浴室にカビが発生するのはなぜ?
掃除してもすぐに浴室にカビが生える原因は?
浴室のカビを防止するには?
その疑問、解消します!
繰り返す嫌な黒カビ、
繁殖する理由と原因がわかれば、お風呂の黒カビは防げます。
具体的な対処法をわかりやすくお伝えします。
浴室にカビが発生するのはなぜ?
ちゃんと掃除しているはずなのに、タイルの目地やゴムパッキンに黒カビが!
気持ちよく使いたいお風呂でカビを見つけるとガッカリしますよね。
カビにはいろいろ種類がありますが、お風呂場にいるカビは「黒カビ」です。
きれいに掃除をしていても、なぜ黒カビは発生してしまうのでしょうか?
黒カビとは?
黒カビは黒い色をしたカビの総称です。
カビの種類は少なく見積もっても3万種は下らないと言われてますが、家の中で見つかる黒いカビの殆どが、「クロカワカビ」と呼ばれるカビです。
この黒カビは、結露の多いところに生えるカビとしては代表的な菌種です。
空気中に漂っているカビの中で、最も存在割合が高いと言われています。
黒カビはなぜ発生するの?
もともとは土壌に潜んでいる黒カビですが、土から飛散して空気中を漂い、家の中のさまざまな場所に菌糸を伸ばし繁殖するのです。
そもそも黒カビとは、キノコや酵母などと同じ菌類の生物です。
菌類というのは、他の生物やその遺体などから吸収によって養分を獲得して成長します。
空気中を漂っているカビの胞子はどこからともなくやってきます。
浴室、壁、衣服、野菜やおまんじゅうなど、家の中のいたるところで、さまざまなものに取りつき、繁殖していきます。
そして、菌糸と呼ばれる糸状の細胞を伸ばして、取りついたものの表面に広がり、また胞子を飛ばして、新たな繁殖先を増やすのです。
こうして書くとちょっとホラーですよね。
なので、
もし、浴室以外にも家の中のあちこちで黒カビが多く見られる場合は、大元の汚染源が室内のどこかにある可能性があるということです。
黒カビに害はあるの?
黒カビ自体が毒を生産するということはないようですが、喘息やアレルギーの原因になるとされています。
浴室にカビが生える原因は?
カビの胞子は風に乗って、空気中を浮遊しています。
24時間、カビの胞子はそこらじゅう飛んでいて、
わたしたちは常に胞子を吸って生活しているわけです。
「家の中で一番カビが生えやすい場所は?」
と聞かれたら、浴室と答える人が圧倒的に多いと思います。
そして、多くの人が、浴室にカビが生える理由を
「湿度が高いから」
と認識しているかもしれません。
実は、カビが生えるには湿度の問題だけではないのです。
カビが育つ条件とは?
カビは、「栄養」「温度」「湿度」「水」の4つの条件が揃い、「空気」があると繁殖します。
ということは、お風呂場はカビにとって最適な場所ですよね。
- 栄養:カビの養分となる人の垢や皮脂、石鹸カス
- 温度:20度以上30未満
- 湿度:70%以上
- 水:壁や床、棚やシャワーカーテンなどにかかった水滴
栄養というのは、浴室で体を洗った時の皮脂や石鹸の泡などが、壁や扉などあちこちに飛び散り、残ってしまったもののこと。
それらが、カビのエサ(栄養)になってしまうのです。
温度は、入浴の際にお湯を使うので、当然浴室内の温度が上昇します。
浴室の湿度については説明するまでもないですね。
浴室のカビを防止するには?
カビが繁殖する条件は「栄養」・「温度」・「湿度」・「水」プラス「空気」。
逆にいえば、カビが育つ条件の、
「栄養」「温度」「湿度」「水」「空気」のうち、一つでも欠けるとカビは繁殖できないということです。
お風呂場の空気の管理は無理ですが、順番に、できる対策をお伝えします。
カビの栄養を断つ対策
カビが好む栄養(皮脂や石鹸カス、髪の毛など)を残さないように、お風呂上がりに、壁や床をシャワーで流します。
POINT!
入浴前に、あらかじめシャワーで壁や床に水をかけておくと、体を洗う時に飛び散る皮脂や垢などが付着しにくくなります。
温度は水シャワーで下げる?
よく、カビ対策として
「お風呂上がりに風呂の壁や床を水のシャワーで流す」
と言われます。
これは浴室内の温度を下げ、カビが繁殖しない環境を作り出すことが目的。
でも実際、この効果は疑問です。
カビは5~45℃で発育し、25℃~28℃で盛んに繁殖します。
屋内の環境にもよりますが、水シャワーをした後でも、徐々に浴室内はカビが発育・繁殖しやすい温度になっていきます。
ただ、上述のカビの「栄養」を残さないためにシャワーで洗い流すのは効果的なので、その意味も含めて最後に水シャワーで流すのはいいと思います。
湿度を下げる対策
浴室内の湿度を下げる方法です。
- お風呂が乾くまでしっかり換気する
- お風呂上がりに、タオルで水を拭き取ったり
スクイージーで水を切る - 浴槽のお湯を残すときはフタをする
浴槽にお湯や水をためている場合、フタをするのは湿度を上げないために有効ですが、ひとつ注意点があります。
フタをすることでフタ自体が湿度にさらされるため、カビや嫌な「ピンクのヌルヌル」が発生しやすくなります。
フタの掃除も心がけてくださいね。
水を残さない対策が重要
お風呂場でカビが一番目につくところってどこでしょう。
カビは色んな場所に発生しますが、
とりわけ浴槽と壁や床の間を埋めるシリコーン部分、
ドアのパッキン部分、
浴槽の蓋、天井などに多くみられます。
ユニットバスなら、シャワーカーテンがつきやすいですね。
こういった場所に共通しているのは、
「水が溜まりやすい場所」
ということです。
溜まった水滴が多ければ多いほど、カビ発生のトリガーになると言えます。
換気扇を回すことで、浴室内の湿度は下がりますが、溜まった水はすぐには乾きません。
カビの発生を防止するには、浴室内の溜まった水を拭き取って、カビの生える場所をなくす事が肝心です。
我が家では、お風呂上がりにスクイージーで水を切ったあと吸水タオルで拭いています。
忙しい時はスクイージーだけでも十分効果がありますよ。
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まとめ
お風呂の頑固な黒カビ。
黒カビは低温・乾燥に強いので、予防が大切です。
そもそも浴室は、湿度が高く、比較的、高温になりやすい環境です。
カビは、そのような環境を非常に好み繁殖しやすいのです。
カビが育つ条件は「栄養」「温度」「湿度」「水」プラス「空気」。
これらをカットすることでカビの繁殖を防げます。
一日の汚れを落とす場所だからこそ、浴室はきれいにしておきたいものですね。