大晦日の年越しそばはいつ食べる?
タイミングはどんな時?
年越しそばを食べる時間は気にする方がいいの?
その疑問、解消します!
大晦日恒例の年越しそばはいつ食べるのが正解なのか、
一般的な食べるタイミング等を具体的に取り上げ、わかりやすくお伝えします。
大晦日の年越しそばはいつ食べる?
大晦日の年越しそば。
年末の風物詩のひとつですね。
我が家では縁起物の年越しそばを食べるのは子供の頃からの習慣でした。
親たちがそうだったように、わたしも紅白が終わって、ゆく年くる年が始まるとそばの準備を始めます。
そうして、除夜の鐘を聞きながら、みんなで年越しそばを食べるというのが恒例です。
大晦日の31日の夕飯は普段より早めで、お酒も入るんですよね。
食べながら飲んでいると、紅白も終わりに近づく頃にはお腹も減ってくるので、年越しそばはアルコール後の締めといった感じもあります。
なので、実際には、
「年越しそばは1月1日をまたいで食べてる夜食」
といった意味合いが強いんですが、周りに聞くと年越しそばを食べる時間は、家庭によっても地域によっても色々違うようです。
「大晦日の夕ご飯として」
「除夜の鐘を聞きながら」
のどちらかという人が多いようです。
大晦日の年越しそばは多くの人が実践している日本の風習ですが、年越しそばをいつ食べているかというと、実際、さまざまです。
年越しそばを食べるタイミングはどんな時?
大晦日の昼食は年越しそばにしている、という友人も何人かいます。
テレビなどでも、大晦日のおそばやさんが、昼前から大賑わいといった様子をよく見かけます。
中には12月31日以前でも、おそばやさんが年越しそばとして提供し、人気店では並んで待っている様子も取り上げられていました。
2014年の暮れにniftyニュースが行ったアンケート調査によると、大晦日に年越しそばを食べる時間帯で最も多かったのは「大晦日18~19時台」でした。
- 大晦日18~19時台・・・30%
- 大晦日22~23時台・・・22%
- 大晦日20~21時台・・・18%
このアンケートの総計を見ると、年代別では、上の世代のほうが早い時間に食べて、若い世代のほうが24時以降も食べる傾向にあります。
男女別だと、男性は「大晦日18~19時台」の次は「大晦日22~23時台」ですが、女性は「大晦日18~19時台」の次は「大晦日20~21時台」です。
男性のほうが遅い時間に食べていますね。
女性はダイエットなどを考えて、夜遅く食べるのことに抵抗があるのかもしれません。
ちなみに、上記のアンケートで「年越しそばは食べない」と答えたのは12%。
約1割が年越しそばを食べないという結果でしたが、わたしの周りを見る限り、もう少し多いのではという印象です。
大晦日の12~15時台となると、年越しそばを食べる人はどの年代も5%を切っています。
やはり、昼間はまだ年越しそばの気分にはならないのではないでしょうか。
わたしも大晦日の昼は買い出しや掃除に追われていて、年越しそばどころじゃありません。
紅白の時間になっても、晩酌の片手間におせちを作ってることがほとんどなので、どうしても一段落してからの年越しそばというタイミングです。
年越しそばを食べるタイミングの例
わたしの友人はサービス業で、12月31日も仕事をしています。
彼の会社では、大晦日のランチは年越しそばがふるまわれるそうです。
知人の家は子供の頃から、大晦日は馴染みのおそばやさんでお昼に年越しそばを食べていると言ってました。
家に小さい子供がいるとか、年寄りがいるということで、夕食のタイミングでメニューの一品として年越しそばを出す家庭もあります。
健康やダイエットを考えて、寝る3時間前までに食べ終わらせるという人もいます。
最近は大晦日が近づくと、デパ地下などでも年越しそばとして有名店の生そばを扱っています。
わたしの友人は、
「年越し用にそばを買っておくのだけど、いつも待ちきれなくて買った当日に食べてしまう」
と言い、30日には食べ終わってると笑ってました。
年越しそばを食べるタイミングの例はたくさんあります。
ゲンを担ぐといった意味では色んな考え方がありますが、食べるタイミングに正しいとか間違っているという明確な根拠などはありません。
年越しそばは地域によっても食べるタイミングが違う
地域によっては大晦日ではなく、元日にそばを食べる習慣があります。
福島県の会津地方では、
「元日そば、二日もち、三日とろろ」
という言葉があり、年が明けてからそばを食べる習慣が一部で残っています。
新潟県でも大晦日でなく、元日や1月14日(小正月の前日)にそばを食べる「十四日(じゅうよっか)そば」といった風習が残っているところもあります。
ただ、地域に根差していた年越しそばを食べる風習も、時代と共に様変わりしています。
年越しそばに対する考え方も多様化し、これらの地域でも年々、「年越しそば」が主流になりつつあるそうです。
年越しそばをいつ食べるか時間は気にする?
年越しそばは縁起物という考えから、何が何でも12月31日のうちに年越しそばを食べるという後輩(♀)がいました。
ところが、彼女の嫁ぎ先がわたしと同じで除夜の鐘の頃に年越しそばを食べる家。
仕事を続けながら子どもにも恵まれ、ハッピーに暮らしている彼女は今は
日付が変わることに全く抵抗がありません。
むしろ幼い子どもを寝かしつけてから大人たちでゆっくり食べる年越しそばが楽しみだと言います。
確かに、年越しそばの由来から、
「年内に食べ終わらないと次の年の金運に恵まれない」
「年を越してから食べると縁起が良くない」
と考えることもできます。
ですが、実際には食べるタイミングや時間に明確な決まりもルールもありません。
年越しそばは、各自・各家庭の好きなタイミングで食べて問題ないのです。
◇ 年越しそばの由来について詳しくはこちら。
大晦日に年越しそばを食べる理由8説うどんじゃダメないわれは由来に
年越しそばを年越し寸前から食べ始める人たち
年内に年越しそばを食べ終える人がいる一方で、年越しそばの名前が「年越し」となっている以上、年を越しながら食べるものと考える人もいます。
うちの場合も年をまたいで食べることが多いですが、これは流れ的にそうなっているので、確固たる信念があってではありません。
2014年に550人を対象にしたある調査では、「年越しそばを年越し寸前から食べ始めるようにしている」という質問に、以下の回答が出ました。
YES:26.5%
NO:73.5%
おおよそ、4人に1人が年越しそばを年越し寸前から食べ始めているんですね。
除夜の鐘を聞きながらカウントダウンをしつつ、蕎麦をすすっている人が4人に1人いるわけです。
ちなみに、このように日付をまたいで食べるそばを、「ついたちそば」、「元日そば」と呼ぶ地域もあります。
大晦日の年越しそばはいつ食べるかのまとめ
大晦日の年越しそばを縁起物として年内に食べる人もいれば、年越しそばを年が明けて一息ついてから1年のけじめとして食べる人たちもいます。
また、年越しだからと、今年と翌年にまたがって、年を越しながら食べる人たちもいます。
どれも間違いではありません。
食べるタイミングや時間を気にせず、それぞれの家庭の事情やならわしで食べるのが一番。
年越しそばを食べることに決まりごとはありません。
1年に感謝し、新しい年への願いをこめて、今年もおいしい年越しそばを食べられますように。