扇風機の電気代っていくらかかるの?
風量によっても違う?
エアコンと比べるとどれくらい安い?
電気代の計算方法は?
その疑問、解消します!
強・中・弱の消費電力ワット数の違い、
1時間や24時間つけっぱなしにした時の電気代も含めて、
わかりやすくお伝えします。
扇風機の電気代を知るにはどうするの?
先程、amazonのタイムセールで扇風機を衝動買いしてしまいました^^;
ここ数年、真夏はエアコンと扇風機を併用しているので、必需品といえば必需品なんですが、他商品と比較することもせずにポチってしまうのはプライム会員の悲しい性・・・
で、我が家の扇風機は3台となり、サーキュレーターも入れると4台となったわけです。
そうなると、気になるのが扇風機の電気代です。
扇風機の電気代はエアコンよりも安いのはわかっていますが、普段使用しているときに一体どれくらいの電力を消費しているのかが気になってきました。
扇風機に限らずですが、家電の電気代を知るためには、以下の情報が必要です。
- 家電の消費電力(単位:W)
- 使用時間(単位:h)
- 電力量料金(単位:円/kWh)
扇風機の消費電力はエアコンと違って、使っているあいだはずっと一定なので、電気代は以下の式で簡単に求められます。
消費電力 × 使用時間 × 電力量料金
まずは、消費電力をチェックします。
扇風機の消費電力ワット数はどれくらい?
扇風機はJIS規格(日本工業規格)によって、形状・性能・安全基準などが規格化されています。
JIS規格では、扇風機の羽の大きさは、直径20cm、25cm、30cm、35cm、40cmの5種類に分類され、扇風機の羽の大きさによって最大の消費電力が決まっています。
- 直径20cm:35W以下
- 直径25cm:50W以下
- 直径30cm:65W以下
- 直径35cm:80W以下
- 直径40cm:100W以下
扇風機のタイプで多いのは、リビング扇風機と呼ばれるタイプです。
一般的な家庭で使われる代表的なタイプですね。
リビング扇風機の羽根直径は30cmなので、JIS規格の消費電力は65W以下となります。
ただ、実際の消費電力は65Wよりもかなり低くなっています。
単機能のもので30~40W、最近の立体首振りやイオン機能などの付加機能がついて電力を消費するタイプのものでも50W程度といったところです。
扇風機の風量による消費電力は?
扇風機の風量によっても消費電力は変わります。
扇風機のカタログや説明書などに記載されている消費電力は、最大消費電力です。
つまり、扇風機を「強」で運転する場合の消費電力が記載されているのです。
なので、「中」や「弱」で使用する場合は、当然、記載されている消費電力以下となります。
モーターの回転数が低くなればなるほど、消費電力は下がります。
たとえば、「強」で運転する場合の消費電力が50Wなら、
「中」の消費電力は40W、
「弱」の消費電力は30W、
といったように、だいたい10Wくらい消費電力が抑えられると考えるといいと思います。
DCモーターを使用している扇風機の場合は、従来のACモーターの扇風機に比べて、更に消費電力が抑えられています。
中には、最低消費電力が3W以下のものもあってビックリです。
扇風機の電気代の計算方法は?
扇風機の電気代は、以下の計算式で計算することができます。
電気代(円)=消費電力(kW)× 使用時間(h)× 電気代単価(円/kWh)
扇風機の消費電力がわかったので、あとは電気代単価がわかれば、簡単に計算することができますね。
電気代の単価はそれぞれの電力会社で異なります。
わたしの場合、東京電力なので、一般的な家庭の料金である「26円」で計算してみます。
風量は、リビング扇風機の「強」を50W、「中」を40W、「弱」を30Wとして算出していきます。
扇風機の電気代1時間あたりいくら?
扇風機の電気代は、
電気代(円)=消費電力(kW)× 使用時間(h)× 電気代単価(円/kWh)
でしたね。
1時間の電気代(円)は、
消費電力(kW)× 電気代単価(円/kWh)
です。
風量「強」50Wをkwに換算します。
50W÷1000=0.05
電気料金は26円で計算するので、これを数式にあてはめると、
0.05kW × 26(円)=1.3(円)
扇風機を1時間、「強」で運転した場合の電気代は1.3円となりました。
同様に計算していくと、
風量「中」40Wの場合:0.04kW×1h×26(円)=1.04円
風量「小」30Wの場合:0.03kW×1h×26(円)=0.78円
となります。
扇風機の機種や電力会社の契約条件などによっても違ってきますが、1時間あたりの電気代は1円前後といったところです。
扇風機の電気代24時間あたりいくら?
我が家では、真夏の盛りは扇風機とエアコンを併用しているので、扇風機を一日中つけっぱなしにしていることもあります。
1時間あたりの扇風機の電気代を求めたので、単純に24倍すると24時間の電気代が算出できます。
- 風量「強」50Wで1時間:0.05kW×1h×26(円)=1.3円
- 風量「強」50Wで24時間:1.3円×24h=31.2円
- 風量「中」40Wで1時間:0.04kW×1h×26(円)=1.04円
- 風量「中」40Wで24時間:1.04円×24h=24.96円
- 風量「小」30Wで1時間:0.03kW×1h×26(円)=0.78円
- 風量「小」30Wで24時間:0.78円×24h=18.72円
部屋の広さや機種にもよりますが、エアコンを1時間運転すると、冷房時は「約3.5円~約23.8円」ほどかかると言われています。
こうしてみると、扇風機を一日中使っても、エアコンを1時間使った時の金額と同程度かそれよりも低くなります。
おおよその目安ですが、扇風機の電気代は、エアコンの1/10~1/20くらいと言えますね。
扇風機の電気代はいくらかかる?風量と消費電力ワット数から簡単計算!まとめ
扇風機の電気代は、
消費電力(kW)× 使用時間(h)× 電気代単価(円/kWh)
で計算します。
消費電力を扇風機の「中」で40W(0.04kW)として、電気料金1kWあたり26円で計算すると、扇風機の電気代は、
- 1時間:1.04円
- 24時間:24.96円
- 1ヶ月:748.8円(24.96円×30日)
となります。
エアコンに比べると、かなり安い電気代ですね。
電気代の単価は、電力会社との契約によっても異なります。
また、扇風機を使う環境や扇風機の機種によっても、消費電力や電気代は違ってきます。
ここでご紹介した数字は、あくまで机上の計算例として目安にしてくださいね。