名だたるショコラティエ達によるショコラの祭典「サロン・デュ・ショコラ」。パリと日本の違い、ショコラとチョコレートの違い、日本での開催日程と2017年初出店のショコラブランドやおすすめショコラをご紹介。バレンタインデー前の開催、お見逃しなく!
サロン・デュ・ショコラとは
世界のトップシェフや屈指のショコラティエやたちが集結するのが「サロン・デュ・ショコラ」の特徴のひとつ。
彼等が腕によりをかけて創作した芸術的なチョコレートが集まるパリ発のショコラの祭典、「サロン・デュ・ショコラ2017」が有楽町・東京国際フォーラムで開催されます。
なんと今年の東京会場、東京国際フォーラムは 約5,000平方メートルの広さ。
今回は世界17カ国、約100ブランドが集います。
日本を代表するショコラティエはもちろん、フランス、ベルギー、イタリアなど総勢70名のシェフ・ショコラティエ・パティシエたちが勢揃いして、会場を盛り上げます。
東京開催を皮切りに、そのあと、京都、大阪、福岡、札幌、名古屋、仙台で行われます。
この年に一度のショコラの祭典、チョコレート好きにはたまらないですね。
チョコレートを愛するあまり、すでにガイドブックをゲットして、今年のショコラをチェック済みかもですが、ここで本家本元のサロン・デュ・ショコラをチェックしてみましょう。
〈サロン・デュ・ショコラとは〉
サロン・デュ・ショコラは1995年にスイーツの都、フランスのパリでスタートしたショコラの見本市。
毎年10月に開催される世界最大のチョコのお祭りです。
世界中から名だたるショコラティエやパティシエたちが自慢の新作ショコラを持ち寄り5日間に渡って開催されます。
日本での開催も2017年は15回目のアニバーサリー、国内でもおなじみのイベントになっています。
本場パリでのサロン・デュ・ショコラ誕生のキッカケは、
「モード界の才能とチョコレートという素材を融合させ、並外れたクチュール作品を創出しよう」
という大胆なアイデアでした。
クチュール(couture)というのは、フランス語で「仕立て、縫製」という意味。
ファッション界における創り手の総称です。
ということで、サロン・デュ・ショコラの前夜祭にはショコラで作った『ショコラドレスのファッションショー』が開催されることでも有名です。
日本からも旅行代理店や百貨店等から『パリのサロン・デュ・ショコラに行く』数日間ツアーが出ていて、そういったツアーにはたいがいこの前夜祭も含まれています。
ちなみに、知人が2016年にパリの現地でサロン・デュ・ショコラに行った時の入場料は、前夜祭35ユーロ、本祭14ユーロでした。
日本では、バレンタイン前の時期に開催されるサロンデュショコラですが、本場パリでは毎年10月下旬~11月上旬、5日間にわたって開かれます。
日本のサロンデュショコラと比較すると、試食や無料のスイーツなどが充実していて、前夜祭だけに振舞われるものもあるようです。
チョコレートとショコラの違いとは
サロン・デュ・ショコラ、あなたは、「chocolate(チョコレート)」と「chocolat(ショコラ)」の違いをご存知ですか?
英語がチョコレート。
フランス語がショコラ。
はい、確かにそういう違いでもあるのですが、厳密にいうとちょっと違ってきます。
〈チョコレートとは〉
チョコレートは、カカオの種子を発酵・焙煎したカカオマスを主原料に、これに砂糖、ココアバター、粉乳などを混ぜて練り固めた食品のことです。
英語では “chocolate” と書きます。
〈ショコラとは〉
ショコラは、フランス語で “chocolat” と書き、英語の “chocolate” とほぼ同義語。
〈チョコレートとショコラの違いはここ〉
「チョコレート」と「ショコラ」は、結論からいうとほぼ同じものを指します。
が、あえて区別すると、
「chocolate(チョコレート)」は板チョコやチョコチップ。
加工をする前の素材、そのままの状態のことを言います。
それに対して、
「chocolat(ショコラ)」はチョコレートをトリュフやウィスキーボンボンなどに加工したチョコレートのお菓子のこと。
ということから、ヨーロッパではお菓子職人・パティシエの中でも更に特化して、ショコラ職人を「Chocolaterie(ショコラティエ)」と呼びます。
ヨーロッパの街角には、こうしたショコラ専門店が何件もあります。
日本でも馴染みのあるベルギー王室御用達の「GODIVA(ゴディバ)」、ご婚約前の雅子様が皇太子殿下にプレゼントした生チョコで知られるスイスの有名店「TELLER(ツェラー)」などは、チョコレートブランドではなくて、ショコラブランドです。
素材にこだわったチョコレートに、ビジュアルの美しさと絶妙な口どけを計算しつくされ仕上がったショコラ。
ほんの一口でハッピーな気持ちになるビタースウィートは、なかなか奥が深いお菓子ですね。
「サロン・デュ・ショコラ2017」のおすすめショコラと開催場所と日程
会場には沢山のチョコレートブランドのブースがあって、目移りしまくりになってしまいます。
そして今回は初めての東京国際フォーラム。
私が厳選したマストアイテムをひとつご紹介しますね。
〈「サロン・デュ・ショコラ2017」おすすめショコラはこれだ!〉
2017年は第15回目となるサロン・デュ・ショコラ。
世界トップクラスの15名のショコラティエさん自身の顔がプリントされたボンボンショコラが、ひとつのボックスに入っている商品があります。
このボンボンショコラ、2017年2月の販売の時点で「最先端」と言えるものを、と15名のショコラティエさん各々にオーダーして出来上がってきたものとか。
■ Les Gens du Chocolat(ショコラな人々)9180円(税込)
ジャン=ポール・エヴァン、サダハルアオキ、パスカル・ル・ガック、クリスティーヌ・フェルベール、、、などなど、世界のトップシェフの最新作を一つのボックスで味わうことができます。
サロン・デュ・ショコラ通には垂涎モノの限定ボックス、初心者さんにはオールスター勢揃い、トップショコラティエの味を体験できるコンプリート・ショコラですよ。
〈「サロン・デュ・ショコラ2017」初出店ブランド〉
安定の定番人気オールスターの他に、ルーキーがいるのもサロン・デュ・ショコラのお楽しみのひとつ。
サロン・デュ・ショコラを支えているのは、トップシェフに加え、毎年お目見えする日本初登場ブランド、NEWシェフです。
今年初お目見えのブランドを以下に挙げますね。
■ フランス
・エリタージュ
・ニコラ・ベルナルデ
・フランソワ・ジメネーズ
・ベロ&アンジェリ
・ル ショコラ デマニュエル ブリエ
・ルノートル
■ 日本
・カカオ
・ハイアット リージェンシー 東京
・ベル アメール 京都別邸
・ラ・ベルデュール
・和楽紅屋
・明治 ザ・チョコレート
■ アメリカ
・ギタード
・ショコラティン
・ラーカ
■ スイス
・トーマス・ミュラー
・フェルクリン
■ イギリス
・パンプストリートベーカリー
■ フィリピン
・マラゴス チョコレート
■ フィンランド
・メルセデス・ショコラトリー
■ 台湾
・ル リュバン ショコラ
〈「サロン・デュ・ショコラ2017」の開催場所と日程〉
「サロン・デュ・ショコラ2017」は、全国7か所で開催されます。
■ 東京
東京国際フォーラム
東京都千代田区丸の内3丁目5番1号
03-3352-1111(伊勢丹新宿店)
2/2(木)~2/5(日)
10:00~20:00
■ 京都
ジェイアール京都伊勢丹10階
京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
075-352-1111
2/1(水)~2/14(火)
■ 大阪
イセタン フードホール ルクアイーレ店9階
大阪市北区梅田3-1-3
06-4301-3802
2/1(水)~2/14(火)19:00
■ 福岡
岩田屋本店本館7階
福岡市中央区天神2丁目5番35号
092-721-1111
2/1(水)~2/14(火)
■ 名古屋
名古屋三越7階
名古屋市中区栄3-5-1
052-252-1111
2/1(水)~2/14(火)
■ 仙台
仙台三越本館7階
仙台市青葉区一番町四丁目8-15
022-225-7111
2/1(水)~2/14(火)
■ 札幌
丸井今井札幌本店大通館9階
札幌市中央区南1条西2丁目
011-205-1151
2/1(水)~2/14(火)
まとめ
2017年のサロン・デュ・ショコラ、
テーマは
「〈LaLaLa Chocolat ! 〉あなたと、ショコラと、人生と。」
本当に美味しいものを追求するもよし、話題中心のものに走るもよし、年に一度のショコラのお祭り、楽しんじゃいましょう!
日本のショコラティエも、毎年とっても熱いです。
是非、サロン・デュ・ショコラの会場に足を運んでLIVE感を味わってみてください。
あなたが素敵なチョコレートに出会えますように!