桃の節句のお祝いにお返しは必要?
初節句の内祝い・お返し相場は?
贈る時の注意点は?
内祝いのマナーとは?
その疑問、解消します!
お祝いの席を設けない場合の対処法、
祖父母に贈る時のポイント、
お礼状のメッセージの文例も含めて、わかりやすくお伝えします。
桃の節句のお祝いにお返しは必要?
女の子のお祝い、3月3日の桃の節句(上巳の節句)。
親は、生まれた子供が健やかに成長するように、幸せな人生を送れますようにと、あたたかな思いを込めてひな人形を飾ります。
生まれてはじめてのひな祭りは『初節句』ということで、両家の両親からひな人形をもらったり、親戚や知人からお祝いをいただくことがあります。
この初節句のお祝いへのお返し、どうするべきなのか悩むところですよね。
初節句のお祝いへのお返しはどうするの?
基本的には、桃の節句のお祝いにお返しをする必要はありません。
生まれて間もない、収入源のない女の子へのお祝いなので、お返しは必要ないと考えるのが一般的だからです。
なので、お祝いを贈ってくれた相手も、お返しがあることを期待してはいないのです。
■ お返しの代わりはお祝いの席を
桃の節句の場合、お返しをする代わりに、お祝いの席を設けて食事に招待をすることが、お返しをしたと同様に考えられます。
初節句は、健やかに成長する我が子のお披露目会でもあります。
節句を祝う食事会などを催すのであれば、節句祝いをくださった方々をご招待することでお返しとなるのです。
もし、手ぶらで帰っていただくことを心苦しく思うのなら、お土産にお赤飯やお菓子を用意するのも良いと思います。
桃の節句ということで、お赤飯の代わりに桜餅など桃色のお菓子を選ぶ人も多くいます。
両方の両親など、ごくごく親しい身内の少ない人数でお祝いするのなら、自宅でホームパーティ形式で行うことをおすすめします。
アットホームな感じも良いですし、何より子供が泣いても、周りを気にしなくて良いので、ママたち大人も気が楽ですよ。
デリバリーを上手に利用すれば、準備や後片付けも楽になりますね。
初節句の内祝い(お返し)の相場は?
内祝いというのは、一般的にお祝いをもらった時のお返しのことをいいます。
本来、内祝いというのは、お祝いごとのあった家が、その幸せを、ご近所や親戚などの親しい人たちと分かち合うために贈るもの。
つまり、幸せのおすそわけですね。
そのため、お祝いをいただいていない方にも贈ることも多くあります。
話がちょっとそれてしまいました。
ここでは、桃の節句のお祝い事に、お祝いをしてくれた人にお返しするという意味での『内祝い』です^^。
初節句の内祝い・お返しが必要な場合とは?
前述のように、初節句の場合は、お祝いの席に招くことがお返しなんですが、最近は特にお祝いの席を設けない場合も増えています。
家の都合や地域の風習などで、初節句のお祝いの席を設けないケースもあります。
また、お祝いを贈ってくれた相手が遠方に住んでいる場合や、食事会に都合がつかない場合もあるかと思います。
そういった、お返しとなる席に招くことができなかった時に、代わりにお返しとして内祝いを贈ります。
初節句のお返しの金額は?
食事会でお返しをしなかった場合は、いただいたお祝いの額の3分の1から半額程度の祝い菓子や品物をお返しするのが丁寧です。
初節句の内祝いマナーとは?
初節句の内祝いのお返しの品を贈る場合は、できればお礼状と写真を一緒に贈ると、より丁寧なものになります。
メッセージカードの文例
親しい間柄へのお礼状は、正式な手紙ではなく、簡単なメッセージカードでかまいません。
写真も同封する場合は、あまり堅苦しくしないほうが、親近感を持ってもらえます。
■ メッセージの文例
この度は、長女○○の初節句に際し、心のこもったお祝いをいただき、ありがとうございます。
おかげさまで、同封させていただいた写真のように元気に育っております。
ささやかではございますが、心ばかりの内祝いを贈らせていただきました。
時節柄、くれぐれもご自愛くださいませ。
お返しをするタイミングは?
内祝いを贈る時のマナーとして、まずは、お返しをするタイミングを外さないことが大切です。
女の子の初節句は3月3日の桃の節句、ひな祭り。
品物でお礼をする場合は、3月のうちにお返しをするのが一般的なマナーです。
桃の節句のお返しにふさわしい贈り物は?
お返しとして贈る品物に特に決まりはありません。
一般的には『お菓子』や『タオル』などの実用品、『商品券』や『ギフトカタログ』などが好まれるようです。
あまり親しくない場合は、『お菓子』や『タオル』『洗剤』などの消耗品でお返しするのが無難です。
『商品券』でお返しする人も多くいますが、金額がはっきりわかるので、親しい身内以外にはおすすめしません。
金額を知ってもらいたい時にはいいですね(笑)。
桃の節句は女の子が主役のお祝いですから、名前入りの和菓子、洋菓子や記念写真などといった、記念に残るお返しをした方が、お祝いをくれた相手方の心にも響きます。
お返しの表書きは?
内祝いとしてお返しをする際には、紅白5本の蝶結びの熨斗(のし)を使います。
表書きには「内祝い」、もしくは「節句内祝」「初節句内祝」と記します。
桃の節句の内祝いは、子供がもらったご祝儀のお返しですよね。
なので、名前は「桃子」「春奈」といったように子供の名前を書きます。
地域によってはフルネームを入れるところもあるので、購入するお店で聞いてみるといいですね。
高価な内祝いをくれた祖父母には?
双方の両親にとっては、目の中に入れても痛くない可愛い孫の初節句となれば、相当奮発したお祝いをいただくこともあります。
「金額に見合ったお返しを用意しなければ」
と思うかもですが、当人たちはお返しを考えてお祝いしてくれているわけではありませんよね。
高額なお祝いだからといって、お返しの金額にはこだわらず、感謝の気持ちがこもったお礼をするのがおすすめです。
たとえば、両親から雛人形をいただいたのであれば、雛人形と子供を一緒に撮った記念写真をフォトフレームに入れて贈るなどすると、とても喜ばれます。
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会うことが少ない遠方に住む両親であれば、誕生してから桃の節句までの写真をアルバムにして贈るのも良いと思います。
おじいちゃん・おばあちゃんにとっては、孫の健やかな成長こそが宝。
可愛い孫の写真は何よりのお返しになりますよ。
桃の節句のお祝いにお返しは必要?初節句の内祝い相場とマナーとは?まとめ
基本的には桃の節句のお祝いにお返しは不要です。
桃の節句の場合、お返しをする代わりに、お祝いの席を設けて食事に招待をすることが、お返しとなります。
会食を設けない場合や、お返しとなる席に招くことができなかった時には、代わりにお返しとして内祝いを贈ります
食事会でお返しをしなかった場合は、いただいたお祝いの額の3分の1から半額程度の祝い菓子や品物をお返しするのが丁寧です。
お返しの品を贈る場合は、できればお礼状と写真を一緒に贈ると、より丁寧なものになります。
品物でお礼をする場合は、3月のうちにお返しをするのが一般的なマナー。
娘の初節句ともなると、内祝いも初めてで不安になるかもですが、節句祝いをいただいたら、失礼のないように対応することが両親の役目です。
簡単なマナーを守れば、親戚関係も円滑になります。
お返しをするタイミングなどを参考に、桃の節句のお返しを乗り切ってくださいね。