成人式に行こうかどうしようか迷ってる?
理由はぼっちだから?
それともお金の問題?
式典の参加に悩んでいるお悩み、解消します!
成人式が祝日にある理由、
成人式に出席する意味、
成人式に行かない時の思い出の残し方も含めて、
わかりやすくお伝えします。
国民の祝日に成人式をやる意味
喫茶店で買ったばかりのミステリーを読んでいたら、
隣席から今年成人式と思しき女子たちの会話が聞こえてきました。
聞くつもりはなかったんですが、
彼女たちの声で本に集中できなくなりついつい。
「マジ行かないの、成人式」
「行かない、てか正直ちょっと迷ってるけど多分無理」
「なんで行かないの?うちは親が張り切ってるから行かないなんてあり得ない」
「なに張り切ってんの?」
「振り袖だよ。おばあちゃんが作ってくれたから」
「あー、そゆこと。でもメンドくない?◯子たちに会うかもだよ」
「え、それ考えてなかった。やだ、一生会いたくない」
「でしょ」
どうやら苦手な友人グループに遭遇するのがイヤらしく、
次第に彼女たちの会話は成人式に行くデメリット探しに。
行かなくて済むための理由を探す気持ち、わかります。
まー生きている限り誕生日は毎年やってきますが、
成人式は一生に一度のことですからね。
彼女たちと同じように成人式に行こうかどうか迷ってるあなた。
今日は成人式の出席の有無を決断出来るようなヒントをお伝えしたいと思います。
成人式が祝日という意味
当たり前のことなんですが、成人の日って祝日になってますよね。
仕事の業種によってはお休みじゃない人もいますが、学校はお休みです。
節分や桃の節句(ひな祭り)は祝日じゃないから学校は平常モード。
成人式は元日(1月1日)やこどもの日(5月5日)と同じく祝日なので学校がお休みになるわけです。
この祝日っていうのは、国が「国民の祝日に関する法律」(祝日法)の第二条 で定めたものです。
この法律の中で、成人の日は
「おとなになつたことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」
とされています。
前後しましたが、「国民の祝日に関する法律」の第一条にはこう書かれています。
このように国民の祝日というのは、単なるお休みじゃないんですね。
毎年1月の第2月曜日に行われる成人式、各地の模様は全国ニュースでも目にします。
成人式は、この日を境に「大人」として扱われることを、みんなでお祝いをして、感謝して、記念にするという「場」の役割をでもあります。
私の成人式は1月15日でした。
成人式は1999年までは1月15日と定められていましたが、
ハッピーマンデーの導入によって、1月の第2月曜日になったのです。
ハッピーマンデーっていうのは月曜日を祝日として3連休を作る制度のことです。
週末を利用できるので、住民票がある地元の成人式に出席したい人や、家族で集う人などには3連休は何かと都合がいいですね。
大人はいくつから?いくつになったら大人?
いい年をして大人になれない大人は星の数ほどおりますが、
大人とされる年齢は法律で決まっています。
最近では、欧州の国々のように日本でも18歳から成人にした方がいいという考えが議論されていますよね。
これは改正公職選挙法の成立によって選挙権を得る年齢が18歳に引き下げられたことを踏まえてのことです。
世界の成人年齢を見ると、アメリカは州ごとによって違いますが、ヨーロッパの主要国であるイギリス・ドイツ・フランスは18歳。
中国・ロシアも18歳で、世界の主流は18歳が成人です。
上述の祝日法による成人の日、
「おとなになつたことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」
ここには特に年齢に関しての規定はありません。
一方、現在の民法の第4条には
「年齢二十歳をもって、成年とする」
という規定があります。
今は20歳以上の年齢の人を成年(成人)とされていますが、数年後には改正して18歳に引き下げるという動きが活発化しています。
18歳成人はほぼ世界水準ですが、高校卒業と共に社会的責任を担うことになるのは、自分の体験からいうと大変そう。
年金の支払いもスタートすることを考えると、このあたりは国の税収確保の対策といった感は否めないです。
高齢化社会にともなって、国の労働力である「非高齢者の成人」)をちょっとでも増やしたいってのが、国や国民の本音であることも事実。
法律によって「大人とみなされる時期」があるということ、今一度考えたいところです。
成人式には行く意味ない?ぼっち女の選択
地方によっては成人の日以外に成人式を行うところもあります。
豪雪地帯の新潟県では、厳しい冬の気候を配慮して夏に行われています。
お盆の帰省時に合わせられるのは家族にとっても嬉しいですね。
どの時期に行う成人式でも、ひとつ言えることがあります。
なんだかんだで親は子供が成人式に出席するのは嬉しいもの。
「成人式?嫌だったら行かなくていいよ」
なんて言っている親でも、成人式の日、親は振袖やスーツを着た我が子を見て子供の成長を実感するものです。
親御さんのことを思うと、成人式に出席するというのは若いうちに出来る数少ない親孝行の1つになると思います。
成人式の振り袖女子は準備がいっぱい
ところで、積極的に成人式に参加する成人の場合。
この中でも、晴れ着(振り袖)にこだわる女子がいます。
振り袖女子という呼ばれ方もしていますね。
振り袖女子にとっての「成人の日」は、かなりの労力とお金が動く一大イベントになります。
振り袖女子は、人によっては1年以上前から美容院やレンタルの振り袖を予約しています。
また、前述の喫茶店の女子のように祖父母から振り袖のプレゼントがある場合は、
祖父母たちが写真館での撮影を望むことが多いです。
当日は式典があるので、記念撮影を前もってするのかも含め、いろいろこなしていかなければなりません。
写真スタジオや美容院の予約も必要です。
当日の美容院は早朝4時、5時は当たり前。
化粧の時間も配分しなければなりません。
振り袖には草履にショール、和装バッグなどの小物が必要です。
当日お天気に恵まれなかった場合のことも考えておきます。
そうして、晴れて振り袖姿で成人式に出席。
その後は、中学・高校などの同級生たちとパーティ、流れで二次会エトセトラ。
成人式後に洋装にチェンジする場合。
自前だろうとレンタルだろうと保管場所と着替え場所の確保が必要になる上、
着替えた後の振り袖の行く先も確保しなければなりません。
私が成人式を迎えた年、振り袖女子の友人たちはコインロッカーを確保するため、お目当てのコインロッカーに数日前からお金を投じていました。
出入を繰り返し、コインロッカーをキープするためです。
この流れのすべてにお金がかかるわけです。
体力も必要ですよね。
親のバックアップがあってこそ成り立つ晴れ着セレモニーの成人式ですが、
一生に一度のこととはいえ、なかなかのことであります。
これを魅力的なセレモニーと捉えるか、
意味のない無駄なセレモニーと捉えるかはあなた次第です。
成人式に無理に行くなら行かないという選択
成人式に参加するかどうか悩んでいるあなたに言いたいのは、
無理に参加する必要はないということ。
ちょっとでも行きたくない気持ちがあるのであれば、無理に参加するのは逆に苦しいだけです。
当日も当日になるまでもずーっと気が重いのはいやですよね。
行かないと決めるのも大人としての選択肢です。
成人式に行く人の割合は5割から7割という記事がありました。
地域差もあるでしょうが、半数は参加していないとして。
そうすると参加しないことは珍しくはないですね。
参加しなかった人は2つに分かれます。
- 参加したくてもできなかった人
- 参加できたけど参加しなかった人
仕事が有ったり海外にいたり受験があったりと事情は色々でしょうが、参加したくても参加できない人もいます。
一方あなたのように、参加しようと思えばできるけど迷ってる人もいます。
行きたくない理由の代表格はこんなところでしょうか。
1. 一緒に参加する友だちがいない
2. 準備(振り袖や礼装・帰省費用)にお金がかかる
3. 会いたくない友人や旧友がいる
「1」の場合は気にする必要ないですよ。
成人式自体は、どこかの会場でその地域のお偉いさんのお祝いの言葉を聞くとか、ちょっとしたパフォーマンスを見るくらいのもの。
なので、椅子に座って会場にいるだけで何事も無く成人式を終えられるでしょう。
そのまま帰って終了です。
もしもあなたが理由「1」で、かつ親があなたの成人式を楽しみにしているのなら、ここは親孝行と思って出掛けてみては。
お祝いをしてもらえることに感謝して、親に感謝して、大人になる節目として自分の記念日にしてみるという考え方です。
行ってみないことにはわからないこともありますよ。
「2」と「3」は自分の選択です。
行ったからといって特別なことがあるわけではないですし、行かなかったからといって特別なことがあるわけではありません。
成人式の写真だけ撮る
私はというと、学生でしたがアルバイトがあり成人式に行きませんでした。
行くつもりでいたのですが、急なシフトを頼まれ引き受けたのです。
成人式に行かなかったことには全く後悔はありませんが、
ひとつだけしておけば良かったなと思うことがあります。
それは写真を撮っておくこと。
今になって時々、
「成人式の20歳だった時の自分を見てみたかったな」
と思うのです。
年齢のせいかもしれません(笑)
「成人式に出ないけれど記念は残したい」
とちょっとでも思うなら、是非、写真を撮っておくことをおすすめします。
たとえば振袖のレンタルなら、安いところで5万円前後のセットもあります。
費用はかかるけど、先々まで思い出が残りますよ。
スタジオに行かなくても、普段着の自撮りでも十分。
写真はその時、その瞬間を残してくれる唯一無二の思い出になります。
祝日の成人式にぼっち女は行く意味ない?参加を迷っている時のヒント まとめ
成人するってことは大人になるということ。
成人式に出席することが大切ってわけじゃないです。
社会人としての第一歩を意識するだけで、自然と気持ちも引き締まるもの。
成人式に行っても楽しめないのなら無理に周りに合わせることはありません。
行かないことも選択のひとつです。
これから楽しいことも大変なこともあって、そのうち成人式のこととかフツーに忘れます。
周りを気にせず、自分の気持に素直に行動して成人式の日を過ごせるといいですね。
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