バレンタインデーといえばチョコレート。愛をこめて告白、なんて盛り上がるのは高校生くらいまででしょうか。社会に出ると本命チョコより、上司や同僚に贈る義理チョコ友チョコ世話チョコに頭を悩ませていませんか?せっかくなら受け取る相手の喜ぶ顔が見たいもの。感謝の気持ちを伝えるための義理チョコ選びのポイント、お伝えしまーす。
義理チョコ友チョコ本命チョコ他には?
日本のチョコレートの年間消費量の約2割がこの日に消費されると言われるほどの国民的行事、バレンタインデー。
女性が男性にチョコレートを贈ると同時に愛の告白をするという「日本型バレンタインデー」が、定着したのは1970年代後半頃。
当時は「本命チョコ」一本の時代です。
やがて、このチョコ&愛の告白という主要目的以外にも、すでに交際中の恋人同士・結婚している夫妻・憧れの男性や女性に贈るケースや、上司や同僚、友人などの恋愛感情を伴わない相手にもチョコレートを贈る「義理チョコ」という習慣が定着してきました。
今ではバレンタインデーのチョコレートの呼び名は多様化、「本命チョコ」「義理チョコ」のみならず、贈る人ともらう人の関係によって変わる呼び名が次々と定着してきています。
ちょっとおさらいしておきましょう。
・本命チョコ
「日本型バレンタインデー」のデフォルト。
女性が男性に愛情の告白として贈るチョコレートのこと。
・義理チョコ
女性から男性に贈るチョコレートの中でも、「恋人ではない」ことが大前提。
職場の同僚や友人へのプレゼントとして贈られるチョコレートのこと。
・友チョコ
友達同士で贈り合うチョコレートのこと。
・逆チョコ
男性が女性に愛情の告白として贈るチョコレートのこと。
「日本型バレンタインデー」の逆の意から。
・マイチョコ(俺チョコ・自己チョコ・自分チョコ)
自分で自分のために購入して楽しむチョコレートのこと。
・ご褒美チョコ・姫チョコ
マイチョコ(俺チョコ・自己チョコ・自分チョコ)と同義。
マイチョコよりも自分へのご褒美というニュアンスが強い。
・ファミチョコ
家族(男女問わず)に贈るチョコレートのこと。
・ユリチョコ・ホモチョコ
同性に愛情の告白として贈るバレンタインチョコレート。
女性から女性へ贈るものはユリチョコ、男性から男性へ贈るものはホモチョコという。
恋愛感情が伴わない同性間のやり取りに使う場合も。
・世話チョコ
お世話になっている人に贈るチョコレートのこと。
・ファンチョコ
芸能人に贈る贈るチョコレートのこと。
他にも、
会社の男性に贈る社交チョコ(シャコウチョコ)など多様な呼び名を耳にします。
様々なチョコにこんがらがってきました。
そもそもチョコって何っだったけ?
思わずウイキペディアでチョコレートを確認。
義理チョコ不要派にも感謝の気持ちを言葉で
「義理チョコもらっちゃったよ、ホワイトデーどうしよう?」
と思いっきり面倒臭がっていた友人。
義理チョコ不要派の彼にどう面倒なのか理由を聞いてみると、
「儀礼的なやりとりなんて、お金と時間の無駄遣いだろ」
とのたまう。
確かに気乗りのしないやりとりなら無駄に他ならないわけで。
「でも女の子からすれば、“いつもありがとう” って気持ちがあっての義理チョコなんだよね」
「ただ配ってるだけにしか見えなかったぜ」
「本音はわかんないじゃん」
「ホワイトデーアピールに見える子もいるし」
「それはそれで職場のコミュニケーションが深まるでしょうが」
「そーゆーもんかよ…」
言葉にしなきゃ伝わんないんだなー、
と思ったバレンタインの義理チョコエピソードです。
人によっては面倒だと感じてしまう義理チョコ。
正直、無理もない一面もあります。
男性にとって「義理」とは、
“つきあい上しかたなしにする行為”
というイメージが先行してしまうのではないでしょうか。
「義理で参加する」とか、仕事がらみでよくありますよね。
で、こちら側は「感謝の気持ちをこめて」贈る義理チョコなんですが、
ストレートに
「義理チョコで~す」
と言われて渡されたりすると、
相手の男性側は本能的に「お返しをしなければ」と思ってしまい、煩わしくなってしまうのかも。
手渡しの時に言葉で、
「いつもありがとう」
「これからもよろしくね」
と伝えたり、
「毎日○○さんに癒されてます!」
といったような、
あなただけの一言メッセージを付けて渡すと感謝の気持ちが伝わりやすいですよ。
義理チョコ予算と相場で選ぶ購入ポイント
義理チョコはいくらぐらいのものがベストだと思いますか?
私の経験から言うと、
・本命と勘違いされない金額
・お返しを負担に思わせない金額
まずは、この2点を踏まえることが大切。
あとは、義理チョコ友チョコの場合、職場環境や友人関係で複数個用意することになりますので自分のお財布と相談ですね。
だいたい一箱300円台~1000円台が相手にも自分にも負担の少ない金額だと思います。
お世話になっているからと高額なチョコを渡すと、
「これって本命?」
と相手を悩ませてしまうことにも。
ハッキリ義理とわかる一箱300円台~1000円台のチョコがオススメです。
義理チョコを贈る相手が多い時は、手作りクッキーなど、大量に作って小分けにできるものにすると一人あたりのコストを下げることができますよ。
〈義理チョコ友チョコ選びのポイント〉
デパートのバレンタイン特設会場などで売られているチョコレートは「要冷蔵」のものもあります。
職場や学校などで配るのであれば保管に手間がかかるものはやめること。
常温でも保存可能のものにしましょう。
また、義理チョコは皆が大量に用意するもの。
当日が近づくにつれ、値段が手頃なものからどんどん売り切れになっていきます。
追加在庫を仕入れるような商品ではありませんから、売り切れの心配をするくらいなら、早めに購入して間違いありません。
既製品のチョコレートであれば、殆どの賞味期限は数ヶ月先です。
〈義理チョコ友チョコはどこで買う?〉
義理チョコ友チョコの購入先はスーパーのバレンタイン特設会場がオススメです。
ブランドチョコからウケ狙いチョコまで、多くの客層に対応できるよういろいろ揃えてありますし、ラッピング用品も販売している場合もあります。
まとめ買いをするならスーパーのバレンタイン特設会場が穴場ですよ。
まとめ
・目安は300~1000円。
・常温保管ができるものにする。
・まとめ買いならスーパー特設会場で買う。
・贈る時・渡す時は感謝の気持ちを一言添えて。
バレンタインデーは日頃の感謝を伝える良い機会。
どうせ贈るのなら「義理」などと言わず、「感謝」の気持ちを「言葉」にして職場の人や友達にチョコレートを贈ってみませんか。
こういうイベントは乗っかってしまうほうが楽しめるもの。
お互いが感謝しあえる素敵なバレンタインデーになるといいですね。