正月太りになる理由と原因は?
正月太りとむくみは違うの?
正月太りの予防に運動より効くものってある?
その疑問、解消します!
毎年繰り返してしまう正月太り、
原因は食べ過ぎだけではありません。
ポイントを絞った予防対策で、楽しいお正月を過ごしましょう。
正月太りになる理由と原因は?
毎年毎年繰り返す正月太り。
わかっているのに繰り返してしまう正月太り、原因はお正月の食べ過ぎだけではありません。
正月太りといっても、実際のところ、12月に入った時点で否応なく太りやすい環境におかれているのです。
この12月からの生活が正月太りの基礎を作っていきます。
12月は忘年会シーズン。
宴会料理やパーティ料理、普段とは違う外食の機会が増えます。
忘年会がひととおり終わる頃にはクリスマス。
クリスマスから年越しはケーキにお肉、年越しそばにおせちと、ひたすら美味しいものを食べ続けています。
お酒を飲む機会も増えますし、お酒を飲まなくても余分なソフトドリンク
を飲むことにもなります。
こうなるとどうしたってカロリーを過剰摂取してしまいがちです。
そうして、慌ただしく過ぎる12月をダーッとこなした大晦日以降、正月明けはどこへも行かず、
「自宅でみかんやお菓子を食べながらテレビを見て過ごすのが幸せ」
というサイクル、入ってませんか。
お正月ということで、朝からアルコールやカロリーの高い飲み物を飲んでいるかもしれません。
日が沈みかけた頃には、またもやビールやワインが登場するかもしれません。
朝からダラダラしている上に、おせちやお正月のごちそうを食べつつ、お雑煮を食べることも多いでしょう。
いつもは食べない時間に不規則に食事をとったり、加えてみかんや甘いお菓子を食べていたら、いつも食べている量をはるかに超えています。
初売りだといって出掛けても、帰りにはまた何か美味しいものを買ってきて食卓に並べる。
このように食べて動かない生活を続けていると、当然、ツケとして体重が増えます。
正月の三が日も過ぎたあたり、
「なんか体が重いんですけど」
「やだ、お腹が出てる」
「脚がむくんでパンパン」
恐る恐る体重計に乗ってみると、『想定外の体重増加』となるわけです。
いわゆる正月太りと言われるものですが、女性の7割が正月太りの経験があるといいます。
その原因も、こうして12月からお正月にかけての暮らしをたどっていくと一目瞭然です。
食べて・飲んで・寝て。
食べて・飲んで・寝て。
不規則に食べながら、実際のところ、ほとんど動かないのではないでしょうか。
うたた寝つきで人生の楽しみを味わっていると、結果として、『食べ過ぎ・飲み過ぎ・運動不足』になり、あなたの体重もシッカリ増えるわけです。
正月太りとむくみは違うの?
体重の増加もさることながら、顔や足首や足の甲、ふくらはぎが張った感じになっているのであれば、いわゆる「むくみ」の可能性もあります。
- 起きるとシーツの跡が顔に残っている
- マスクのゴムの跡が顔につく
- 靴下の跡が残る
- 下着の跡がいつもより体に残る
などなど、普段なら気にすることもなく消えてしまうような跡が、体に長く残ってしまってませんか。
むくみは、血管から滲み出でた水分が皮膚の下の組織に通常より多く存在する状態です。
このようなむくみの原因として、年末年始の塩分や糖質の過剰摂取、水分の取りすぎ、そして運動不足があげられます。
たとえば、年末年始にすき焼きを食べる家も多いかと思います。
すき焼きは、甘辛く味付けしたタレでいただきますよね。
お正月のおせちには、甘い味付けの品が多くあります。
すき焼きやおせちなど、日本料理の砂糖と醤油と出汁で構成されている味付けには、大量の砂糖と塩分が入っています。
美味しいご馳走には、普段の食事よりも塩分や糖分が多く含まれています。
さらに、濃い味付けが好きな場合は、それによって喉が渇いて、水・ジュース・ビール・日本酒などがどんどん進みます。
塩分の摂りすぎと運動不足が重なると、血行が悪くなりリンパの流れが悪くなります。
そうなると、体内は老廃物や水分が同時に溜まっている状態となります。
この状態が「むくみ」です。
水太りとも呼ばれますが、このむくみの症状であれば、脂肪がついて体重が増えたのとは異なります。
もし、正月太りがむくみからきているものなら、無理なダイエットを行わなくても普段の生活に戻れば、徐々に解消して、やがて体重も元に戻ります。
正月太りの予防に運動より効くのは?
正月太りを予防する一番の方法は
「食べ過ぎないこと」
です。
当たり前ですが、食べ過ぎなければ太らないわけです。
ですが、これがなかなかムズカシイ(笑)。
宴会やクリスマスパーティー、年末年始の身内・親戚での集まりの時に、お料理に手をつけないというのはその場をシラケさせてしまいますよね。
おすすめは、「食べるものを選ぶ」方法です。
おせちは食べるものを選ぶ
おせち料理なら、カロリーの低いものを中心に食べると、多少量を食べても太ることはありません。
■ おせち料理高カロリーランキング
1位:煮しめ(1人前 約310kcal)
2位:ぶりの照り焼き(1人前 約210kcal)
3位:栗きんとん(2粒分 約170kcal)
■ おせち料理低カロリーランキング
1位:数の子(2切れ 約20kcal)
2位:紅白なます(1人前 約40kcal)
3位:かまぼこ(2切れ 約40kcal)
始めは、たたきごぼうや紅白なます、酢れんこんなどの野菜を食べ、そして、昆布巻き、数の子、お煮しめなどをいただきます。
カロリーが高いものは、野菜など血糖値を急に上げないものを食べた後にいただくのがおすすめです。
日常の食生活から逸脱しない
「12月だから」「クリスマスだから」「お正月だから」と理由をつけて、日頃の食事生活から逸脱しないことも重要です。
楽しいからといって食べすぎない・飲みすぎないことを普段から心がけます。
お正月のあいだも、雑煮のお餅は半分だけにする、デザートや菓子類はなるべく控える、というようにしないと自分で自分を許して、どんどん食べ続けてしまうことになります。
率先して家事をする
汗をかくような運動をする必要はありませんが、こまめに立ち上がって動き回りましょう。
掃除機をかける、洗濯物を干す、食器を洗う、食べたお皿を下げる、など率先して家事をすると結構な運動量になります。
また、家の中の移動だけでも、血液の足へのうっ血が防げます。
うっ血というのは、血液の流れが悪くなり、とどこおってしまうこと
血液の足へのうっ血は、血液が固まってしまう血栓症の原因にもなります。
よく言われるエコノミー症候群です。
血栓症は動き回ったり、足首を動かしたり、テレビを見ながらストレッチ運動をしたりといったことで防げます。
足をさすったり揉んだりマッサージするのも効果的。
ただ寝ているだけでは太る一方であり、血栓症の恐れもあるのです。
面倒がらずに、日常の家事をこなすだけでも体にとっては運動になります。
ダイエットだと思って、こまめに動くことを心がけるといいですね。
正月太りになる理由と原因予防法のまとめ
12月からの生活が正月太りの基礎を作っていきます。
忘年会・クリスマスから年末年始にかけての『食べ過ぎ・飲み過ぎ・運動不足』。
それに加えて、お正月に「食べて飲んで寝て」を満喫してしまい、体重が増えるのが正月太りです。
食べて動かない生活を続けていると、当然、ツケとして体重が増えます。
体重の増加がむくみが原因の場合は、無理なダイエットを行わなくても普段の生活に戻れば、徐々に解消して、やがて体重も元に戻ります。
正月太りの予防策は、
- 食べすぎない
- 日常の食生活から逸脱しない
- 率先して家事をする
正月太りを予防する一番の方法は「食べ過ぎないこと」。
気持ちに任せて食べていたら、その後に待っているのは正月太りです。
寒さで動くのも億劫になりがちですが、初詣などに出かけるのも良い運動になりますよ。
正月太りの予防策を肝に命じて、素敵なお正月を過ごしてくださいね。