ボールペンによる壁紙の落書き。
水性と油性では消す方法が違う?
家にあるもので落とす方法・きれいに消せた究極の方法をご紹介。
壁紙の素材は色々、消し方落とし方も違います。
除光液やクリーナー、
酢を使ってもダメなら
クロスを痛めず消せるこの方法を試してみて!
壁紙のボールペン落書きを消す方法
先日、友人が3才児の双子を連れて遊びに来ました。
おしゃべりに夢中になって、ちょっと目を離した隙にリビングの壁に盛大な落書き。
しかもボールペン!
それも二人がかりの共著、広大な面積、ていうか壁画。。。
あまりに大胆な構図に友人とふたり暫し絶句、、、でした。
そのうち、無邪気な笑顔の双子ちゃんに思わず笑っちゃって、
恐縮しまくる友人に、
「いーよ、いーよ、ネットで検索すれば解決するって」
と笑顔でこたえたものの、
実際、いざネットの情報で落書き消しを試してみると、我が家の落書きには効果のないものがほとんどだったんです。
壁紙のボールペン落書きの落とし方アレコレ
ネットで検索すると、壁紙のボールペンを落とす材料として以下のようなものが使われていました。
● 1. 除光液
● 2. 重曹
● 3. メラミンスポンジ
● 4. 消しゴム
● 5. 砂消し
● 6. パーツクリーナー・ガラスクリーナー
● 7. オレンジパワー(住宅用洗剤)
● 8. 消毒用エタノール
● 9. 台所用中性洗剤
● 10. 塩素系漂白剤
● 11. 灯油
● 12. 歯磨き粉
12個もあればどれかで解決しそうだし
「あら、結構、家にあるもので落ちるんだなー」
なんて思いながら、アレコレ読んでいくと、落書きに使われたボールペンが水性か油性かで消し方が違うというじゃありませんか。
■ 水性ボールペンの場合
・歯磨き粉
・ガラスクリーナー
■ 油性ボールペンの場合
・石油系の液体(除光液・灯油など)
ということは、壁の落書きを落とすその前に、まずは、落書きに使われたボールペンが水性なのか油性なのかを知らなければならないってことなんですね。
水性ボールペンと油性ボールペンの見分け方
現在販売されているボールペンには3つの種類があります。
● 水性ボールペン
● 油性ボールペン
● ゲルインキボールペン
日常で使う機会が多いボールペンですが、見た目だけでは油性と水性の区別はつきにくいもの。
水性・油性、どちらのタイプのボールペンで描いた落書きなのかを調べる簡単な方法をお伝えしますね。
水性ボールペンと油性ボールペンの簡単な見分け方
■ ペットボトルを使って見分ける
水性ボールペンと油性ボールペンの最も簡単な見分け方は、プラスチックに書いてみて指でこする方法です。
プラスチックはペットボトルが手近にあれば、それで試してみましょう。
指でこすると、のびたり消えたりするものが水性です。
■ 普通の紙を使って見分ける
ペットボトルがない場合は、普通の紙を使っても簡単にわかります。
紙に試し書きをして、水をたらして、ちょっとこすってみてください。
消えたら水性です。
油性ボールペンの筆跡は、ほとんど変化しません。
水性ボールペンは文字通り、溶剤には水が使用されています。
なので水となじみ消えてしまうというわけです。
油性ボールペンの場合は油が溶剤として使用されます。
油は水を弾く性質があるので、水をたらしても筆跡が変化しないのです。
ゲルインクボールペンは水性なのか油性なのか?
最近人気のあるゲルインクは油性の良いところ(にじまない)と水性の良いところ(書き味がなめらか、発色が良い)を併せ持ったインクです。
ゲルインクっていうのは水性インキにゲル化剤を加えたものなので、水性か油性かで分けるならゲルインクは水性です。
ボールペン落書を壁紙から消す究極の落とし方
さて、落書きをしたボールペンが水性か油性か特定できたところで早速トライ。
我が家のリビングに書かれた落書きは三菱ジェットストリーム。
思いっきり油性です。
どの方法をとるにせよ、水性・油性共に一気に拭き取ると汚れが広がるので、綿棒にひたして少しずつ丁寧に拭き取る必要があるとのこと。
以下、私が試した順番にお伝えしますね。
ボールペン落書きの消し方を壁のクロスで試してみる
綿棒は家にあったので、
まずは除光液から試してみました。
↓
↓
↓
あまり変化しない感じ。
3種類ほど除光液があったので全て試しましたが、それほど効果はありません。
次は重曹。
重曹を水で溶いて耳たぶくらいの硬さにしたものを綿棒につけてこする。
効果なし。
次にメラミンスポンジ。
結果:壁紙が削れるだけ。
除光液+メラミンスポンジという情報もあったので、恐る恐るやりましたがますます壁紙がボロボロに・・・。
消しゴム、ほぼ変化なし。
砂消しはメラミンスポンジ同様、壁紙が削られNG。
消毒用エタノール、台所用中性洗剤も試しましたが全然消える気配なし。
消毒用エタノール+台所用中性洗剤が良いと言うサイトも有ったのでダメ元でトライ。
もう綿棒はやめて、消毒用エタノールと台所用中性洗剤を混ぜたものを歯ブラシでこすってみました。
これは食器用洗剤単品より落ちました。
が、薄くなる程度で先が見えない感があります。
塩素系漂白剤は、壁紙の色がアイボリーの上、落書きが広範囲だったので試しませんでした。
「壁紙の種類にもよるのかなぁ」
と思いながら検索を続けた結果、
ようやく真打登場!の運びとなりました。
ガンヂーのボールペン消しで壁紙の落書きが消えた!
上記、枠で囲んだ12個の手近にあるものじゃ全然改善しません。
『落書き』でググりまくり、かなりの人がおすすめだった「ガンヂー」というメーカーのボールペン字消しを購入しました。
13個めのアイテムです。
懐かしー!!
学生時代、ノートを作るときの必須アイテムのひとつだったガンヂー。
万年筆やボールペンを使った誤字の修正に重宝したものです。
そーか、ガンヂーよ、
ボールペンを消してくれるのは君だったのか!
はるか昔、ガンヂーとの蜜月があっただけに期待度マックスです。
ガンヂーでボールペン落書きを消す方法
ガンヂーの使用方法は超簡単。
1液と2液があるので、
(1)まず白液を塗布し
(2)次に青液を塗布する
たったの2ステップ、これだけです。
そして、我が家の壁はガンヂーを使ってどうなったかというと。。。
もーね。
アッサリ消えましたよ。
巨大なボールペン壁画が。
あまりの効果に、途中から付属の刷毛じゃ物足りなくなって、白液・青液ともに綿棒に含ませて塗布。
しつこいところは翌日&翌々日と、繰り返し塗ってみるとちゃんと消えました。
すごーい、ヤバーイ、ガンヂー先生!!
《即日出荷♪落書き落としに困ったらコレ☆》ガンヂー(ガンジー) ボールペン消し No.800
「油性ボールペンの落書きは、壁紙に染みこむから早めに消さないと消えなくなるよ!」
という記事もあったので、1週間以上たった落書きが消えるか不安でしたが問題なく消えましたよ。
こんなにアッサリいくんなら最初からガンヂーにすればよかった、って感じでした。
追記:ガンジーに匹敵?クレンジングオイル
いとこから、壁のクロスの落書きがクレンジングオイルで消えたという話を聞きました。
ガンジーに次ぐ14個目のアイテムです。
2才児による盛大なボールペン壁画だったそうで(笑)
それがガンジーに行き着く前にクレンジングオイルで解決したというのです!
カレーや口紅などが衣服についちゃったことありませんか?
こういった洗剤では落ちないような頑固なシミには、実はクレンジングオイルは結構な確率で効果を発揮します。
そもそもクレンジングオイルは、お化粧を落とすために作られたもの。
そして、口紅やファンデーションなどの化粧品には、化粧崩れを防止するため油分が含まれています。
つまり、クレンジングオイルは油分を含んだお化粧をしっかり落とすので、油汚れを落とすのにも適しているというわけです。
油性ボールペンの落書きは油汚れそのもの。
確かに、インクが油性の場合は、クレンジングオイルの油に溶けるので理にかなってますよね。
いとこに教えてもらったクレンジングオイルを使う方法をご紹介します。
クレンジングオイルで落書きを落とす方法
■用意するもの
- クレンジングオイル
- 綿棒
- キッチンペーパー
■落書きの落とし方
1.
綿棒にクレンジングオイルを染み込ませる
2.
落書きの部分を綿棒でトントンと叩くようにして汚れを浮かせる
3.
汚れが浮いたところでキッチンペーペーで押さえる
4.
汚れがキッチンペーパーに移るのでこれを繰り返す
いとこの家の壁のクロスは「ビニールクロス」です。
塩化ビニール樹脂などを主原料とし、ビニールシートに紙などを裏打ちして作られているのが「ビニールクロス」。
「ビニールクロス」は、日本の住宅で使われている壁紙の主流です。
なので、ほとんどの家庭は「ビニールクロス」、うちも「ビニールクロス」です。
クレンジングオイルは身近にあるものですし、ご自宅の壁紙が「ビニールクロス」であれば、ぜひ試してみる価値アリです。
ただし、一概に「ビニールクロス」といってもさまざまな種類があります。
まずは目立たないところでお試しをして、確認してから行ってくださいね。
壁紙のボールペン落書きを消す方法14選!アッサリ消えた意外な物とは? まとめ
壁紙の汚れは水性か油性かで落とし方が変わります。
今回、いろいろ試してみて思ったのはボールペンの落とし方にはやはり、壁紙との相性っていうのがあるんだな、ということ。
実際、ボールペン落書きがきれいに落ちたと写真を載せているサイトの方法で試しても我が家の壁紙にはNGでした。
最後はガンヂーでスッキリしましたが、家庭によってはガンヂーを使っても綺麗に落ちなかった壁紙もあるようです。
今回は、まずは家にあるものからトライしましたが、やり方によっては壁紙を削ったりして汚れを悪化させる場合もあると思います。
壁の落書きがボールペンの場合、消し方は壁紙との相性もあると踏まえた上で、最初からガンヂーを使うほうが時短にもなって良いかもしれませんね。
※ クレンジングオイルを使う方法もお試しの価値ありです^^