春の全国交通安全運動2019年の日程はいつ?内閣府が推進する重点とは?

2019年春の全国交通安全運動の日程は?

全国交通安全運動とはどんなことをするの?

内閣府による重点は?

その疑問、解消します!

春に全国交通安全運動が実施される理由、

自転車の安全ルール、

運転中のスマホの罰金も含めて、

わかりやすくお伝えします。

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春の全国交通安全運動2019年の日程はいつ?

先日、首都高速の三宅坂JCTから外回りの都心環状線に入ってまもなく、

車線の右側(立ち入り禁止部分)に白バイが1台止まっていて、

その白バイの横に立つ警官が、走行する車をチェックしているかのような場面を見かけました。

「交通安全週間?もしかしてネズミ捕り?」

警官の姿は、それだけで違反の抑止力に効果がありますよね。

2019年の春の全国交通安全運動の日程は、5月11日(土)から20日(月)までの10日間

5月20日(月)は、交通事故死ゼロを目指す日となっています。

よく、「春の交通安全週間」という言い方も耳にしますが、

「全国交通安全運動」と「交通安全週間」は同じものです。

「交通安全週間」のほうが耳馴染みがありますが、

正式名称は「全国交通安全運動」なので、この記事では「春の全国交通安全運動」を使います。

実際、全国交通安全運動は10日間行われるので、「交通安全週間」という呼び方はそぐわないのですが、ついクセで使っちゃうんですよね。

全国交通安全運動は、毎年、春と秋の2回行われており、原則、以下の期間が実施期間となります。

  • 春の全国交通安全運動:4月6日~4月15日
  • 秋の全国交通安全運動:9月21日~9月30日

統一地方選挙(春)など、重要な行事が行われる場合は、全国交通安全運動の時期をずらすこともあります。

2019年の4月は4年に1度の『統一地方選挙』が行われます。

統一地方選挙は、地方自治体の首長及び議会議員を全国一斉に改選します。

2019年は、前半(知事選挙など)が4月7日(日)、

後半(市区町村長の選挙)は4月21日(日)の日程で行われます。

そのため、2019年の春の全国交通安全運動は、ゴールデンウイーク明けの2019年5月11日(土)から20日(月)までの10日間となっているのです。

新元号となって初めての全国交通安全運動となりますね。

春の全国交通安全運動とは?

前述のように、全国交通安全運動は春と秋の年に2回です。

春は入学シーズン。

登校に不慣れな子どもたちが登下校したり、大人も環境が変わる時期です。

新しく小学校に入学する子どもや、

自転車で通学を始める中高生が増える時期でもあるので、

登下校時の通学路などでは十分な安全確認が大切です。

また、陽気とともに子どもたちが外で遊ぶようになると、交通事故の危険も隣り合わせとなります。

新生活から日にちが経ち、少し慣れてくると、今度はちょっとした気の緩みから事故につながることもあり、

特に入学から間もない子どもの交通事故が懸念されます。

最近では、歩行中の高齢者が巻き込まれる死亡事故も多発しています。

車のみならず、自転車と歩行者の事故も頻繁に起きている昨今、多様化している交通事故の情勢には常に意識を向ける必要があり、

全国交通安全運動によって注意喚起を促すことにつながります。

全国交通安全運動の意味とは?

全国交通安全運動は、交通安全について意識を高めてもらうことを目的に、日本全国で実施される啓発活動の期間です。

内閣府の要綱によると、以下のように定義されています。

全国交通安全運動は、広く国民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに、国民自身による道路交通環境の改善に向けた取組を推進することにより、交通事故防止の徹底を図ることを目的としています。

全国交通安全運動といえば、取り締まりをイメージして警察の印象が強いかもですが、各省庁や自治体、日本自動車連盟など関連する公益社団も参加しています。

全国交通安全運動の歴史は?

全国交通安全運動の歴史は古く、元々は1948年(昭和23年)11月15日の国家地方警察本部長官通達に基づき実施されました。

その後、時代と共に自動車が普及し、それに伴う交通事故の急増から、1962年(昭和37年)以降は政府の重要施策として、内閣府の交通対策本部が中心となって実施しています。

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春の全国交通安全運動 内閣府が推進する重点は?

全国交通安全運動は季節ごとに若干ルールが変更となり、運動の重点も異なります。

内閣府による2019年の春の全国交通安全運動の重点とされているのは以下の通りです。
 

2019年の春の全国交通安全運動の重点

1. 子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止

2. 自転車の安全利用の推進

3. 全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底

4. 飲酒運転の根絶

 
高齢者は交通事故被害が目立つだけでなく、ここ最近では高齢ドライバーによる重大事故も多発していますよね。

日が長くなり、まぶしい陽射しが乱反射するようになると、歩行者もドライバーも一層の注意が必要です。

また、ここ数年は、「スマホに対する取り締まり」も厳しくなっています。

いわゆる『ながらスマホ』ですね。

様々な呼びかけがあるにも関わらず、運転中にスマホを操作する人は後を絶ちません。

運転中のながらスマホが原因となっている交通事故は、5年前に比べると、約1.8倍になっているといいます。

運転中にスマホをチラ見すると、時速40kmの場合で、1秒目をそらすだけで(1秒チラ見するだけで)、進む距離は約11mといわれています。

ということは、ほんの2~3秒スマホに目をやるだけでも軽く30m近くは進行するわけです。

ちょっと目を離して30m進むなんて事故があって当然、どんな事故を起こしてもおかしくないのです。

チラ見はもちろん、運転中のスマホの操作なんてもってのほかです。

使用していなくても、運転中に手にスマホを持っているだけでも罰金となります。

スマホ、ガラケーなど携帯電話が普及して、電話しながら運転する人が増えたことで、事故を防ぐために、運転中の携帯使用には罰則が設けられています。

平成16年の道路交通法改正で、携帯電話使用の罰則が強化されました。
              
運転中の携帯電話使用の罰則・交通違反点数

上記の反則金は普通車の金額です。

交通の危険とあるのは、携帯使用中に事故を起こしたような場合に適用されます。

「罰金があるからやめる」「逮捕されるからやめる」のではなく、

「危険な『ながらスマホ』はしない」

という意識が重要です。

運転中に通話が必要になった時は、必ず路肩に車を止めて通話するようにしましょう。

自転車の安全運転とは?

最近はよく、「自転車」と「歩行者」の交通事故による高額な賠償金がニュースで取り上げられています。

自転車は、道路交通法では軽車両に位置付けられており、「車のなかま」です。

自転車の安全運転

1. 自転車は車道が原則、歩道は例外

2. 車道は左側を通行

3. 歩道は歩行者優先、車道寄りを徐行

4. 交通安全のルールを守る

5. 子どもはヘルメットを着用

自転車も以下の交通安全のルールを徹底することが必要です。

自転車の交通安全ルール

  • 信号無視をしない
  • 飲酒運転をしない
  • スマホを操作しながら乗らない
  • イヤホンをしながら乗らない
  • 傘をさしながら乗らない
  • 歩道は走らない
  • 二人乗りをしない
  • 無灯火で乗らない

自転車で道路を通行するときは、「車」として、交通ルールを守り、交通マナーを実践するなど安全運転を心掛けてくださいね。

春の全国交通安全運動2019年の日程はいつ?内閣府が推進する重点とは? まとめ

2019年の春の全国交通安全運動の日程は、2019年5月11日(土)から20日(月)までの10日間。

全国交通安全運動は、交通安全について意識を高めてもらうことを目的に、日本全国で実施される啓発活動の期間です。

内閣府による2019年の春の全国交通安全運動の重点は、

1. 子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止

2. 自転車の安全利用の推進

3. 全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底

4. 飲酒運転の根絶

となっています。

車に乗っていると自転車や歩行者にヒヤヒヤし、

歩行者のときには車や自転車にヒヤッとすることがあります。

特に自転車は、子どもから高齢者まで乗る身近な交通手段ですが、

自転車側に法令違反がある重大な交通事故が後を絶ちません。

春の全国交通安全運動をきっかけに、

職場や家庭、学校などで交通安全について話をしたり、

ひとりひとりが交通事故に注意して行動することができるようになれば、交通事故発生の防止につながりますね。

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