ハロゲンヒーターとカーボンヒーターの違い!電気代が得なのはどっち?

ハロゲンヒーターとカーボンヒーターの違い!電気代が得なのはどっち?

ハロゲンヒーターとカーボンヒーターの違いは?

それぞれのメリットとデメリットは?

電気代が得なのは?その疑問、解消します!

ハロゲンヒーターとカーボンヒーターの発熱体の特徴、

使用に適した場所、

具体的な電気代の試算も含めて、

わかりやすくお伝えします。

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ハロゲンヒーターとカーボンヒーター

寒い時期、手っ取り早く身体を暖めてくれるのが電気ストーブ

エアコンも便利な暖房器具ですが、狭い範囲をすぐに温めるなら電気ストーブのほうが効率的です。

灯油式と違って空気が汚れないですし、

賃貸のアパートやマンションだと灯油式自体が使用禁止のところもあるので、エアコンと併用するなどで電気ストーブを使っている人も多いですよね。

我が家も冬場はエアコン以外に足元用、キッチン用、お風呂場用と、それぞれ電気ストーブが登場します。

電気ストーブにはいろいろな種類がありますが、ハロゲンヒーターとカーボンヒーターって、見た目が似てますよね。

ハロゲンヒーターとカーボンヒーターは、どちらも『遠赤外線ヒーター』と呼ばれるものです。

遠赤外線ヒーターとは?

遠赤外線ヒーター』とは、発熱体を利用したヒーターのこと。

スイッチを入れると赤くなるヒーターが、この遠赤外線ヒーターです。

遠赤外線を発生させ、放出することで暖かくなる仕組みです。

ヒーターは大きく分けると、『遠赤外線ヒーター』『ファンヒーター』『オイルヒーター/パネルヒーター』の3種類がありますが、

一般的に「電気ストーブ」というと、この遠赤外線ヒーターを指すことが多いです。

遠赤外線ヒーターは他のヒーターとは異なり、部屋全体を暖めるものではありません。

ピンポイントで

ヒーターにあたった人を暖める

という点が特徴なので、部分的な暖房には最適です。

夏場の扇風機といったイメージですね。

■ 遠赤外線ヒーターのメリットとデメリット

遠赤外線ヒーターのメリットは、

  • 暖まるスピードが速いこと
  • 値段が手頃なこと

デメリットは、

  • 暖まる範囲が狭い
  • 表面が熱くなるのでやけどの危険がある

ということです。

ハロゲンヒーターとカーボンヒーターの違いは?

ハロゲンヒーターとカーボンヒーターは、

遠赤外線で熱を発生させて暖かくする

という仕組みは同じですが、その暖かさの元となる『発熱体の素材』に大きな違いがあります。

ハロゲンヒーターの仕組み

ハロゲンヒーターは発熱体に「ハロゲンランプ」を用いた電気ストーブです。

ハロゲンランプから放射される遠赤外線の輻射熱を直接当てて暖めます。

ハロゲンランプの中にはニクロム線が通っており、そのニクロム線に電気を流して発熱させることで、近赤外線と遠赤外線を発生させます。

ハロゲンヒーターの特徴は、電源を入れてから暖かくなるまでがスピーディーなところ。

部屋全体を暖めるわけではありませんが、

即暖性があるので、冬場の脱衣所やトイレ、キッチンの足元など、狭いスペースをピンポイントですぐ暖めたいときにおすすめです。

ハロゲンヒーターは扇風機に似たデザインのモノが主流です。

場所をとらないタワー型や長方形のもの、首振り運転機能がついたものもあります。

ちなみにハロゲンヒーターの名前の由来は、ハロゲンランプの中に充填されているハロゲンガスからきています。

ハロゲンガスがあることで、効率のよい発熱を持続させることができます。

カーボンヒーターの仕組み

カーボンヒーター

カーボンヒーターは発熱体に「炭素繊維の化合物」を用いた電気ストーブです。

炭素(carbon)を使っているからカーボンヒーターというわけです。

ガラス管の中の炭素繊維に電気を通すことで発熱させ、遠赤外線を発生させる仕組みです。

見た感じはハロゲンヒーターとよく似ていますが、中身は全く違うものです。

発熱をうながす媒体として、ハロゲンヒーターがハロゲンガスを使っているのに対して、カーボンヒーターでは不活性ガスを使っています。

カーボンヒーターの遠赤外線は直進性が高いので、部屋を暖めるのではなく、直接身体に向けて使用するといった使い方が適しています。

ハロゲンヒーター&カーボンヒーターのメリットとデメリット

発熱体が違うハロゲンヒーターとカーボンヒーター。

それぞれのメリットとデメリットをお伝えしますね。

ハロゲンヒーターのメリットとデメリット

我が家はトイレでハロゲンヒーターを使っていますが、ハロゲンヒーターの一番のメリットは、スイッチを入れるとすぐ放熱されることです。

ハロゲンヒーターは数ある暖房器具の中でも即暖性は最速、スイッチを入れるとわずか1秒で暖まります

なので、冬場のトイレは本当に助かります。

また、ハロゲンヒーターだけではなく、電気ストーブ全般にいえることですが、火を使わないので空気を汚すことがありません。

寒い時期、換気の必要がないのはありがたいですね。

遠赤外線ヒーター自体、コンセントがあればどこにでも持ち運べることや、静音性があることもメリットのひとつ。

エアコンやストーブなどはファンやモーターなどによって音が出ますが、遠赤外線ヒーターにはそれらがないので音が静かです。

ファンを使わないので埃やハウスダストを巻き上げることもありません。

灯油式と比べると値段が安いので、寒くなった時にすぐ購入できるのも便利です。

デメリットは、部屋全体を暖めるものではないこと。

ピンポイントで暖めるので、散らばった場所に人がいるような環境では不向きです。

トイレや洗面所、脱衣所など限られた空間での使用に限定されてしまいます。

そして、消費電力が大きいということもデメリットのひとつ。

すぐ暖かくなるのは良いのですが、長時間使用するとエアコンと比べて料金が高くなる場合があり、電気代がかさみます。

消費電力が大きい分、電気代の負担が大きくなるので、暖める範囲が狭いわりに、あまりお得とはいえないデメリットがあります。

また、ハロゲンランプは他の遠赤外線ヒーターに比べると、耐久性が比較的短い点もデメリットになります。

あと、ハロゲンランプの光が目に眩しい点も、気になる人は気になるかもです。

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ハロゲンヒーターは部屋全体には不向きですが、わたしの経験から言うと、足元を一時的に暖めるような場所には最適な暖房器具だと思います。

こちらは、首振り機能がついているハロゲンヒーターです。
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電源ONからわずか2秒でぽかぽか。

すぐに暖まりたい時の、強い味方です。

本体上部のスイッチで首振り運転が可能なので、暖かさが広範囲に広がります。

カーボンヒーターのメリットとデメリット

遠赤外線ヒーターは、スイッチひとつで素早く熱が発生するため、すぐに暖まることができるというメリットがありますが、

カーボンヒーターは、ハロゲンヒーターよりも効率良く暖まることができます。

仕組みのところで少し触れましたが、カーボンヒーターは不活性ガスの中に炭素繊維を入れた構造上、ハロゲンヒーターなどと比べると、より多くのエネルギーが赤外線として放出されます。

そのため、同じ消費電力でも、より暖かく感じる特徴を持っています。

カーボンヒーターの熱効率はハロゲンヒーターの約2倍と言われており、電気店などではハロゲンヒーターの上位機種として紹介されます。

2倍ということは、 同じ温度にするまでに、カーボンヒーターはハロゲンヒーターの約1/2の電気代で済むわけです。

カーボンヒーターはハロゲンヒーターと同様、部屋全体を暖めるのではなく、寒い時にピンポイントで暖めるものですが、

遠赤外線の放出量も2倍あるので、ヒーターのすぐそばまでいかなくても暖まります。

遠赤外線が多い分、体の芯まで暖まりやすく、冷え症の人などにもおすすめです。

従来の電気式のヒーター同様、部屋の空気を汚さないことや、軽量なので移動が楽なのもメリットですね。

デメリットとしては、数ある電気ヒーターの中でもカーボンヒーターは高価な部類に入るので、購入時にはそれなりの費用がかかる点です。

こちらも首振り運転ができるタイプです。
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首振り運転機能がついていると、お部屋の広範囲を効率よく温めることができます。

ハロゲンヒーターとカーボンヒーターの電気代

ハロゲンヒーターとカーボンヒーター、それぞれにメリットとデメリットがあることがわかりましたが、

購入する時に気になるのはやはり電気代ですよね。

電気代はワット数に比例します。

ハロゲンヒーターとカーボンヒーターのワット数が同じであれば電気代に違いはありませんが、

得かどうかは、「暖かい」と感じる体感が違うのがポイントになります。

前述したカーボンヒーターの熱効率はハロゲンヒーターの約2倍で、同じ消費電力でも、より暖かく感じるという特徴を覚えておいてくださいね。

ここではハロゲンヒーターとカーボンヒーターの一般的に設定されているワット数を用いて、1kWhあたり27円で計算してみます。

ハロゲンヒーターの電気代

ハロゲンヒーターの消費電力は、

弱運転時で500W

強運転時で1,000Wほど。

これを1kWh/27円で計算すると、


1時間当たりの電気代

弱運転時(500W):13.5円

強運転(1,000W):27円

となります。

これを1日8時間使ったとして、


1ヶ月間(30日)使用した場合は、

弱運転時(500W):13.5円×8h×30日=3,240円

強運転(1,000W):27円×8h×30日=6,480円

となります。

カーボンヒーターの電気代

カーボンヒーターの消費電力は、

弱運転時で400W

強運転時で800Wほど。

これを1kWh/27円で計算すると、


1時間当たりの電気代は

弱運転時(500W):10.8円

強運転(1,000W):21.6円

となります。

これを1日8時間使ったとして、


1ヶ月間(30日)使用した場合は、

弱運転時(500W):10.8円×8h×30日=2,592円

強運転(1,000W):21.6円×8h×30日=5,184円

となります。

ハロゲンヒーターとカーボンヒーターの違い!電気代が得なのはどっち? まとめ

ハロゲンヒーターとカーボンヒーターは、

「遠赤外線で熱を発生させて暖かくする」

という仕組みは同じですが、その暖かさの元となる『発熱体の素材』に大きな違いがあります。

ハロゲンヒーターは発熱体に「ハロゲンランプ」を用いた電気ストーブです。

カーボンヒーターは発熱体に「炭素繊維の化合物」を用いた電気ストーブです。

ハロゲンヒーターの即暖性は最速ですが、ピンポイントで暖めるので、散らばった場所に人がいるような環境では不向きです。

カーボンヒーターは熱効率が良いため、ハロゲンヒーターと同じ消費電力でも、より暖かく感じる特徴を持っています。

それぞれ、メリットとデメリットがあるので、使う場所によって上手に使い分けるといいですね。

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