月下美人の花言葉!意味と由来でわかる月下美人の特徴とは?

月下美人の花言葉は?

どのような意味があるの?

月下美人とはどんな花?

月下美人という名前の由来は?

その疑問、解消します!

月下美人の花言葉が持つ意味合い、

月下美人の特徴、

月下美人の俗説と花言葉の関係、

昭和天皇の逸話も含めて、

わかりやすくお伝えします。

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月下美人の花言葉は?

強い香りのある花を咲かせる月下美人は、
夜にまっ白い花を咲かせることで知られています。

夜の間、華やかな姿と香りで
あたりを魅了する様子はまさに『月下美人』。

美しい名前を持った月下美人には
たくさんの花言葉があります。
代表的な花言葉をご紹介しますね。

  • 『はかない美』
  • 『はかない恋』
  • 『あでやかな美人』
  • 『ただ一度会いたくて』

月下美人の花言葉の由来:はかない美・はかない恋

はかない美』『はかない恋』の花言葉は、
月下美人が夜に咲き始め、
翌朝までにしぼんでしまう
一夜かぎりの花であることにちなんでいます。

月下美人の花にまつわる言い伝えで

「月下美人は一年に一度、
新月か満月の夜に咲く」

というものがあり(もちろん違います^^;)、

もしかするとそこから『はかない美』や
『はかない恋』がイメージされたのかもしれません。

はかない(儚い)ということで言えば、

「美しい女性は寿命が短い、または病弱」

を意味する『美人薄命』という言葉は
月下美人の短命な花の様子が
語源になったとも言われています。

月下美人の花言葉の由来:あでやかな美人

あでやかな美人』の花言葉は、
月下美人が咲くその妖艶な美しさに由来します。

月下美人は開花すると、
直径20cm~25cmほどの大きさの白い花を咲かせ、

10m離れていても漂ってくるような
よい香りをあたり一面に漂わせ
花の存在を感じさせます。

この花の姿が華やかで、
女性らしい雰囲気を持っていることから、
『あでやかな美人』と名付けられました。

月下美人の花言葉の由来:ただ一度会いたくて

ただ一度会いたくて

歌のタイトルみたいな花言葉ですね^^

月下美人は一年に一度しか咲かない
とされていたことから

恋心を叶えたい、
恋い焦がれていることを伝えたい、
といった意味がこめられています。

一年に一度しか咲かないというのは俗説です。

月下美人は夜に咲くという
その神秘的な生態と、
花の寿命が短いことが結びついて
一年に一度しか咲かないと広まったようですが、

実際は環境さえよければ
月下美人は年に3~4回花を咲かせます。

月下美人のその他の花言葉

月下美人は夜に咲くという特徴と
見た目や芳香に妖艶な魅力があるので
たくさんの花言葉があります。

上記でご紹介した以外にも、

『秘めた情熱』『強い意志』
『快楽』『繊細』
『やさしい感情を呼び起こす』
『デリカシー』『真実の時』
『危険な快楽』『媚態』
『一夜限りの過ち』など、

さまざまなものがあります。

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月下美人とはどんな花?特徴は?

「月下美人は一年に一度しか咲かない」

「月と連動していて新月か満月の夜にしか咲かない」

昔から月下美人については
いろいろミステリアスなことが言われていますが、
残念ながらこれらは事実ではありません。

月下美人は、サボテン科・クジャクサボテン属に分類される多肉植物でサボテンの仲間です。

原産地はメキシコを中心とした中南米一帯で、

自生地のジャングルでは、
老樹の幹や朽ちた木や
腐葉土の上などに根を張り育ちます。

月下美人はいつ咲くの?

月下美人がいつ咲くかと言うと、
日本では6月~11月頃
花を咲かせることが多いです。

昆布のようなうねりのある葉と
細長い茎を生やし、

茎が1~2m成長すると
直径20cm~25cm程度の
強い香りを持つ白い花を咲かせます。

月下美人の特徴は?

同じクジャクサボテン属の植物は日中、
3~4日くらい花を咲かせますが、

月下美人は夜、しかも
一晩しか花を咲かせないことが大きな特徴です。

月下美人はなぜ夜に咲くの?

月下美人は名前のとおり、
夜に咲いて朝方にはしぼんでしまいます。

つぼみは開花直前になると
上を向いて膨らみ、

夕方に芳香を漂わせはじめ、
重なりあった白い花びらが
ゆっくりと開きはじめます。

そうして夜に開花し、
夜明けを待たずにしぼんでしまうのです。

月下美人が夜に開花するのは、
受粉に夜行性のコウモリを介するからと考えられています。

原産地メキシコの熱帯雨林地帯で
花蜜食・花粉食の小型コウモリを
媒介として受粉できるように適応したのです。

月下美人が強い香りを放つのも
コウモリを呼び寄せるためだといいます。

月下美人の名前の由来は?

月下美人の名前の由来には諸説あります。

そのひとつは少し触れましたが、

「月下美人は新月か満月の夜にしか咲かない」

というものです。

月のもと(下)でしか咲かないので
『月下美人』というわけです。

その他の説で有名なのが
昭和天皇が名付けたというものです。

1923年(大正12年)、
昭和天皇が皇太子時代のこと。

昭和天皇が台湾を訪れたとき、

「この花の名は?」

と質問したところ、

時の台湾駐在大使であった田健次郎(でんけんじろう)氏(元、参院議員・田英夫氏の祖父)が、

「月下の美人にございます」

と答えたことから、

以後、そのまま
『月下美人』という名前が
定着したといわれています。

月下美人の花言葉!意味と由来でわかる月下美人の特徴とは? まとめ

美しい名前を持った月下美人には
たくさんの花言葉がありますが
代表的なのものは以下の4つです。

  • 『はかない美』
  • 『はかない恋』
  • 『あでやかな美人』
  • 『ただ一度会いたくて』

月下美人はサボテンの仲間で
日本では6月~11月頃に
花を咲かせることが多くあります。

月下美人の大きな特徴は
夜に花を咲かせ、
それが一晩限りということ。

月下美人の名前の由来には
昭和天皇にちなんだ逸話もあります。

美人薄命の代名詞ともされる
一夜限りのはかない月下美人ですが、

ある意味、一夜にこめた強い意思を持っているようで、
とても潔いものにも感じられます。

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