ガラスコップやグラスのくすみやくもり汚れが落ちない原因は?
汚れを落とすにはどんな方法があるの?
その疑問、解消します!
ちゃんと洗っているのに乾くとくもりが残る理由、
酸性とアルカリ性の使い分け、
より汚れを落とすコツも含めて、
わかりやすくお伝えします。
ガラスコップやグラスのくもり汚れはどこから?
毎日使うコップやカットグラス、おもてなし用のワイングラス、などなど、
生活に欠かせないガラス製のコップ。
いざ飲み物を飲もうと何気にグラスに目をやると、なぜだかくもってる、このくすみはいったい何?
「ちゃんと洗っているはずなのに、くもりやくすみが気になる!」
ってことありますよね。
せっかくの美味しい飲み物も、コップやグラスが汚れていたら台無し。
コップやグラスはいつもきれいにしておきたいもの。
普段、しっかり洗っていても、ガラスコップやグラスにくもり・くすみがついてしまうのには、ちゃんとした理由があるのです。
ガラスのコップの洗い方は、汚れの原因によって異なります。
グラスのくもりやくすみ汚れの原因は?
グラスのくもり・くすみ汚れの大半は、水道水の中に含まれるカルシウムや塩素が固まって出来た水垢や、油分や牛乳などのタンパク質によるもの、茶渋、細かい傷などが原因です。
- 水垢
- 油分
- 茶渋
- 細かい傷
原因によって対処法が違ってきますので、まずは、くすんでいるグラスのくもりの原因を見分けるのがポイントです。
■ 水垢の見分け方
前述のように、水垢の正体は、水道水に含まれるカルシウムや塩素などの成分。
グラスが全体的に白っぽくくすんでいる、もしくは、凹の部分が特にくもっているような場合は、水垢が原因の可能性が高くなります。
■ 油分の見分け方
牛乳などのタンパク質や、手垢、口紅やリップクリームの汚れなどです。
グラスが全体的にくすんでいる場合もありますし、フチの部分がくもっていたりします。
見落としがちなのは、冬場などハンドクリームを使っている時。
中をしっかり洗っても、外側も結構油分が付着しているものです。
■ 茶渋の見分け方
緑茶や麦茶・ほうじ茶、紅茶やコーヒーの茶渋は、黄色や茶色といった色がついているので、すぐに見分けられますね。
■ 細かい傷の見分け方
細かい傷は、ぱっと見ではよくわからないかもです。
水垢・油分・茶渋の落とし方を試して、それでもくもりやくすみが取れない時は、グラスについてしまった細かい傷が原因と考えられます。
洗う時のスポンジが硬かったり、指輪をつけたまま洗ったり、収納する時にグラスを重ねることでも傷がつくことがあります。
残念ですが、傷がついてしまったコップを元に戻すことは無理です。
グラスの汚れを落とす超簡単な方法
ガラスコップやグラスの汚れの原因の見当がついたら、原因ごとの落とし方でくもり・くすみを取っていきます。
原因に合わせて対処すれば、汚れはスッキリ落とせます^^
いずれの方法も、コツはすすぎにはお湯を使うこと。
お湯は熱湯である必要はありません。
熱いな、と感じる程度(50℃くらい)のお湯ですすぎ、しっかり乾燥させます。
くもり・くすみが水垢の場合は?
水道水中に含まれるカルシウム成分が原因の汚れはアルカリ性のもの。
なので、酢やクエン酸などの酸性成分で落とせます。
■ 酢水を使って
くもったグラスを、10倍くらいの酢水に1時間ほど浸けておきます。
酢:1/2カップ(100cc)に対して、水:900ccくらいが目安ですが、適当で大丈夫です。
その後、お湯ですすぎ完全に乾かします。
くもり・くすみの程度が軽い場合は、ふきんに酢を少量たらし、グラスを直接拭いても効果があります。
酢の匂いは次第に蒸発してゆきます。
■クエン酸を使って
スプレータイプのボトルにクエン酸水(水とクエン酸を混ぜたもの。分量は説明書に準じて)を作り、グラスにスプレーします。
食器洗い用スポンジで優しく洗った後、お湯ですすぎ完全に乾かします。
汚れがひどい場合は、クエン酸を直接、食器洗い用スポンジにつけてグラスを優しく磨きます。
その後、お湯ですすぎ完全に乾かします。
酢と同様に、クエン酸水に浸け置きする方法もあります。
クエン酸:大さじ1に対して、水:1リットルくらいが目安です。
こちらは食用にもできる純度の高いクエン酸です。
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くもり・くすみが油分の場合は?
油脂や牛乳などのたんぱく質は酸性です。
なので、アルカリ性の重曹で落とすのが効果的です。
重曹は、食品になるほど身体に優しいものですが、研磨作用もあるので、頑固な汚れ落としに向いています。
■重曹を使って
重曹は小さな結晶の集まりで、研磨剤代わりになります。
ですが、食器洗い用スポンジにつけると、スポンジの中に重曹の粒が入り込んでしまうので、汚れにあたらなくなってしまいます。
重曹を使う時は、スポンジの代わりに、ラップを丸めたものを使います。
1.コップを一度水で濡らす。
2.コップの中に重曹をひとつまみ入れる。
3.ラップを丸めたもので重曹をコップ全体に広げながら磨いていく。
4.お湯で洗い流す。
5.完全に乾かす。
といった順番です。
■ハイターの漬け置きは?
ハイターもアルカリ性なので、効果があります。
浸け置き漂白は説明書に従って行ってください。
凹凸のあるカットグラスなどには便利です。
個人的には、クエン酸や重曹の方が、安心できます^^
くもり・くすみが茶渋の場合は?
茶渋には、ガラスの表面を傷つけない程度の研磨効果がある「塩」を使うのがおすすめです。
塩の粒がクレンザー的な役目をしてくれます。
台所にある塩でコップの輝きが戻るのは嬉しいことですよね。
また、重曹も同様に、クレンザー的な研磨作用で落とすことができます。
重曹を使う時は前述のように、ラップを丸めたものを使ってくださいね。
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ガラスコップのくもりは原因別に落とす!落ちないグラス汚れにはコレ まとめ
グラスは洗い物の中でも汚れが少ないので、軽く洗って終わりといった扱いになりがちです。
ですが、水道に浄水器(簡単な物で充分)を付けたり、食器を洗うスポンジとグラスを洗うスポンジを分けるなどすると、グラスのくすみ・くもりの予防になります。
ガラスコップやグラスのくもりやくすみ汚れの原因は主に以下の4つ。
- 水垢
- 油分
- 茶渋
- 細かい傷
水垢のカルシウム成分はアルカリ性なので、酢やクエン酸などの酸性成分で落とせます。
油脂や牛乳などのたんぱく質は酸性なので、アルカリ性の重曹で落とすのが効果的です。
茶渋は塩や研磨効果のある重曹を使うと取れます。
重曹を使う時は、重曹の粒が入り込まないラップを丸めて使うのがポイントです。
ちょっとしたコツでグラスはきれいに蘇ります。
ご紹介した汚れを落とす方法は、陶器やプラスチック製品にも使える対処法です。
ぜひ試してみてくださいね。