掃除機をかけたり、クイックルワイパーで拭いたり、日常のお掃除は別に手を抜かずにしているはずなのに
「キッチンの床、何だかベタついてる…?」
って、気付いてしまうこと、ありますよね。
ベタつきの原因のほとんどは油汚れです。
お料理中、油って実はコンロ周りだけでなく、あらゆる場所に飛んでしまっているんですね。
料理だけでも手一杯、料理後のキッチンの上の片付けや食器洗いだって何十分もかかってるのに…
台所仕事は結構いろんなところで時間がとられているのに、床まで汚れてるなんて、ちょっとガックリきちゃいますね。
そんなベタついてしまったキッチンの床掃除は、単純な水拭きでは効果が薄いのが現実。
適した床用の洗剤や重曹、アルカリ電解水などの油汚れに強い成分のものを使って拭き掃除をしたり、床にスプレーした上で時間をおいたりと、ひと手間が必要になります。
ちょっと面倒だけど、ベタつきキッチン床をスッキリしたサラサラ床に戻したらモチベーションも上がるはず♪
ここでは、ベタついてしまったキッチンの床のお掃除方法、また、お掃除した綺麗な状態を保つためのコツなどについてお伝えします。
キッチンの床のベタつきの原因は?
マメに掃除していたつもりなのに、ベタついてしまっているキッチンの床。
原因は、普通の掃除じゃ取りきることが出来なかった、料理中に飛んでしまっている油汚れです。
料理に使う食用油はもちろん、揚げたり炒めたりしている最中に出てしまった、食材からの油の飛び散りもあります。
キッチンでの料理中は基本的に手元に集中しているし、フライパンからちょっと離れて別作業…
なんてことも当たり前だから、油がどこに飛んでいるかなんて分かりませんよね。
でもコンロ周りだけではなくて、キッチンの床にも壁にも、油ってあちこちに飛んでしまっているんです。
また、わたしもそうなんですが、スリッパを履いていると、より、床汚れに気付きにくいです。
ベタつきの感触がないし、そのうち床の汚れをスリッパで拭いちゃってる状態に。
これも汚れが定着してしまう原因の一つなんです!
スリッパに付いた油汚れはどんどん蓄積されていき、そのままスリッパで歩くと新たな床汚れを生み出してしまうというわけです。
キッチン床のベタつきや黒ずみの効果的な落とし方
入居前のキッチンの床はとてもきれいですよね。
ところが、今となっては、
「キッチンの床がベタついてる…」
「ベタつき通り越して、もうコレって黒ずみ…?」
そんな汚れをスッキリお掃除!
ベタつき汚れに適した洗剤には以下の4つがあります。
- 弱アルカリ性のクリーナー
- 中性のクリーナー
- アルカリ電解水
- 重曹を溶かした水
弱アルカリ性のクリーナー
キッチンの床についてしまった油汚れは酸性なので、アルカリ性の洗剤は洗浄効果が期待できます。
強弱によって汚れ落ちが違いますが、床への負担も考慮すると弱アルカリ性がオススメです。
中性のクリーナー
中性のクリーナーは、アルカリ性のクリーナーと比べると洗浄力は少し劣りますが、掃除の基本の洗剤と言ってもよく、幅広く使えます。
手肌や、床の素材にもやさしい成分です。
アルカリ電解水
上記でご紹介したように、酸性のベタつき油汚れにオススメなのはアルカリ性です。
アルカリ電解水も効果があり、またこちらは洗浄力が高い上に除菌効果もあります。
ただ、アルカリ電解水は強アルカリ性なので、使用の際には商品の注意事項をよく読んでください。
水で薄めても充分な効果を発揮し、サラっと仕上がりますよ。
重曹を溶かした水
万能の洗剤として有名な重曹も効果的です。
水100mlに対して重曹小さじ1を溶かして使います。
重曹は水に溶けにくいので、しっかり溶かしてくださいね。
ただ、フローリングによってはツヤを消してしまうこともあるので、目立たない場所でチェックすることをオススメします。
クリーナー類での掃除は商品の使用方法に従った手順で拭き掃除を
アルカリ電解水・重曹水での掃除は、洗浄液を床にスプレーして、拭き取りをします。
落ちにくいガンコな汚れの場合、すぐに拭かずに、時間をおいてみたり、何回かに分けてやったりなどの工夫が必要です。
おく時間は、床材を痛めてしまわないように5分程度で!
キッチンのフローリングを綺麗に保つコツは?
せっかく綺麗になったキッチンのフローリング。
「このスッキリ床を、なるべく長く維持したい!」
わたしも、床の掃除に限らず、キッチンの引き出しや洗面台など、滅多にしない整理整頓などをしたら、直後はそう思います(思うだけで、なかなか維持できないという 、、、^^;)。
油でベタついてしまうのも、それを手間暇かけて掃除するのも、気持ちのいいものではないし、面倒なものです。
でも掃除の工夫と普段の習慣で、フローリングの床をを綺麗に保つことが出来るんですよ。
床に洗剤が残らないように水拭きを
クリーナーによっては、界面活性剤を含むものがありますが、界面活性剤は、油を吸着させやすい性質です。
床に成分が残ってしまうと油汚れが付きやすくなってしまいます。
クリーナーを使った拭き掃除の後にはフローリングを水拭きして、洗剤もしっかりと落とすことで汚れをつきにくくします。
キッチンマットやスリッパの洗濯もこまめに
先にお伝えした、ベタつき原因の一つのスリッパやキッチンマットもポイントです。
スリッパや敷きっぱなしのキッチンマットにも付いてる油汚れ、この2つを普段からマメに洗濯しておくことがフローリングを綺麗に保つことにも繋がります。
スリッパを洗うって概念、あまりないかもしれませんね。
我が家ではスリッパを履くのはわたしと夫だけで、季節や気分で使いまわしたりしているので、頻繁に洗うわけではありませんが、スリッパの底はこまめに拭いています。
台所に立つ時間が多いわたし用のスリッパの底を拭くと、夫とは違う汚れ落ちが見えるので、キッチン床の汚れの原因が、油というのも納得です。
布製のスリッパの場合、洗ったときには、
「油ってホント、飛び散っているんだなー」
と実感、表面から浮き出る汚れに結構驚かされます ^^;
キッチンと、それ以外の場所でスリッパを使い分けるのも一案です。
台所仕事では、ホテルのアメニティでもらえるような簡易スリッパや、100均などの安価なスリッパを使うようにして、汚れたら使い捨てにしたりしてもいいかもしれませんね。
キッチンの床のベタつきが気になる!原因と効率的な掃除方法をご紹介 まとめ
キッチンの床のベタつき汚れの原因は、油汚れです。
油で汚れた床に適した洗剤には以下の4つがあります。
- 弱アルカリ性のクリーナー
- 中性のクリーナー
- アルカリ電解水
- 重曹を溶かした水
毎日使うキッチンだから、作業するテーブルだけじゃなくて、フローリングも綺麗に保って気持ちよく料理をしたいですよね。
キッチンの床のベタつきをスリッパで家中に運んでしまうのも、新たな汚れの原因になり、また面倒な大掃除を…?!
台所まわりに適した洗剤と掃除の方法でしっかり汚れを落としてスッキリしたら、普段の習慣も見直して、綺麗なキッチン床をキープしたいですね。