太陽光と紫外線の種類と違いUVA(紫外線A波)UVB(紫外線B波)とは?

押さえておきたい紫外線の基礎知識を解説。UVA(紫外線A波)・UVB(紫外線B波)とは?これが判れば紫外線対策もバッチリ!紫外線が肌トラブルの原因と知っていても、どのようなものか知らないと健康を損なう恐れも!紫外線の影響を防ぐためには必読です。

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太陽光と紫外線の種類基礎知識

陽ざしが降り注ぐ屋外。

紫外線対策って、注意しなければと思いつつ、つい怠けちゃうことってありますよね。

暑い日に限らず紫外線は、年間を通して降り注いでいます。

曇りの日でも、紫外線量は快晴日の70%はあります。

曇っているから安心、ということはないんですね。

 
紫外線の量が最も多くなる時間帯がだいたい正午ごろ。

晴れていてオゾン量などの条件が同じであれば、太陽高度が最も高くなる正午頃に紫外線量が1日で最も多くなるからです。

このことから、一日の中で、特に紫外線に気をつけなければいけない時間帯をあえてあげるとすると、正午を挟んで前後2時間くらいですね。

 
さて、この紫外線。

良いところもあれば悪いところもあるんですが、紫外線の一番のデメリットは

 
肌にダメージを与え、様々な影響を人体に及ぼす
 

ということです。

◇紫外線のメリット・デメリットについて詳しくはこちら。
紫外線の何が悪いの?紫外線の正体と良いところ悪いところ教えます!

 
実際、紫外線が肌トラブルの原因だということは知っていても、紫外線とはどのようなものなのか、意外と知られていないもの。

紫外線対策をする前に、まずは紫外線について知りましょう!

〈太陽光に含まれる紫外線の種類〉

 

紫外線っていうのは、地球上に降り注ぐ太陽光線の一種で、肉眼では見ることのできない電磁波のことです。

レントゲンを撮る時の「X線」。

リモコンや暖房、携帯の番号交換で使われる「赤外線」。

日焼けの原因になったり、消毒などに使われる「紫外線」。

これらはみんな太陽の光にも含まれているものです。

太陽からの光線には、普段私たちの目に見える「可視光線」の他に、目に見えない「不可視光線」があります。

■ 太陽光に含まれる主な不可視光線

・「ガンマ線」

・「X線」

・「赤外線」

「紫外線」

 

そして、紫外線はひとつではなく、波長の長さによって3つにわかれています。

■ 紫外線の3つの種類

・UVA(紫外線A波)

・UVB(紫外線B波)

・UVC(紫外線C波)

 

波長っていうのは、空間を伝わる波(波動)の持つ周期的な長さのこと。

UVA・UVB・UVC の「UV」というのは、紫外線を英語で言った「ultraviolet」 の略です。

 
このUVA・UVB・UVCのうち、UVCは大気中のオゾン層に吸収されるため、地球上に届くことはありません。

私たちの肌に直接影響を与える紫外線は、UVAとUVBの2つ。

それではUVAの影響からみていきましょう。

 

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紫外線UVA(紫外線A波)は肌の奥まで届く

UVAは、太陽光線の約90%をしめる紫外線です。

最近の研究で、この紫外線A波(UVA)がシミやシワの発生に大きく関わっていることがわかってきました。

UVAは天候や季節に関係なく、1年を通して地上に降り注いでいます。

UVB(紫外線B波)に比べると強力な紫外線ではないので、肌に浴びてすぐに影響があるわけではありません。

そこが曲者で、波長が長い紫外線A波(UVA)は、肌の奥深くまで到達します。

ジワジワと、肌の真皮までゆっくりと浸透してコラーゲンを破壊します。

この蓄積で、UVAを長い時間浴び続けると、シワやたるみの原因となってしまうのです。

また、UVAは活性酸素を発生させます。

活性酸素は、シミや色素沈着の原因です。

つまり、シミ・シワ・たるみなどの悪影響を肌に及ぼすのがUVA。

しかもUVAは、オゾン層を通り抜けやすく、常に、UVB(紫外線B波)の20倍以上も地上に降り注いでいます。

UVAは雲や窓ガラスを通り抜けやすいという性質を持っているため、曇りの日も、屋内や家の中でも対策が必要です。

 

UVB(紫外線B波)は肌を赤くする

UVBは、太陽光線の約10%を占める紫外線です。

UVAに比べると含まれている割合は少ないですが、その有害性は高く、肌への影響もとても強いものです。

 
「たった数時間、外にいただけなのに日焼けで真っ赤になってしまった」
 

アウトドアや海水浴などの際に、日焼けで肌が真っ赤になることがありますよね。

それがUVBの仕業です。

肌が真っ赤になると、ひどい時は水膨れができることもあります。

このように肌が赤くなる日やけをサンバーンと言いますが、サンバーンのの主な原因となるのがUVBなんですね。

UVAが肌の奥までゆっくりと浸透してコラーゲンを破壊するのに対して、
UVBはエネルギーが強く、皮膚の表面に影響を与えます。

肌表面の細胞を傷つけたり、炎症を引き起こして、日焼けやシミ・そばかす、乾燥肌など、多くの肌トラブルの原因になります。

UVBは皮膚がんや白内障などの原因にもなることがわかってきました。
見た目だけではなく、健康面にも影響を及ぼすため注意が必要です。

ただ、UVBはUVAに比べると波長が短い分、オゾン層や上空の雲に阻まれ、地上に到達する量は、前述のように全紫外線量の約10%と少量です。

なので、日傘を使ったりUV効果のある衣類を着るなど、暮らしの中で極力直射日光に当たらないように心がけるだけで、UVBはある程度防御することができます。

 

まとめ

紫外線A波(UVA)だけではなく、紫外線B波(UVB)も併せてシッカリ防ぐことが、肌や健康を守る上でとても重要です。

紫外線による影響を少しでも防ぐためには、日頃から紫外線対策をしていくことが大切。

UVAとUVBをブロックする日焼け止めを使ったり、帽子やサングラスも積極的に取り入れて、上手に紫外線対策をしていきましょう。

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