母の日のカーネーション、お家でドライフラワーにしませんか?
自然乾燥、安価なグリセリン法、ポイントがわかると簡単に作れます。
カーネーションはドライフラワーには向かない?
そんなことありません!
せっかくの思い出を長く楽しむコツをわかりやすくお伝えします。
カーネーションでドライフラワーを作ろう!
カーネーションは母の日にプレゼントされることの多い花。
母の日などにきれいな花束をもらっても、数日で枯れてしまい残念な思いをすることがありますよね。
せっかくもらった花も、時が経てば枯れてしまいます。
いつまでも美しい花のまま保存したい場合は、ドライフラワーにすると思い出を形にして残しておくことができます。
近頃ではブリザーブドフラワーが人気ですが、ドライフラワーは昔から愛されてきた花の保存方法です。
作り方は案外簡単なんですよ。
ドライフラワーの良いところ
ドライフラワーは思い出を形にして残したいと思った時に最適な保存方法です。
ドライフラワーにすると、花は全体に縮みますが、ドライフラワーならではの楽しみ方ができます。
ドライフラワーの良いところは、たくさんありますが、
- 初心者でも簡単に出来る
- 咲いている状態のまま保存できる
- 思い出を残すことができる
といったところが、多くの人にドライフラワーが好まれる理由です。
誰でも簡単にできて、咲いている状態のまま、その時の思い出ごと形で残せるなんて、嬉しいですよね。
ドライフラワーにすると花色は独特の質感になり長い間楽しむことができます。
また方法によってはアンティークな雰囲気を楽しめる風合いにすることもできます。
やり方次第でとても簡単にきれいなドライフラワーを作ることができますよ。
カーネーションはドライフラワーに向かない?
カーネーションはドライフラワーには向かない花と言う人もいます。
というのは、きれいに乾くけど花びらが多く厚いのでドライフラワーにすると極端にボリュームが落ちてしまうからです。
ほとんどの花はドライフラワーにするとボリュームが少なくなるもの。
ただ、乾燥前とのギャップに「イメージと違う」と思う人もいるのかもしれません。
この辺は主観なのでドライフラワーにして楽しみたいかどうかの問題になります。
母の日にプレゼントされたカーネーションなら、少しでも長く飾って楽しみたいですよね。
ドライフラワーにして飾れば、大切な思い出として長い間残すことができます。
美しいカーネーションのドライフラワー、作ってみませんか?
ドライフラワーは方法によって色の残り方などが違ってきます。
手軽さと出来上がり具合を考えて、お好みの方法を試してみてください。
では、カーネーションを使ったドライフラワーの作り方について、私のおすすめ方法をご紹介していきますね。
カーネーションがドライフラワーになる自然乾燥
まずは最もオーソドックスで簡単な自然乾燥からお伝えしますね。
「吊るす」だけなので「ハンギング法」とも呼ばれる一番シンプルなやりかたです。
風通しのよい室内に逆さまに吊るして自然乾燥させるだけです。
場所にもよりますが、陰干で1~2週間。
乾燥したら出来上がりです。
この最も簡単な「吊るして自然乾燥」は手軽な反面、一番色が変化してしまう方法でもあります。
「アンティークのような色褪せ具合を味わう方法」
ともいえますね。
花色が褪せてもその分味わい深いものになります。
カーネーションを自然乾燥させるポイント
吊るすだけのハンギング法にもポイントがあります。
ちょとしたコツで仕上がりの見栄えが変わってきますので、チェックしてくださいね。
■ 新鮮な花を使う
ドライフラワーを作る場合は新しく新鮮な花を使うことがポイント。
というのは、生花の時はきれいに見えても、乾燥させると痛んでいる部分が目立ってしまうからです。
なので、花の鮮度をシッカリ見極めてタイミングを逃さない事が大事です。
花は乾燥させている間にも開花するので、6~7分咲きのものを吊るすとちょうどよくなります。
■ ドライフラワーの吊るし方に一手間
束で吊るすよりも1本、1本別々に吊るす方が早く乾きます。
洗濯物を干す時に使うピンチハンガーを使うと便利ですよ。
乾燥すると花自体が縮むので、束ねるのは輪ゴムを使うこと。
ひもだと抜け落ちてしまいます。
■ ドライフラワーは陰干しで
直射日光は厳禁です。
色があせてしまうので、必ず風通しの良い場所の陰干しを心がけてください。
暖房機などの近くに吊るしておけば、比較的早く仕上がります。
また、湿気が多いとカビが生えてしまいますので注意してください。
一般的に、梅雨時はドライフラワーづくりには適しません。
これは湿度が高くて素材が乾燥しにくいからです。
なので、とにかく「風通しの良い場所で陰干し」に徹してくださいね。
カーネーションをドライフラワーにするグリセリン
もう一つの作り方として、グリセリン液を使用するやり方があります。
この方法では、自然乾燥よりも艶やかなカーネーションのドライフラワーを作ることができます。
ザックリ言うとプリザーブドフラワーの元祖のような作り方です。
グリセリンを使うと、半生ドライフラワーのような感じです。
プリザーブドフラワーが開発される前からグリセリン液によるドライフラワーはありました。
ちょっと時間はかかりますが自然な風合いに仕上がりますので是非トライしてみてください。
グリセリン溶液で作るカーネーションのドライフラワー
グリセリンの液にカーネーションを挿すだけの簡単な方法です。
■ 用意するもの
- グリセリン
- 熱湯
- 花を挿す容器(花瓶など)
グリセリンはドラッグストアや薬局で販売しています。
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グリセリンと熱湯の量は、以下で説明するグリセリン溶液を入れる花瓶の大きさによります。
■ グリセリン溶液の作り方
グリセリンと熱湯を1:3の割合でよく混ぜます。
これがグリセリン溶液です。
使う花瓶の大きさに応じて作ってください。
h4>■ グリセリン溶液に花を挿す
グリセリン溶液を瓶に入れ、カーネーションを挿しておきます。
グリセリン溶液の量は入れる瓶(容器)に3~5㎝ぐらいが目安です。
冷暗所に1週間から10日ほどおきます。
葉の表面に、水滴のようにグリセリンが染み出してきたら完成です。
環境によって出来上がりまで数週間かかる場合もありますので、気長に待ってくださいね。
POINT!
枝の先に少し切り込みを入れておくとグリセリン溶液を吸い上げやすくなります。
溶液が減ったら、蒸発したお水を足したり、汚くなった場合はガーゼなどでこして使ってください。
カーネーションでドライフラワーを作るコツ自然乾燥とグリセリン法 まとめ
自然乾燥にしてもグリセリンを使うにしても、いずれにせよ、新鮮なうちに干して、できるだけ短期間で仕上げられることがベストです。
途中でおしべが伸びてしまったり、花の形が崩れてしまったりしたら、完成後に花びらをやさしくカットして、姿を整えてあげましょう。
吊り下げで作るドライフラワーの場合、部屋で除湿機などを運転することによって、より水分の切れが速くなります。
お気に入りのドライフラワーができますように。