たけのこのあく抜きを超短時間で!下茹でいらず大根おろしを使う方法

たけのこのあく抜きを超短時間で!下茹でいらず大根おろしを使う方法

たけのこのあく抜きを時短でやりたい!

下茹でに時間をかけないやり方は?

大根おろしを使う方法とは?

その疑問、解消します!

大根おろしをおすすめする理由、

米ぬかを使う方法と比較した場合のメリット、

あく抜きの新しい常識を

私の体験から具体的にお伝えします。

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たけのこのあくぬきに時間がかかる理由

春、山菜の季節です。

春の味覚の代表格といえば、たけのこをあげる人も多いですね。

生のたけのこを味わえるのは一年を通してこの時期だけ。

それだけに、

「おいしいのはわかってるんだけど、あく抜きが面倒で…」

という理由で、生のたけのこを敬遠する声もよく聞きます。

確かに、たけのこのあく抜きは、米ぬかを使って、一時間ほど煮て、そこから時間を置いて、、、

と、下ごしらえの時間が結構長いので、面倒に思う気持もわかります。

◇ 米ぬかを使うたけのこのあく抜き方法はこちら。
たけのこのあく抜きはなぜ必要?基本の下茹でと米ぬかがない時の方法

たけのこの下茹でに手間と時間がかかる理由

たけのこのあく抜きには米ぬかを使うのが一般的です。

スーパーでも、米ぬかをたけのことセットで販売していたり、売っている近くに米ぬかが置いてある場合もあります。

たけのこのあく、つまり「えぐみ」の元になっているのは、シュウ酸とホモゲンチジン酸という物質なんですが、米ぬかにはこれらの物質を抑制したり、中和させる効果があります。

なので、たけのこを茹でるときには、米ぬかを入れ、茹でた後も冷めるまで自然放置するわけです。

米ぬかを入れてたけのこを茹でると、吹きこぼれやすいですし、時間もおかなければならない。

その上、大きな鍋の後片付けも面倒といえば面倒ですよね。

そして、なんといっても茹でる時間

たけのこのあく抜きは皮つきのままでゆでると、とにかく時間がかかります。

目安は1時間ですが、大きなものはそれ以上茹でることになります。

なぜたけのこの下茹でに時間がかかるかというと、皮のまま茹でるからです。

もちろん、下処理で切り込みは入れるんですが、あれだけしっかりした皮ごと煮るわけですから、仕方ありません。

皮ごとゆでるのには理由があって、たけのこを皮つきのまま茹でることで、皮の風味がたけのこに移っておいしくなると言われているからです。

ですが、皮を向いて茹でれば、びっくりするくらい、短時間でたけのこが茹で上がります。

このように、米ぬかを使うこと、皮のまま茹でることが、たけのこのあく抜きに手間と時間がかかる原因です。

では、米ぬかを使わずに、皮をむいてあく抜きができる方法は、ないのでしょうか?

あります^^

身近にある食材を使って、超簡単にあく抜きができるのです。

今回は、わたしのイチオシ、大根おろしを使う方法をご紹介しますね。

大根おろしでたけのこをあく抜きする方法

米ぬかを使うあく抜きには、もう戻れないほど、超シンプル&超時短のたけのこのあく抜き方法が大根おろしを使うやり方です。

大根おろしを使う簡単あく抜きのやり方

たけのこのあく抜きを超短時間で!下茹でいらず大根おろしを使う方法
やり方は至って簡単!

たけのこを、大根おろしのおろし汁に浸けるだけ

です。

採れてからちょっと日にちがある場合は、プラスアルファで、浸けたあとに3分ほど茹でるとモアベターです。

このあく抜きでは、大根おろしではなく、大根をおろしたおろし汁を使うので、大根を無駄なく使える超エコな方法でもあります。

■ 材料

  • 大根のおろし汁:200cc
  • 水:200cc(大根のおろし汁と同量)
  • 塩:4g

普通サイズのたけのこ1本につき、おろし汁200ccを目安にしています。

塩の量は、大根のおろし汁と同量の水をたした量の1%

(200cc+200cc)×0.01=4

ということで塩は4gですね。

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■ あく抜きのやり方

1.
大根を皮付きのまま、大根おろしにする

2.
大根おろしをキッチンペーパーやさらしなどで軽く絞る

3.
大根のおろし汁に、おろし汁と同量の水を加える。

4.
3に全体の1%の塩を加える。

4gなら、小さじ1弱です。

5.
4で作った大根水にたけのこを入れる。

たけのこは皮をむいて、料理に合わせた大きさにカットする。

カットしたたけのこを、大根水に浸ける。

6.
1時間から2時間ほど放置。

7.
仕上げに、大根水につけておいたたけのこを、小鍋に沸かしたお湯で3分ほど茹でる。

加熱によって、あくはさらに薄まります。

鮮度の良いたけのこであれば、茹でなくても大丈夫です。

わたしは、炊き込みご飯のときは、下茹でなしで炊きこみますが、今までえぐみを感じたことはありません^^

たけのこの下茹でに大根おろしを使うメリット

大根おろしを使うあく抜きは、たけのこを茹でるときに米ぬかを入れるのと仕組みは同じじゃないかと思います。

前述のように、たけのこのえぐみの元は、シュウ酸とホモゲンチジン酸。

大根に含まれている「パーオキシダーゼ」という酵素が、これらのたけのこのえぐみの元を消してくれるとも言われています。

ですが、いろいろ調べても、大根おろしがたけのこのあく抜きに有効だという明確な根拠には、今のところいきあたっていません。

ただ、わたしの体験から言うと、実際、あくが抜けるのは確かです。

そして、大根おろしのおろし汁を使うあく抜きは、米ぬかを使ったあく抜きに比べると、3つの大きなメリットがあります。

それは、


1. 時間の短縮

2. たけのこの食感を味わえる

3. 後片付けが楽ちん

ということです。

時間の短縮

米ぬかを使ってたけのこのあく抜きをする場合、茹でる時間は1時間、そこから放置時間も含めて考えると、一日仕事になりがちです。

ですが、大根のおろし汁を使う方法なら、なんと1時間。

時短の意味では、大きなメリットがあります。

たけのこの食感を味わえる

米ぬかや重曹を使ったあく抜きは、茹でることでえぐみを取るので、たけのこが柔らかくなります。

ですが、大根のおろし汁を使う方法だと、火を入れる時間が3分、もしくはないので、たけのこならではの食感を楽しむことができます。

後片付けが楽ちん

米ぬかなどを使って茹でることであく抜きする方法は、茹で上がったら放置で良いのですが、

そのあとに、鍋の片付けやたけのこの保存といったことがあるので、気力がみなぎっている時ではないと、なかなかやる気がおきないものです。

ガス台も大きな鍋で占領されるので、他の料理にも影響しますし。

大根のおろし汁につける方法なら、米ぬかがこびりついた鍋を洗う必要もありません。

米ぬかがついたたけのこを洗ったシンクを掃除する必要もありません。

大根のおろし汁につける方法なら、水で洗い流すだけですみますし、場所もとりません。

つまり、後片付けが超楽なのです。

この方法なら、軽い気持ちで、思い立ったらすぐ、簡単なレシピで作る料理と同じように、たけのこのあく抜きができます。

たけのこのあく抜きを超短時間で!下茹でいらず大根おろしを使う方法 まとめ

たけのこのあく抜きは、

「たけのこを、大根おろしのおろし汁に浸けるだけ」

をおすすめします。

大根おろしを使うたけのこの下ごしらえには、以下のメリットがあります。


1. 時間の短縮

2. たけのこの食感を味わえる

3. 後片付けが楽ちん

また、たけのこのあく抜きに大根おろしを使うのは、大根おろしを無駄なく使えるエコな方法でもあります。

わたしの祖母は、芋がらのあく抜きに大根おろしのおろし汁を使っていました。

なので、たけのこのあくを抜くことに大根のおろし汁を使うと知った時は、なるほど、と思ったものです。

『たけのこのあく抜き=米ぬか』

といった考えに縛られることなく、どんどん新しい方法を取り入れて、料理がより楽しいものになればいいな、と思います。

ぜひ、試してみてくださいね。

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◇ 記事中でご紹介した昔ながらの米ぬかを使う方法はこちら。
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