クリスマスを一人で過ごすクリぼっち女が増殖中。
おすすめの過ごし方とクリぼっちの楽しみ方をタイプ別にお伝えします。
一人のクリスマスを楽しむ方法はこんなヒントから。
クリぼっちはあなただけじゃない!
独身男女の半数以上が一緒に過ごす相手がいないのです。
クリスマスを一人で過ごすクリぼっちの意味とは
クリスマスですからね。
カップルが大発生してても仕方ないっす。
街のイルミネーションも浮かれた感じですし。
でもおい、目の前に立ちふさがるリア充。
牛歩で歩いている君たちですよ。
別に手をつないで歩いたっていいんですよ、幸せなんですねわかります。
でもこのままだとアポに遅刻して上司に叱られるんです。
だからチンタラ歩くなら右か左に寄って欲しいわけ、追い抜けないから。
公道ふさぐなバリケードかよ。
心の中で罵詈雑言が飛び交います。
何が悲しくてクリスマスに見知らぬカップルに毒づくのか、
我ながらイヤになっちゃいます。
クリスマスソングが流れる街を、
いちゃついてるリア充の背中にらみながら歩くわけですよ。
「手つなぎ禁止令発令」
とかイミフな命令となえるんです心の中で。
そーゆー時ですよね、クリぼっち実感するのは。
「え、クリぼっちって?クリぼっちって何?」
「やだなーパイセン、クリぼっち知らないなんて嫌がらせっすか」
「あ、クリスマスにぼっちってことか」
クリぼっち、
すぐ合点がいったものの語呂が可愛くて思わず笑ってしまいました。
当時後輩は30代独身。彼氏いない歴半年。
今までクリぼっちとは無縁だったのに、その年初めてのクリぼっちデビューを控えていました。
クリスマスが一人ならクリぼっち
初めてクリぼっちを耳にしたのはこの後輩からでしたが、2012年頃からインターネット上の掲示板やSNS(ソーシャルネットワークサービス)などでは使用されていました。
クリスマスを一人で過ごす状態、シンプルですね。
クリぼっちを定義すると、
「彼氏彼女がいなくて、クリスマスを一人ぼっちで過ごす男女を表した言葉」
ですが、もっというと、友だち同士の集まりもないことも暗に含んでおります。
でもクリぼっちって、語感というか語呂のリズムのせいでちょっとポップな感じがします。
近頃はいろんなぼっちが生まれているようで。
たとえば、「ぼっちメシ」はクリぼっちよりポピュラーかもです。
これは一人ぼっちでお昼ご飯などを食べていることです。
学生の場合だったら、学食などで食事を取らず人目につかないところでお弁当やテイクアウトの食事を取る、ような。
クリスマスに見られるクリぼっちも、ぼっち飯と同様、一人ぼっちでクリスマスを過ごす人物(男女)をいうわけです。
クリぼっちパーティ
カラオケや焼き肉に一人で行くことを「一人カラオケ」「一人焼肉」といいますよね。
「カラぼっち」や「焼きぼっち」とは言いません。
この呼び方の違い。
それはカラオケや焼肉に一人でも行くという行動が自らの積極的な行動だということにあるんじゃないかと思います。
クリぼっちや飯ぼっちには、その場(クリスマス・ランチタイム)をやり過ごさなければならない必然があって、当人が寂しさのベールみたいなものをまとってるイメージがするのです。
もしあなたが積極的な行動をとれるクリぼっち、もしくは寂しさのベールをまとわないクリぼっちならクリぼっち専用のイベントなども、あちこちで開催されていますよ。
クリぼっちパーティーは、一人ぼっちで会場に赴き、見ず知らずお一人様たちと、共にクリスマスを楽しく過ごそうという主旨のものです。
うまくいけばその場で意気投合、なんて話も期待できる合コンのようなもの。
「一人カラオケ」や「一人焼肉」、そして「ぼっち」の多様化。
これは一人で過ごす人が増えたことで、それが多数派になっていき、社会がそれに合わせようとしているように思えます。
クリスマスをひとり過ごすクリぼっち女は寂しいのか
女子同士のおしゃべりやSNSのやり取りで見るクリスマスって
・彼氏とおしゃれなレストランでデート
・彼氏とドライブ&夜景を見に行く
・彼氏とプレゼント交換をする
などなど、彼氏彼氏彼氏のオンパレードになっているのを見たり聞いたりします。
クリぼっち女性の中には、そんな彼氏持ち彼女らと自分を比べてどよーんとする人もいれば、普段と同じ日常を過ごす人もいるでしょうし、ひとりでも楽しいクリスマスを過ごしている人もいます。
寿司屋の女
私が20代後半の時の話です。
クリスマスイブが金曜日だったのですが、先方の都合で、その日が接待会食になってしまいました。
年内の契約を目指すため上司も家庭サービスを諦めるというので泣く泣く了承。
場所は先方の希望でTホテルの寿司屋でした。
カウンターの席だったのですが私の一つ隣には三十代後半と思われる女性がひとりで食事をしていました。
仕立ての良いおしゃれなスーツにヒール、白ワインを飲みながらお寿司を食べていました。
落ち着いた物腰からは場馴れした感じと食事を心から楽しんでいるように見受けられ、何度もチラ見してしまいました。
彼と過ごせないクリスマスを無理やり笑顔で誤魔化しクライアントと同席していた私には、その女性がとてもかっこよく見えました。
クリスマスなんかに惑わされない自立した大人の女に思えたからです。
もしも彼女が私の先輩で、私が彼女に、
「先輩、どんなクリスマスだったんですか?」
と尋ねた時の彼女の返事が、
「ひとりよ、クリぼっちw」
だったとしても微塵のみじめさもありません。
むしろ粋な返事に聞こえると思います。
お寿司だったからではないですよ。
世間やクリスマスや他人(恋人)にぶれない毅然とした態度を感じると思うのです。
そのことがあってから、クリスマスに恋人と過ごすことにあまり興味がなくなりました。
もちろん、好きな人と一緒に過ごしたい気持ちはよくわかります。
でも、クリスマスを恋人同士の特別な日にする風潮自体が、昔に比べると薄れてきているように思います。
以前、ラジオで聴いたんですが。
首都圏に住む20歳代から30歳代の独身男女を対象にクリスマスの過ごし方をアンケートした結果、「自宅でのんびり過ごしたい」が5割近くだったとか。
半数近くがクリスマスは自宅でのんびり派ということに驚きました。
「クリスマスは恋人と一緒」は、もはや昔話
この頃では生涯未婚率も高まって、独身が珍しくなくなりました。
昭和生まれしか知らないかもだけど、昔は25歳過ぎの独身女性は「クリスマスケーキ」に例えられてたんですよ。
25日過ぎたら大売り出しのケーキです。
今ならモラハラものですよね。
それが現代、20代男性の「彼女いない歴年齢と同じ」は4割強といわれています。
多くの若者には恋人がいない。
クリスマスは恋人と過ごすということがなくなってきているということです。
そんな背景もあって、社会がいろいろな場面で、一人でも楽しく過ごせるようになってきています。
「お一人様」という言葉はすっかり定着していますよね。
恋人がいないとか、独身だとか、友だちがいないとか、相手がいないことが恥ずかしいとか、そんなことでクリスマスにプレッシャーを感じるのは全くもって無意味です。
クリぼっちがクリスマスを一人で楽しむ過ごし方
クリぼっちにもいろんな事情があると思います。
恋人がいないクリぼっち。
恋人がいても相手の都合がNGのクリぼっち。
遠距離恋愛クリぼっち。
恋人がいる・いないでメンタルが違うでしょうが、どっちにしろクリスマスは一人なのです。
クリぼっちの4タイプ、あなたはどれですか?
クリぼっちタイプ別過ごし方
■ 平常モード派
とにかく寝るに限ります。
■ 早く過ぎろ派
本やゲームを自分へクリスマスプレゼント。
没頭しまくりましょう。
■ インドア派
いつもより豪華な料理でクリスマスを味わいます。
また、映画やテレビ、音楽でクリスマスを感じます。
注意:レンタルDVD店はカップルだらけです。
■ アウトドア派
あえて外出して世間のクリスマスをウオッチします。
素直に眺めるも良し、来年恋人と過ごすための下見を目的にするも良し。
映画館でカップルに囲まれて恋愛映画を観るというドM選択も。
アウトドア派の中には前述のぼっちパーティのようなイベントに参加するのも入ります。
また、旅行に出かけるという選択肢もあります。
クリぼっちのぼっち旅行ですね。
クリスマスに一人なら鉄板おすすめ過ごし方
上記の「クリぼっちタイプ別過ごし方」、私は全部体験ずみなわけですが。
今までの経験から最もベストな過ごし方は何だったかというと、
「仕事をする」
です。
バリバリ仕事をするとあっという間に時間は過ぎます。
いつも残業している人も含めて、クリスマスは、みんな定時で帰ろうとします。
とりわけ資料づくりは集中できるので向いています。
□ クリスマスにバイトを入れる
会社が休みで行けない・残業できない・接客業だとかの場合は、
「単発のバイト」
を入れるのはどうでしょう。
私自身、お肉屋さんでアルバイトしたことがあります。
クリスマス特需でメチャ混み、時を忘れる肉体労働に清々しい快感がありました。
OLの友人は、毎年知人の喫茶店を手伝っています。
仕事をしていれば出費はありません。
バイトの場合は自分の懐も潤い一石二鳥です。
クリスマスは一人クリぼっち女のおすすめ過ごし方とは? まとめ
クリスマスが恋人のためのイベントのようになっているのも事実。
クリスマスを一人で過ごすクリぼっち女性にとっては、心揺れることもありますよね。
でもそれは考え方しだい。
あなただけがクリスマスを一人で過ごしてるわけでもなく、世のクリぼっち達はクリぼっちだからといって決して寂しいクリスマスを過ごしているわけでもないのです。
沈んで過ごしても楽しく過ごしても時間は同じように過ぎていきます。
今の自分を楽しむこと、意識してみませんか。