足湯の効果と効能とは?
足湯を自宅で簡単に行うやり方は?
冷えとり対策に効果的な足湯の方法はあるの?
その疑問、解消します!
半身浴より超楽ちん、
部屋の中で服を着たまま手軽に出来る足湯の驚きの効果、
効果アップのポイントをわかりやすくお伝えします。
足湯の効果と効能とは?
はじめて足湯を経験したのはマッサージ店でした。
あまりの気持ちよさに、マッサージはいらないんじゃないかと思うほど(笑)
服を脱がなくても靴下だけ脱げば入れるという足湯のお手軽さ。
それ以来、温泉地で見かければホイホイとつかりに行き、エステでは足湯コースにはまり、自宅でも足湯をするようになりました。
足湯にはどんな効果があるの?
足湯とは、バケツや桶などにお湯をはって足だけ入浴すること。
冷え取りやダイエットに効くとか、日本ではで近年ブームになったような印象があるかもですが、紀元前から利用されていたというくらい長い歴史があります。
どうしてそんな昔から利用されていたのかというと、答えはシンプル。
気軽にできる健康法だからです。
血行が悪かったりすると脚がむくんでしまう経験、ありますよね。
そうなると、足には老廃物が溜まってしまいます。
足は第二の心臓といわれるくらい大切な場所。
足に老廃物が溜まってしまうとますます血行が悪くなり、病気のもとになってしまう可能性があります。
足湯で足を温めることによって血行が良くなります。
血行が良くなることで血の巡りが良くなり、全身を温める効果が期待できます。
- 血行が良くなり、老廃物が排出される
- 血液が全身を巡るので体温が上がる
- 血管が開き、血液が流れやすい状態になる
風邪などでお風呂に入れないときでも、熱めの足湯につかることで身体全体を温める効果を得ることができます。
足湯は気軽に利用できるだけでなく、健康のためにも非常に役に立つとされています。
免疫機能の向上
足湯につかる習慣があると免疫力をアップさせる効果があるということもわかっています。
免疫力とは. 免疫とは体内で発生したガン細胞や外から侵入した細菌やウイルスなどを常に監視し撃退する自己防衛システムのこと。
免疫力は、風邪の抵抗力やアレルギー体質などにも関わってきます。
吉田佳代著・白澤卓二(医学博士・医師)監修「足を温めると健康になる」という書籍によると、足を温めることで得られる効果は51項目もあるとされています。
足のむくみの改善
足のむくみの原因のひとつは血流の悪さ。
人間の体で不要になった水分は、血液の流れによってリンパ管や静脈に戻り体の中をめぐるのですが、血流が滞るとこの水分もがうまく流れずに溜まった状態になります。
体が足湯で温まると血管が広がって血流が良くなるので、下半身の血液循環の改善が期待できます。
体が温まると、ふくらはぎや足に溜まっている老廃物や不要な水分がしっかりと回収されてむくみが改善されます。
冷えの緩和
一度足が冷えると、靴下をはいてもこたつに入ってもなかなか温まらない、ということもあるかと思います。
人間の体は心臓から血液を全身に送り出してくれているのですが、足はその心臓から最も遠い場所にあるため最も冷えやすい部分なのです。
足の冷えを取るには入浴も効果的ですが、全身を温める入浴の場合、足が芯まで温まるまでお湯につかっていられない、ということもあります。
そこで、足湯です。
足だけを重点的に温めてあげることで全身が温まってきます。
足は血の流れの折り返し点。
足湯で血の流れの折り返し点である足を温めることで、血液が温まり流れが良くなるので体温が上がり、冷え性の改善が期待できます。
デトックス効果
デトックスとは体内の老廃物や毒素を取り除くこと。
体の中に老廃物や毒素などが溜まってしまう原因は血流が悪いことと関係があります。
血の巡りが悪いと老廃物が詰まってしまうこともあります。
足湯で血流を良くすることによって、肝臓が効率よく働き、老廃物が肝臓で解毒されて排出されやすくなります。
肩こり・腰痛・頭痛・生理痛の緩和
肩こり・腰痛・頭痛・生理痛の原因に血流が悪いことも挙げられます。
足湯で血行を良くすると、痛みや重みが軽減するケースが多く報告されています。
足湯を自宅で簡単に行うやり方
足湯は、少ないお湯でできるため、思い立ったらすぐ行うことができます。
時間も15分程度と短いので、帰りが遅くなった日でもサッとできるのが嬉しいところ。
足湯を行う専用のグッズも販売されていますが、洗面器やバケツがあれば足湯は簡単に行えます。
足湯に必要なもの
足湯専用の桶も販売されていますが、お湯を入れても大丈夫なものならおうちにあるバケツなどでも十分使えます。
足湯の目安は足首が隠れる程度。
冷え性がひどい場合は、できればふくらはぎの真ん中くらいまでくる容器がおすすめです。
お湯がこぼれてもいいように、容器の下にはタオルを敷きます。
もう1枚は終わった後に足を拭くタオルになるので、バケツの横か手の届くところに置いておきます。
■ 足湯をするのに用意するもの
- 足湯の容器:耐熱性のバケツや洗面器
- さし湯を入れる保温容器:ポット、水筒、ケトルなど
- バスタオル2枚
- ひざかけ
- 飲み水
- 靴下
- 温度計
- 時計
足湯のやり方
足湯は足のくるぶしより少し上までをお湯に浸けて身体を温めます。
足湯は服を着たまま、自宅でバケツにお湯を入れて、足をつけるだけで楽しめます。
■ お湯の温度はどのくらい?
足湯は、42度~45度くらいのお湯で行います。
普段のお風呂よりちょっと高すぎるように感じられますが、足湯に使うお湯は浴槽のお湯よりも量が少ないので、冷めやすいのです。
なので、少々高めくらいがちょうどいいです。
足をつけて間もなくすると肌が温度に慣れてきて、お湯がぬるく感じることもあります。
その場合は、差し湯をしてお湯の温度をあげます。
お湯の温度は42℃くらいをキープします。
お湯に浮かべる温度計も販売されているので、お湯の温度が気になる場合は使ってみると良いと思います。
冬場は意外と早くお湯が冷めてきます。
素早く42℃に戻すために、差し湯は熱いお湯(80度以上)を用意しておくのがおすすめです。
■ 足を15分~20分ほどつける
用意ができたら椅子に座ってお湯に足をつけます。
このとき、冷え予防でひざ掛けやバスタオルでお湯に入れていない足の部分をおおうと寒くなりません。
大きなひざ掛けがあればバケツごとスッポリおおうと、お湯が冷めにくく足全体も温まります。
足湯の最初は熱く感じるかもしれませんが、すぐに慣れます。
何度か差し湯をしながらお湯の温度は42℃くらいをキープ、そのまま15分~20分ほど足をつけておきます。
この間、水分を摂るのがおすすめです。
ネット上では、『足湯20分休憩15分×3回』が推奨されていますが、これは結構たいへん。
わたしもやってみましたが、合計2時間近くかかる足湯はよっぼど気力のあるときでないと出来ません。
差し湯も何度も沸かし直し、出たり入ったりと慌ただしく精神的にもつかれてしましました。
サッとできるのが足湯のよいところ。
普段は一回20分を目安でよいのではと思います。
『足湯20分休憩15分×3回』は時間のある時に楽しむといいですね。
■ 終わったらすぐに靴下をはく
水分を適当に摂りながら、20分ほど経ったら足を丁寧にふき、温まった足が冷えないように靴下を履きます。
足に水滴が残っていると気化熱で冷めやすくなるので、水分は足の指の間までシッカリふき取ります。
拭いたらすぐに靴下を履いて保温します。
■ 足湯を行う頻度は?
足湯は毎日やっても大丈夫。
冷え体質の場合は、継続して毎日やった方が体質改善になるとされています。
足湯をして気持ちが良い場合、朝晩や朝昼晩と行ってもかまいません。
冷えとり対策に効果的な足湯のやり方
冷え取りの場合、足湯効果のさらなるアップには、足湯をしたあとに足の裏やふくらはぎをマッサージすることです。
足の裏やふくらはぎをもみほぐすことによって、血液の循環はますます高まり、体の機能アップにもつながります。
また、お風呂で使う入浴剤やバスソルト、アロマオイルを使えば、さらにリラックス。
リラックスすることで足湯効果を高めることができます
足湯の準備や後片付けがシンドイときは
思い立ったらすぐに出来る足湯ですが、お湯の準備や使い終わった足湯グッズの後片付けはしなければなりません。
疲れている時や体調が思わしくないとき、体力がない場合は、準備すらシンドイものです。
少量の水(コップ 1杯分:約100mL)で足を温めることができるスチームフットスパも販売されています。
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足湯の効果と効能すぐに自宅で出来るやり方と冷えとりに効果的な方法まとめ
足湯は、バケツや桶などに42度~45度くらいのお湯をはって足だけ入浴すること。
気軽に出来る健康法なので、紀元前から利用されていたというくらい長い歴史があります。
足湯の効果は
- 血行が良くなり、老廃物が排出される
- 血液が全身を巡るので体温が上がる
- 血管が開き、血液が流れやすい状態になる
足湯の効能は、
- 免疫機能の向上
- 足のむくみの改善
- 冷えの緩和
- デトックス効果
- 肩こり・腰痛・頭痛・生理痛の緩和
が期待できます。
冷え取り対策には、足湯をしたあとに足の裏やふくらはぎをマッサージするとより効果的。
足湯にはたくさんの健康効果があり、バケツなどの容器さえあればいつでも、どこでもすぐに始められます。
家にあるもので簡単にできるというのも嬉しいですね。
足湯をするときのポイントは、うっすらと汗をかくまで行うこと。
古くから伝わる手軽な健康法の足湯、是非取り入れてみてくださいね。