女の子の初節句のお祝いで食事会の仕方は?
ひな祭りのお祝い料理とは?
初節句の献立に欠かせない料理は?
その疑問、解消します!
初節句をどのように迎えたらいいのか、
食事会を設ける意味、
お祝い膳に必ず用意すべき料理の意味も含め、わかりやすくお伝えします。
女の子の初節句のお祝いで食事会の仕方は?
赤ちゃんが生まれて、初めて迎える節句を初節句と言います。
節句とは、季節の節目に、無病息災、豊作、子孫繁栄などを願い、お供え物をしたり、邪気を祓う行事のことを言います。
女の子の赤ちゃんの場合、生まれて初めて迎える節句である『初節句』は3月3日の桃の節句・ひな祭りです。
桃の節句は、女の子の無事な成長を祝って、これからの健やかな成長と厄除けを願う行事です。
初節句は子どもの健やかな成長を願う、大切な赤ちゃんイベントになります。
なので、家族と双方の祖父母、お祝いを頂いた親戚や友人を招いて、祝い膳などでお祝いをします。
昔は、両家の祖父母をはじめ、親戚なども呼んで盛大にお祝いをする傾向にありましたが、最近は、パパとママだけ、双方の祖父母(おじいちゃん・おばあちゃん)だけとか、ごく身内だけでお祝いをする食事会も増えてきました。
食事会を開く場所に決まりはありません。
自宅や祖父母の家や料亭などで、子どもを囲んで食事を楽しむ家庭が多いようです。
地域にもよりますが、雛人形やお祝いをいただいた場合は、初節句のお祝いの席にご招待する事で、お返しとする考え方もあります。
お祝いをもらったら、感謝の気持ちをこめて声をかけてみるのもいいですね。
2月生まれの女の子の「初節句」は?
初節句には、いつ行うという決まりごとはありません。
2月に生まれた女の子の場合、初節句のお祝いは翌年の桃の節句でもかまいません。
赤ちゃんが生まれてすぐだと、赤ちゃんはもちろん、ママも大変ですよね。
1月生まれでも翌年にすることがあります。
早生まれの赤ちゃんは、初節句を翌年行うケースも多いようです。
初節句はお祝いのイベントなので、招く側の親が余裕をもって計画するほうが、無理のないスケジュールが組めて良いと思います。
女の子の初節句のお祝い料理の定番は?
桃の節句、3月3日のひな祭りは、全国で女の子の成長を祝う催しが繰り広げられています。
古くからある桃の節句には、代表的な行事食があります。
行事食とは、季節ごとの行事やお祝いの日に食べる特別な料理のこと。
行事食はそれぞれの旬の食材を取り入れたものが多く、季節の風物詩の1つにもなります。
行事食には家族の幸せや健康を願う意味が込められています。
桃の節句の行事食と定番食材は?
ひな祭りには伝統の行事食や定番となっている食材があります。
5つの代表的なものをご紹介しますね。
- ちらし寿司
- はまぐりのお吸い物
- 菱餅
- 白酒又は甘酒
- ひなあられ
■ ちらし寿司
ひな祭りにちらし寿司を用意する由来は諸説あります。
卵や三つ葉などの華やかな彩りが、いかにも春らしく桃の節句にふさわしい為、雛祭りの定番メニューになったとも言われています。
ちらし寿司の具材は、縁起が良いと言われているものを使います。
海老(背中が曲がるくらい長生きをする)、豆(まめに働いて生きる)、れんこん(将来を見通す穴が開いている)などがよく使われます。
◇ ちらし寿司について詳しくはこちら。
ひな祭りにちらし寿司を食べるのはなぜか由来と使う具材の意味とは?
■ はまぐりのお吸い物
はまぐりはこの時期が旬。
二枚貝のはまぐりの殻は、他の貝とは絶対に合わないことから、一夫一婦の願いを込め、お祝いの膳にお吸い物として添えられます。
「良い結婚相手にめぐりあえますように」
という願いが込められています。
■ 菱餅
菱餅は、3色の餅を重ねてひし形に切ったものです。
色ごとにそれぞれの意味があり、緑は長寿や健康、白は清浄や純白、ピンクは桃の花や魔よけを意味しています。
一般的には上から赤・白・緑の順で、
「雪の下に新芽が芽吹き、上には桃の花が咲いている」
といった景色を表していると言われています。
◇ 菱餅について詳しくはこちら。
雛祭りのお雛様に飾る菱餅はどんな意味があるのか形の由来と色の意味
■ 白酒又は甘酒
桃が百歳を表す『百歳(ももとせ)』に通じることから、はるか昔の中国では、桃の花を酒に浸けた「桃花酒」を桃の節句に飲む習慣がありました。
この風習が日本にも伝わり、江戸時代になるとおいしい白酒が流行したことから、白酒が定着したと言われています。
白酒はアルコール入りなので、子どもにはノンアルコールの甘酒(あまざけ)を準備してあげるといいですね。
◇ 白酒について詳しくはこちら。
ひな祭りのお酒は子供に飲ませるのか白酒を飲む意味と甘酒との違い
■ ひなあられ
はるか昔の日本では、雛人形を連れて野山に行き、春の景色を見せる『ひなの国見せ』という風習がありました。
その時に持っていった携帯食が、ひなあられだったと言われています。
また、ひなあられが菱餅と同じ3色なのは、菱餅を外で食べられるように砕いて作ったことから、菱餅と同じ色をしているという説もあります。
◇ ひなあられについて詳しくはこちら。
ひな祭りのあられの由来と色の意味お菓子が違うよ関西と関東
初節句のひな祭り献立のメイン料理は?
女の子の初節句は、ひな人形などの節句の飾りを用意して、子どもの成長をみんなでお祝いする楽しいイベントです。
パパ・ママだけでお祝いするにしろ、おじいちゃん・おばあちゃんなど身内を招いてお祝いするにしろ、自宅に招くとなると、食事の献立メニューに頭を悩ませることもあるかと思います。
ですが、初節句の主役はあくまで子どもなので、お料理に気合を入れる必要はありませんよ。
初節句にこれだけは用意する食事としては、
- ちらし寿司
- はまぐりのお吸い物
があります。
彩り豊かなちらし寿司はテーブルに置くだけで場が華やぎます。
ちらし寿司に縁起物のはまぐりのお吸い物をを添えるだけでも、立派なご馳走になりますよ。
なぜちらし寿司とはまぐりを用意するの?
ちらし寿司には、みんなで取り分けていただく『共食』の意味があります。
家族や友人などと一緒に食事を楽しむことを共食といいますが、共食にはもうひとつの意味があります。
神さまにお供えしたものをみんなで食べあうということです。
同じ火で煮炊きした食物を食べあうことによって、神さまと人間、また神さまをまつった者どうしの精神的・肉体的連帯を強めようとする意味合いがこめられています。
こうした考えから、同じ皿のちらし寿司を取り分けることによって、可愛い子どもの健やかな成長を願うもの同士、仲良くやっていこう、といった含みもあります。
また、ちらし寿司には子どもがお客さんの前で、マナーを学ぶ意味もあったと言われています。
はまぐりは前述のとおり、
「良い結婚相手にめぐりあえますように」
という願いが込められています。
女の子の幸せは結婚、というと古い考え方ですが、
「良いパートナーにめぐりあえますように」
という現代解釈で良いのでは^^
はまぐりはいろいろな料理に使える優れもの食材ですが、ひな祭りにはちらし寿司に添える汁物として、お吸い物として用意するのが一般的です。
春先のこの時期は、ちょうど潮干狩りの始まる季節にあたるので、採れたてのはまぐりを使った椀ものはご馳走になりますね。
食卓にあるだけで、パッと華やぐちらし寿司は見た目も豪華で、お祝いにふさわしいメニューです。
ですが、仕事や子育てで、ちらし寿司を作る時間がないママもいるかと思います。
そんな時は、宅配やケータリングを利用すると便利ですよ。
こちらは、簡単に初節句のお祝い献立を用意できるひな祭りセットです。
ちらし寿司を作る為の材料が全て入っており、レシピも写真付きで入ってます。
見栄えもよく、ひな祭りのマストアイテムのはまぐりと箸休めもセットなっている上、デザートの桜餅まで入っています。
ひな祭り 料理セット ( ちらし寿司 セット 桜餅 マグロの生ハム はまぐり 200g(約14個) かまぼこ )【雛祭り ひなまつり 桃の節句 】【楽ギフ_のし宛書】【楽ギフ_メッセ】
女の子の初節句お祝い ひな祭り食事会の仕方と献立に必須の料理とは?まとめ
女の子の赤ちゃんの場合、生まれて初めて迎える節句である『初節句』は、3月3日の桃の節句・ひな祭りです。
初節句は子どもの健やかな成長を願う、大切な赤ちゃんイベントになります。
家族と双方の祖父母、お祝いを頂いた親戚や友人を招いて、祝い膳などでお祝いをします。
食事会を開く場所に決まりはありませんが、自宅や祖父母の家や料亭などで、子どもを囲んで食事を楽しむ家庭が多いようです。
ひな祭りには伝統の行事食や食材があります。
代表的なものは、
- ちらし寿司
- はまぐりのお吸い物
- 菱餅
- 白酒又は甘酒
- ひなあられ
初節句に欠かせない料理は
- ちらし寿司
- はまぐりのお吸い物
です。
手作りが大変なときは、宅配やケータリングを利用するのが便利です。
一生に一度の初節句、みんなの笑顔で素敵な思い出が残る日になりますように。