れんこんの旬はいつ?産地別の旬の時期とおいしいれんこんの選び方

れんこんの旬はいつ?産地別の旬の時期とおいしいれんこんの選び方

れんこんの旬の時期はいつ?

茨城県と徳島県、佐賀県のれんこんの最盛期は?

おいしいれんこんの選び方は?

その疑問、解消します!

れんこんの収穫までの流れと収穫方法、

れんこんの産地とその特徴、

購入する時のポイントも含めて、

わかりやすくお伝えします。

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れんこんの旬はいつ?

米津玄師さんの『パプリカ』の大ヒットで、

子どもたちがパプリカをモリモリ食べるようになったという話から、

野菜嫌いの幼稚園児を持つ友人が、

「今度はぜひ『れんこん』を歌ってほしい」

と言ってましたが、

この時期、ちょうどれんこんが旬を迎える頃です。

れんこんは通年出回っていますが、旬は晩秋から冬にかけてです。

産地によって違いはありますが、

れんこんはおおむね11月~2月ごろの時期に旬を迎えます。

秋も深まってくるとれんこんの美味しい時期。

れんこんの旬にあたるお正月も、おせち料理にれんこんは欠かせない食材ですよね。

6月の下旬ごろから早掘りのれんこんが、「新れんこん」として市場に出回ります。

旬の時期より早めに収穫される「新れんこん」は、みずみずしくあっさりした風味が特徴です。

そこから、翌年の5月くらいまでは順次出回りますが、流通のピークは11月から翌年の3月頃までです。

一般的なれんこんの収穫が始まる時期は秋口から

れんこんは夏に晴天が多く、気温が高かった年ほど豊作になります。

最盛期は12月なので、冬においしい煮物料理に使われたり、おせち料理に登場する時期と重なるのです。

れんこんは毎年2月から3月に地下茎(ちかけい)を植えつけます。

地下茎というのは、植物の地中にある茎のことで、根のように養分を蓄えたり繁殖の役をしたりするものです。

つまり、れんこんのもとになるものですね。

れんこんという呼び方は、『蓮の根』ということからきています。

田んぼに植えられた地下茎は、初夏になると蓮(はす)が美しい花を咲かせ、花の見ごろが終わった秋の時期から収穫が始まります。

蓮の地下茎であるれんこんは、ホースからの水圧で行う「水掘り」という特殊な方法を使って収穫することが多いのですが、

秋になると、この収穫作業の様子がよくテレビやニュースなどで取り上げられます。

地域別のれんこんの旬の時期

我が国のれんこんの生産量のトップは茨城県

ダントツの1位で、例年、国内のれんこん収穫量の約半分近くを占めています。

2位は徳島県、3位は佐賀県です。

国内のれんこんの産地は、

「東の茨城、西の徳島」

と言われており、

関東では主に茨城県産のれんこんが、関西では主に徳島県産のれんこんが流通しています。

市町村別の産地では、茨城県が土浦市・かすみがうら市、徳島県が鳴門市、
佐賀県が白石町などとなります。

れんこんの収穫は秋ごろから始まりますが、旬の時期はさまざまで、日本列島の南から北へと微妙にずれて移っていきます。

れんこんの旬の時期を産地別にご紹介しますね。

茨城県のれんこんの旬の時期

茨城県のれんこんは通年出荷されていますが、旬の時期は11月~3月です。

茨城県のれんこんは、ほとんど土浦市などの霞ヶ浦周辺の地域で栽培されています。

れんこん栽培には肥えた土壌と高い水温が必要なんですが、茨城県には日本2位の広さを誇る湖『霞ヶ浦』があります。

低湿地帯が多い霞ヶ浦沿岸は、あしなどの野草が堆積して土壌が肥えており、冬でも降雪の少ない温暖な気候が、れんこん栽培に合っているのです。

茨城県は北関東に位置する地形上、関東県内で食べられるれんこんはほとんどが茨城県産のもの。

東京の中央卸売市場への出荷量は実に90%に及んでいます。

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徳島県のれんこんの旬の時期

徳島県のれんこんも通年出回っていますが、旬の最盛期は12月です。

れんこんの産地は

「東の茨城、西の徳島」

とお伝えしましたが、

東の茨城県が東京中央卸売市場の90%を出荷しているに対して、

西の徳島県は大阪中央卸売市場への出荷が90%となっています。

吉野川下流地域での栽培が盛んで、

れんこんの主な産地は鳴門市になりますが、鳴門市では60%の土地がれんこん栽培に使われています。

佐賀県のれんこんの旬の時期

全国3位の収穫量を誇る佐賀県では、8月から収穫が始まり、12月が最盛期になります。

主に佐賀平野や白石平野で栽培されており、これらの重粘土質の土壌は有明海の影響でミネラルを豊富に含んでいます。

ハウス栽培のれんこんがあり、ハウスものは6月に出荷されています。

佐賀県のれんこんの収穫方法は、前述したホースからの水圧で行う「水掘り」ではなく、「くわ掘り」が主流です。

「くわ掘り」は昔ながらの伝統的な収穫方法で、水を抜いた田んぼの中に入り、くわで掘っていく方法です。

おいしいれんこんの選び方

おいしいれんこんを選ぶときのポイントをお伝えしますね。

まず、形がふっくらとして太く肉厚のもの。

手に持った時にずっしり重みを感じるレンコンは水分をしっかり保っているということなので、かならず手にとってみましょう。

表面にツヤがあって傷がないものを選びます。

レンコンは古くなるにつれ乾燥してツヤがなくなってきます。

また、古くなると部分的に茶色いシミも出てくるので、シミがあるものも避けます。

傷がついていると、そこから傷んでいることもあります。

色が白すぎるものは薬剤(塩素)で漂白されている可能性があります。

れんこんは本当は真っ白ではなく、淡い褐色~黄色の自然な色味をしています。

時々れんこんの表皮が、赤褐色や黒色をしたものを見かけますが、栽培している泥の中での酸化鉄によるものなのでぜんぜん問題ありません。

本来の姿でもあるので安心してくださいね。

れんこんがカットされて販売されているものは、切り口をチェックします。

切り口が変色して紫色になっていたり、れんこんの穴の中が黒ずんでいるものは避けましょう。

れんこんの選び方のポイント

  • 形がふっくらとて太く肉厚のもの
  • 表面にツヤがあって傷がないもの
  • 漂白されていないもの
  • カット部の切り口や穴が変色していないもの

れんこんの旬はいつ?産地別の旬の時期とおいしいれんこんの選び方 まとめ

れんこんは晩秋から冬にかけて、11月~2月ごろの時期に旬を迎えます。

れんこんの収穫は秋ごろから始まりますが、旬の時期はさまざまで、日本列島の南から北へと微妙にずれて移っていきます。

れんこんの収穫量の約半分近くを占める茨城県のれんこんの旬の時期は11月~3月。

徳島県と佐賀県のれんこんの最盛期は12月です。

おいしいれんこんの選び方のポイントは次のとおり。

  • 形がふっくらとして太く肉厚のもの
  • 表面にツヤがあって傷がないもの
  • 漂白されていないもの
  • カット部の切り口や穴が変色していないもの

煮物や酢の物、きんぴらなどいろいろな調理方法で食べることができる便利なれんこん。

れんこんは健康や美容に効果があると言われるビタミンCが豊富で、加熱してもでんぷん質が多いため、相当量のビタミンCが残る食材です。

普段の食事に旬のおいしいれんこんをどんどん取り入れて、冬を元気に乗り切りたいですね。

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