture of soy sauce, sugar, sake, and mirin.」

「あ~は~ん」

「(だからぁ)Broiled eel in sweet soy sauce 、ブロイルド・イーゥー・イン・スウィート・ソイソース!」

「I see, then, 知りたい、カバヤキのカバ、ワッツ?」

 
急に日本語になるなよ・・・

蒲焼の「カバ」なんて、私も知らんよ。

仕方なく蒲焼の由来を調べてみると、

 
「うなぎを丸ごと縦に串に刺して焼いた形が蒲(がま)の穂に似ていたことからこの名があるとされている」出典:蒲焼きとは – コトバンク
 

蒲の穂ってコレです。

蒲の穂

うなぎの蒲焼の「蒲」の字は「蒲の穂」のことだということはわかったけれど、うなぎの蒲焼とは似ても似つかす。

写真で見る蒲の穂は、さばかれる前の「うなぎ」本体には似ている気がします。

で、いろいろ調べていくと、うなぎの元々の調理法が今と違うことがわかりました。

うなぎの身を開いて焼くようになったのは江戸時代。

それ以前は、うなぎを縦に串に刺し、それをそのまま丸焼きにしていたんですね。

ガッテン!

うなぎそのままの姿が蒲の穂に似ているということなんですね。

ちなみに、蒲(がま)を焼く「がま焼き」が「かば焼き」なったのは、なまったからだと言われています。

蒲焼の由来にはコレ以外にも諸説あり、焼いた色が樺(かば)の樹皮に似ているからというのもあります。

樺(かば)の樹皮は無視して、カバヤキのカバにこだわるイギリス人には蒲の穂の写真を見せながら、こう言いました。

 
「Because a plant called gamanoho(蒲の補) resembled an eel, it was named kabayaki」
 

あとになって、英語が気になったので調べていたら、こんな例文を発見。

 

その形が「蒲の穂」に似ていたことから蒲焼の名がついた。

The shape of this food looked like ‘the heads of cattails,’ and therefore it was named kabayaki. – Wikipedia日英京都関連文書対訳コーパス

 

蒲の穂って「heads of cattails」って言うんですね。

cattail:【植物, 植物学】 ガマ

「キャティゥ」と発音します。

それにしても、蒲焼の由来を英語で説明する同じニーズがあるんだなぁとちょっと嬉しくなりました。

まとめ

うなぎにまつわる語句にはこのようなものがあります。

うなぎのかば焼き:broiled eel / grilled eel

うな丼:an eel bowl / a bowl of rice with eel など

うな重:an eel box / a box of rice with eel など

土用の丑:midsummer day of the ox

 

寿司だけではなく、「うなぎ」は日本独特の文化の1つです。

日本発信のうなぎの食文化、うなぎの蒲焼で海外の方との会話が盛り上がりますように。

Shall we go eat eels for lunch today?

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