大学の入学祝いの相場は?
合格祝いはいつ渡すの?
お祝い金で注意することは?
親と本人どちらに渡すべき?
その疑問、解消します!
親族間の具体的な金額相場、
入学祝いの準備の仕方、
贈られる親側に負担をかけないポイントも含めて、
わかりやすくお伝えします。
大学の入学祝いの相場は?
春は入学シーズン。
先日、可愛がっている姪っ子から、希望の大学に無事合格したという連絡がありました。
生まれる前からずっと身近な存在(笑)、ちょっと奮発してお祝いをあげようと思ったのですが、考えてみればすぐに成人のお祝いもやってきます…
お財布が許す限り、お祝いを包んであげたい気持ちはやまやまですが、このあと甥っ子たちも続々控えているので、どうしたものかと。
大学入学祝いの金額の相場は?
大学に無事合格して、晴れて「大学に入学する身内へのお祝い」は特別なものになりますよね。
大学の入学祝の金額に関しては特別な決まりごとはありません。
一般的には三親等以内の親族に贈ることが多いようです。
三親等とは、以下のようになります。
一親等:父親、母親、息子、娘
二親等:祖父、祖母、孫、兄弟姉妹
三親等:叔父、叔母、甥、姪
身内じゃなくでも、日頃から親しくしていたり、姪・甥の両親との関係が深ければ入学祝いを贈ることもあります。
一般的な相場としては、孫なら3万円~10万円、甥や姪の場合は1万円~3万円、その他の身内の子どもや友人・知人の子どもであれば、5千円~1万円といったところです。
関係 | 金額 |
---|---|
孫 | 3万円~10万円 |
甥・姪 | 1万円~3万円 |
その他の身内の子ども | 5千円~1万円 |
友人や知人の子ども | 5千円~1万円 |
本人とどれくらい親しくしているかによっても、渡したい金額は変わってきますよね。
また、相場は、その親族間によっても大きく違ってきます。
わたしの友人は親族間で取り決めをしていて、大学の入学祝いは間柄に関係なく一律2万円と決めているとのこと。
甥・姪、孫などの人数が多い場合など、全く入学祝いを贈らないケースもたくさんあります。
そのあたりは、入学祝いを渡す前に、身内のあいだで一度確認してみると良いと思います。
POINT!
お祝いの金額は、もらった側はお返し(内祝い)のことを考えるので、あまり大きな額を包んでしまうと、逆に親の負担になってしまうことがあります。
相場以上のお祝いを渡したい場合は、ご祝儀とは別に、「大学生活に必要なもの」を贈ると良いのでは。
わたしは料理好きの甥っ子のときは、一人暮らし用のちょっと良い冷蔵庫がほしいというので、彼がリクエストした5万円くらいの冷蔵庫を贈って、お金は包みませんでした。
大学の入学祝いはいつ渡すの?
大学の場合、入学祝いを渡す時期に決まりごとがあるわけではありませんが、ひとつ注意することがあります。
大学に合格しても、もしかすると本人の希望とは違って、浪人をすることもあります。
入学祝いは先走りしないように、注意するのが肝心です。
大学の入学祝いは、本人、もしくは親から、「進学する大学の報告」があった時点でお祝いを用意します。
多くの大学は試験を受けて合否が決まります。
通常、大学の合格発表は3月上旬から中旬。
たいていの学生は複数受験で、他の学校からも合格通知を待っているものです。
推薦などで通常の合格発表よりも早く入学が決まった場合も、3月に入ってから渡すケースが多いようです。
ですが、推薦の場合はケース・バイ・ケース。
入学が来春であっても、推薦が確定したことを親や本人から聞いたわけですから、年内にお祝いを贈っているケースもよくあります。
このあたりはお年玉との兼ね合いも出てきますよね。^^;
大学の入学祝いを渡すベストなタイミングは?
入学祝いは進学する大学がわかった時点でお祝いを用意し、入学式の前には贈ってしまうのがベストです。
入学式が終わってから渡すのも間違いではありませんし、マナー違反というわけではありません。
ですが、春からの新生活に必要なものや教材など、大学生は何かと出費が多いため、入学前に渡す方が喜ばれます。
地方から東京の大学に進んで一人暮らしをするなど、引っ越しをする予定がある場合は、なるべく早めに贈るようにするといいですね。
大学の入学祝いは親と本人どちらに渡す?
今までの節目にもさまざまなお祝いを贈ってきたわけですが、大学の入学祝いとなると、本人に渡すべきか、親に渡すべきか、考えてしまうこともあるかと思います。
入学祝いのお祝い金を直接渡せる場合は、本人のいる前で親に渡すのがベストです。
あとは、子供に渡すのか、親が大学生活の準備に使うのか、親の判断に委ねることが出来るからです。
問題は、書留などでお祝いのお金を贈る場合ですね。
本来、誰の為のお祝いなのかと言えば本人ですが、大学であれば出費がかさむのは親の方。
親にとって、子供が小学校、中学校、高校と節目節目でもらった入学祝いを、
『入学祝いは子供がもらったもの』
という感覚は少数派ではないでしょうか。
入学祝いには、『子どもが無事、入学の年を迎えられた家族』『子どもを苦労して育てた夫婦』に対して贈る意味合いもあると思います。
とはいえ、大学の入学祝いは、本人が直接受け取るケースもよくあります。
一種のお年玉感覚ですね。
ですが、お返しをするケースになると、お祝いのお返しをするのは親側なわけで(笑)。
親に渡すべきか、本人に渡すべきかの目安となる考え方をご紹介しますね。
大学入学祝いを本人に渡すか親に渡すかの見極め方
わたしの大学進学の時は、わたしに入学祝いを直接くれた親戚はひとりもおらず、身内はみな、親あてに贈ってくれていました。
ところが、入学式間近のある時、仲の良い友達の家に遊びに行ったら、その子のおばあちゃんが、わたしに入学祝いをくれたのです。
家に帰って中を見ると、3万円入っていました。
驚いた母が、お礼の電話を入れると、
「お返しはいらないから、お小遣いだと思って好きなものに使ってほしい」
と、言ってくれたそうです。
現金をもらうインパクトは強烈です(笑)。
親も「もらっておきなさい」と言ってくれたので、超サプライズの3万円がもの凄く嬉しくて、今でも、その時のおばあちゃんの顔を時々思い出します。
こういった思い出もあって、わたしの経験からいうと、
『渡す側の自分が、“入学祝いを何のために使ってほしいか” によって渡す相手が決まる』
と思います。
たとえば、小学校の入学祝いなら、本人に渡すということは念頭にはなくて、親側に、
「小学校の入学に必要なものでも買ってね」
といった意味合いをこめて贈ったりすることのほうが多いですよね。
子どものためのものを親を通じて贈っているわけです。
大学の入学祝いも同じように、
「子どもの大学生活の準備金にあててほしい」
と思うのであれば、「親」あてに贈ります。
大学生になる本人に、
「好きなように使ってほしい」
という気持ちで贈りたいなら、「本人」に贈るのが何よりです。
本人に渡すか、親に渡すか迷った場合の参考にしてみてくださいね。
大学の入学祝いの相場は?お祝い金は親と本人どちらにいつ渡すべき?まとめ
大学の入学祝いの金額の相場は、孫なら3万円~10万円、甥や姪の場合は1万円~3万円、その他の身内の子どもや友人・知人の子どもであれば、5千円~1万円といったところ。
お祝いの金額は、もらった側はお返し(内祝い)のことを考えるので、あまり大きな額を包んでしまうと、逆に親の負担になってしまうことがあります。
入学祝いは進学する大学がわかった時点でお祝いを用意し、入学式の前には贈ってしまうのがベストです。
入学祝いを親に渡すか、本人に渡すかについては、渡す側の自分が、
「入学祝いを何のために使ってほしいか」
によって渡す相手が決まるのでは、と思います。
新しい門出は、子どもはもちろん、親にとっても大切な節目ですが、身内にとっても楽しみのひとつです。
入学祝いの主役は子どもですが、お祝いは子どもをそこまで無事に育てた親をねぎらう気持ちで贈りたいですね。
◇ 入学祝いのご祝儀袋の書き方はこちらをご参考に。
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