鯉のぼりの吹き流しの意味と色の由来こどもの名入れはすべき?

鯉のぼりの吹流しって一体どんな意味?色も五色から単色と様々、迷ってる所にお店で家紋や名入れも勧められた、みんなどうしてる?5月、端午の節句子どもの日の吹き流しには昔の人がこめた願いがあります。今どきはどんな吹き流しがお勧めかもご案内します。

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鯉のぼりの吹き流しには意味がある

5月の風にたなびく鯉のぼり。

その鯉のぼりの一番上、てっぺんで泳いでいる筒状のヒラヒラを吹き流しって言います。

吹き流しの色には派手な五色のものから白地に単色のもの、家紋や名前が入っているものなどさまざまなスタイルが見受けられます。

鯉のぼりを選ぶ時に吹き流しをどのタイプにするかで迷っているのなら、まずは吹き流しの意味を知っておくと頭の整理がつきますよ。

吹き流しには鯉のぼり同様、とても大切な意味があるのです。

 

〈鯉のぼりの吹き流しにはどんな意味が〉

鯉のぼりは、子どもが健康に育つようにという親心が作りだしたものでした。

 
◇鯉のぼりの詳しい説明はこちら
子どもの日に鯉のぼりをなぜあげるのか由来と鯉の意味5月の節句に

 
吹き流しもまた、

「この子を邪悪なものから守って下さい」

という親の子どもを想う気持ちから生まれたものです。

 
吹き流しには鯉のぼりよりも古い歴史があります。

戦国時代、戦が終わった後に再び災いが起きない様にと

「魔除け」

として幟(のぼり)に付けた吹き流しが鯉のぼりの吹き流しの始まりです。

吹き流しは現在、様々なデザインがありますが近年は5色で出来ているものが主流です。

 

鯉のぼりの吹き流しに使う色には意味がある

江戸時代に町民から普及してゆく鯉のぼりですが、この頃は乳児の死亡率がとても高かった時代です。

なので、子の成長を願う親は武家を真似て、鯉のぼりに魔よけの意味を持つ「吹き流し」をつけるようになりました。

 

〈吹き流しの5つの色〉

五つの色が使われることが多い吹き流しですが、この五色は古代中国の「五行説」に基づいています。。

・ 青(緑)

・ 赤

・ 黄

・ 白

・ 黒(紫)

 
五行説(五行思想)っていうのは古代中国の思想で、

「木・火・土・金・水 の5つの元素が互いに助けあったり、打ち消し合ったりしながら、全ての物事が循環している」

という考え方です。

つまり、万物を成す5つの元素が同時に存在していることで、邪気を払う力があると考えていたんですね。

 

五行説の5つの元素に相対する色

それぞれに相対する色があり、

 
・木=青(緑)

・火=赤

・土=黄

・金=白

・水=黒(紫)

 
を意味しています。

 
吹き流しの色はまさにこの五色。

子どもに魔(邪気)が忍び寄っても、『万物を成す5つの元素』が邪気を祓って守ってくれると信じられていたのです。

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吹き流しの5色には1つ1つの色に意味があって、5つの色が吹き流しという形で同時に存在する事で、魔除けの役目を果たしているというわけです。

一方、五色の吹き流しが拡まったキッカケは、ある鯉のぼり職人が東京オリンピックの5色のシンボルを見てヒントを得たのが始まりという説もあります。
 

鯉のぼりの吹き流しに名入れや家紋は入れる?

もともとの吹き流しは色つきのものではなく、家紋を入れて上げていました。

鯉のぼりを購入しようとして初めて吹き流しに家紋や名前を入れることができることを知り、どうしようか迷うこともありますよね。

家紋や名前を入れる場合、吹き流しのどこに入れるかというと吹き流しの筒状のところ、ヒラヒラしていない胴の部分に入れることになります。

ということは、家紋や名入れをするなら吹き流しは口輪の部分が白地のデザインのものを選ぶことになりますね。

 

〈吹き流しに名前は入れる?今どき名入れ事情〉

実際、吹き流しに家紋や名前を入れているお家は圧倒的に少なくなっているのが実情です。

特に名前を入れるケースは激減しています。

というのはこんな理由があるのです。

 

吹き流しに名前を入れなくなった理由2つ

1. 防犯上の理由

2. 次男、男の子の兄弟に不公平感が生まれる

 
1 については、通りすがりの他人にわざわざ子どもの名前を教えるようなものです。

昔と違い、いろんな犯罪が懸念される現代では他人に名前を知られることは危険、危機管理の観点ですね。

 
2 の場合は周りをリサーチしてみましたが、次男、次の子が出来たからといって新たに名前を入れたケースはありませんでした。

購入店によっては追加で出来るところもあるようです。
直接問い合わせてみるといいですね。

ということで、今どき名入れ事情としては防犯を第一に考えて名前は入れないことを強くお勧めします。

 

吹き流しに家紋は入れる?

パパの家紋とママの家紋の両方を入れるお家もありますし、これは各家庭のしきたりもありますので事情に従うといったところでしょうか。

ただ、家督制度の時代でもないので、

「家紋で『家』を強調する必要はない」

と考え、家紋を入れないケースが多くなっています。

実際、都心でよく見かけるベランダタイプの鯉のぼりの場合は名前も家紋も入れてない吹き流しが殆どです。

住んでいる地域やおうちによって事情もそれぞれだと思います。
購入前に双方のご両親に相談できると良いですね。

 

まとめ

五月晴れの空、たなびく鯉のぼり。
これぞ日本の風景といった季節の風物詩に、子どもに対する親の願いがこめられているんですね。

子どもが無事に成長できるよう、吹き流しに「魔除け」の意味をこめている習慣、意味も含めて後世に伝えていきたい文化でもあります。

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