あごの梅干しシワはなぜできる?
どんな原因があるの?
できたシワは自分で治せる?
効果的な改善法は?
その疑問、解消します。
気になる梅干しじわが出来る物理的な要因、
セルフケアで今すぐできるシワの対処方法、
日頃の対策も含めて、
わかりやすくお伝えします。
あごの梅干しシワはなぜできる?原因は?
職場でスマホのカメラを使おうとした時のこと。
開くと自撮りモードになっており、一瞬、そこに映った自分のあごのシワに驚愕しました。
加齢レベルをはるかに超えた、まるで 古漬けの梅干しのようなシワ・・・
深く刻まれたシワがあごをデコボコにくぼませ、気にしていたほうれい線など赤子のようなもの。
「仕事中、自分はこんなあごをさらしていたのか」
あまりのショックに、しばらくのあいだ、スマホに映る自分の梅干しシワに見入ってしまいました。
あごにシワができる原因は?
下あごのしわは、その形から『梅干しじわ』とも呼ばれます。
顔の中でもあごは最も下にあるパーツです。
なので、あごのシワはふだん鏡を見ていても見落としてしまいがちなんですね。
あごのシワの原因は大きく分けると、
- 加齢によるもの
- 日常習慣の動きによるもの
- 口呼吸によるもの
- 骨格や歯並びによるもの
の4つに分けられます。
■ 加齢によるもの
あごの筋肉は顔の中でもあまり使われていない部分です。
身体と同様、筋肉は鍛えなければ年齢が上がると共に減少していくので、皮膚と共に下垂していきます。
そうなると、加齢で老化が進むにつれ脂肪と皮膚の重みをあごの筋肉が支えきれなくなり、しわやたるみの原因となります。
■ 日常習慣の動きによるもの
顔の最も下にあるあごは、顔を支えている部分でもあります。
日頃の姿勢や寝る時の体勢によって重力を感じてしわになることがあります。
また、あごは口と繋がっているので、会話や食事などの習慣になっている口の動きが、しわの原因になっている場合もあります。
■ 口呼吸によるもの
ふだんから口呼吸をしていると舌が下がっている状態になります。
そのため、無理に口を閉じようとすることで、口の周囲の口輪筋が緊張して、あごにふくらみやシワが発生します。
■ 骨格や歯並びによるもの
いきなりですが、口を開けた状態から口を閉じてみてください。
口を閉じようとする時、引きあがるのが下唇だということがわかりますよね。
骨格や歯並びに問題があると、口を閉じる時に、下唇に余計な力が入ります。
そうなると、オトガイ筋と呼ばれる筋肉が過度に緊張してて震えてきます。
そして、筋肉がずっと震えていることで、梅干しのようなしわが出来るのです。
あごのシワに影響するオトガイ筋とは?
オトガイ筋とは、下唇のすぐ下からあごの先端近くまで伸びている筋肉で、下唇を上げたり口を閉じるために使われています。
食事など、口を動かすときによく使う表情筋です。
前述のように、あごに梅干しシワができる主な原因はいずれも、過度に下唇を持ち上げないと口が閉じないことにあります。
あごの骨が後退していたり、歯並びが悪いとこの筋肉に大きな負荷がかかり、常に緊張状態になります。
すると、あご周辺の血行が悪くなり、その結果、ボコボコとしたシワができてしまうのです。
下唇を持ち上げて口を閉じる筋肉はオトガイ筋であり、このオトガイ筋の緊張によって血行が悪くなり、あごに梅干しシワが出来るというわけです。
口で呼吸をしている場合も、呼吸のために口が開きっぱなしになることで、オトガイ筋が衰えやすくなっています。
日常的に口呼吸が習慣になっていると、緊張状態のときと同じように血行が悪くなり、あごにシワができやすくなります。
あごにシワが寄っていると、老け顔に見えるだけでなく、不機嫌な表情にも見えて印象を悪くしてしまいます。
若々しい表情をキープするためにも、オトガイ筋は重要な筋肉といえますね。
あごのしわを改善する対策は?
歯並びや骨格を自分で変えるのはなかなか難しいですが、今すぐ自分でできる改善法があります。
口輪筋のトレーニングでシワ対策
あごの梅干しシワが、口を閉じた時にだけ起こるなら、口輪筋のトレーニングで改善することができます。
口輪筋とは、口の周りに広がる筋肉のこと。
この筋肉は、主に口を閉じるときに使う筋肉で、ココを鍛えればオトガイ筋に頼らなくても口を閉じられるようになります。
また、口輪筋が鍛えられることによって、シワの予防にもつながります。
㈱協和で推奨している表情筋のトレーニングをご紹介します。
自分の表情を確認するために、なれるまでは鏡の前で行なってくださいね。
1. 唇をすぼめて、3秒かけてゆっくりと前に突き出す
2. 1の状態を5秒間キープし、唇を元に戻す
3. 唇を歯の間に巻き込み、口角を上げて笑顔を作る
4. 3の状態で5秒間キープし、口を元に戻す
5. 1~4の動作を3回繰り返す
こちらの動画を参考にするとわかりやすいです。
口輪筋を鍛えると、あごのシワだけでなく、ほうれい線やたるみ対策にもつながるというメリットがあります。
わたしの場合、ほうれい線も気になっているので一挙両得、やらない理由がありません^^
口輪筋を鍛える便利グッズもあります。
こちらはマウスピースを上下の唇でくわえ、3分間唇を上下に閉じる運動で口輪筋を鍛えることができるすぐれもの。
電池や電源を必要としないので電磁波の心配もなく、携帯にも便利です。
3種類の強度から、自分のレベルにあったトレーニングが選択できますよ。
鼻呼吸をする
口呼吸がくせになっているのであれば、意識して鼻呼吸にします。
鼻呼吸にすることによって、オトガイ筋への負担を減らすことができます。
鼻炎や鼻詰まりなどで口呼吸になってしまう場合は、早めに耳鼻科で診てもらいましょう。
保湿ケアをする
先述のように、あごのシワの大きな原因はオトガイ筋や口輪筋などの筋肉にありますが、肌の乾燥もシワを作る要因になります。
口輪筋の筋トレに加えて、保湿をするなど日々のスキンケアからもシワ予防をすることが大切です。
保湿というと、つい目元や口元が浮かびますが、あごのシワは老け顔の印象を際立たせます。
他のしわ対策と同じく、あごの保湿や紫外線対策も予防のためには大切です。
あごの梅干しシワはなぜできる?老け顔の原因を悪化させない対策は?まとめ
あごのシワの原因は大きく分けると、以下の4つです。
- 加齢によるもの
- 日常習慣の動きによるもの
- 口呼吸によるもの
- 骨格や歯並びによるもの
あごのシワに影響しているのはオトガイ筋と口輪筋で、口輪筋を鍛えることでオトガイ筋への負担が減り、シワの予防にもつながります。
メイクでシワを隠そうとしてファンデーションを厚めに塗ると、時間と共によれてしまい、かえって逆効果になります。
出来てしまったあごのしわには、ご紹介した改善トレーニングや対処法があります。
そもそものシワの原因を理解して、今すぐできるエイジングケアを実践してみてくださいね。