恋を叶えたい、良縁に出会いたい、恋愛成就のおまじないは絵馬にお願い事を書くこと。絵馬とは何か、正しい書き方とコツをご紹介。神社というパワースポットでご祈祷、澄んだ気持ちで絵馬にお願い事を書いたなら本気の恋の神頼み、叶うかもしれませんよ。
絵馬とはなぜ絵と馬なのか
恋愛が思うようにいかないとき。
自分の力だけじゃどうにもならない、どうしようもないとき。
心を支えてくれるのは神頼みです。
初詣や神社などに行って参拝したあと、縁起物の絵馬を買い求めて、あなたの恋愛、なんとかしませんか?
実は絵馬、恋のおまじないとしてはとても強力なんです。
近頃じゃパワースポット神社などで願掛けグッズになった感のある絵馬ですが、
恋愛・縁結び系にはハート型だったり、暖色系のカラフルなものまで出てきてます。
可愛いけれど、アレンジされた絵馬は商魂。
恋をなんとかしたいなら本来の絵馬にこそ意味があると思います。
絵馬とは
絵馬を一言でいうと、絵が描かれた木の板です。
絵馬はなにかを祈願するときや、願いがかなったお礼として、神社に奉納するものです。
関東は五角形(家型)の絵馬が主流で、関西では四角型が主流のようです。
神社や寺院に願い事を祈願するとき、この絵馬に願い事を書いて神社や寺に納めます。
祈願した願い事が叶って、その謝礼をするときに神社や寺院に納めることもあります。
わたしは受験の時は合格祈願を絵馬に託しましたが、そのころは受験で頭が一杯で絵馬の意味など考えもしませんでした。
ですが、大人になって、
「そもそもなんで馬なのか?」
と疑問がわいて絵馬の由来や意味について調べたことがあります。
絵馬の由来と意味
古代、馬は神さまが乗って私たち人間の住む世界に降臨してくるという伝説があったんですね。
その馬は神馬(しんめ/じんめ、かみうま)と呼ばれ、神が騎乗する馬として神聖視されました。
そのことから馬は神秘的な動物として大切にされており、奈良時代から祈願のために生きた馬を神さまに奉納する習わしがありました。
でも、馬の管理って大変です。
大きな生き物の世話は人手もお金もかかります。
高価な馬は献納する側にとってもまた大きな負担がありました。
このように、馬の管理や費用負担など経済的な面から、いつしか馬を奉納する代わりに、木の板に馬の絵を描いたものに願いをこめて神さまに奉納するようになったんですね。
それが今日の絵馬につながっています。
絵馬で恋愛成就させる正しい書き方
いきなり絵馬を書くことにしても、何をどうしたらいいのかわからないですよね。
大丈夫、縁結びや良縁、恋愛成就の絵馬の正しい書き方をシッカリお伝えします。
まずは、絵馬に願いを書くための筆記具として、『黒の油性ペン』を用意してください。
大事なことなのでもう一度いいますよ。
『黒の油性ペン』を用意しましょう。
■ 筆記具として黒の油性ペンを持参する
筆記具に決まりはありません。
神社によっては水性ペンや油性ぺん付きの絵馬もあります。
でも、自分で書くのですから、自分が書きやすい道具を持参するのが一番。
雨に濡れても大丈夫なのは油性ペン、一択です。
■ 絵馬はイラストや絵が描かれている方が表
あなたの願い事は、裏の何も書いてない方に書きます。
絵馬によっては裏面に、住所氏名・願い事・日付など、あらかじめ書かれているものもあります。
神様が、どこの誰かわからなくならないように住所と氏名を記入します。
ただ、近頃では物騒な事件やプライバシーの問題もあります。
気になるようなら、住所は○○区市町村まで、氏名はイニシャルや名字だけにしても大丈夫。
昔は今のように絵馬に実名を書くことはなく、「申年男」とか「寅歳女」などと干支と性別のみを記していたからです。
神社によっては個人情報保護シールがついている絵馬もあります。
このあたりは神社の人に聞いてみるのがいいと思います。
恋愛成就の願い事の書き方:お願いごとの例
絵馬は神さまに奉納するもの。
ですから、
神さまに見ていただくために下手でもいいから、ハッキリわかりやすく、丁寧な字で書きます。
書き方は自由ですが、
「断言する」
ことが重要ポイントです。
■ 願い事は断言する。
・書き方の良い例:「○○さんと付き合います」
・書き方の悪い例:「○○さんと付き合えますように」
※『~しますように』といった、願いのような書き方はNG。
「必ずなる!」
という強い意志と決意をもって断言することが重要です。
恋愛を成就さえたいあなたの強い意志と決意。
それが神様への意思表示となり、そうなることが実現する。
というふうになるのです。
■ 願い事は具体的に
好きな相手がいる場合は、ハッキリ名前を書く方が神さまに伝わります。
■願い事は1つ
どうしても複数書きたいときは、箇条書きにしてわかりやすく書きます。
ちなみに、表のあいているスペースにもお願いごとを書く人もいますが、神聖な絵が描かれている表側は汚さないこと。
絵馬に願い事を書いたらどうするどうなる
絵馬は、絵馬を買った神社へ奉納をするのが基本です。
あなたが願い事を書いた絵馬は、その絵馬を購入した神社やお寺に祈願奉納します。
神社やお寺には、絵馬を掛ける場所がありますからそこへかけるか結ぶかします。
その絵馬がどうなるかというと、神社によって対処が違ってきます。
定期的に(月に1~2度とか)、お願い事が叶うように神社の神主が絵馬に対し祈祷をするところもあります。
そしてお正月には、それらの絵馬を集めて、神主がお清めしてから、おたきあげ(どんど焼き/燃やす)をします。
お土産などでもらったりした絵馬の場合
友人がお土産で買ってきてくれた絵馬など、購入した神社が遠方で奉納に行くのが難しいこともありますよね。
神社にこだわらない場合は、おうちの『神棚』にお供えします。
もらった絵馬の神社の社務所宛に送って祀ってもらえるか、確認してみるのも一考です。
その後願いが叶ったら、お礼参りや御礼の絵馬を奉納するケースもあります。
奉納に時期や期限などはありません。
いつでも好きな時に奉納してOKです。
絵馬とは恋愛成就のおまじない正しい書き方と願い事の具体例 まとめ
絵馬の書き方は自由ですが、気持ちを込めて丁寧に書きましょう。
お願いごとはひとつだけ。
あなたが本当に叶えたいことをひとつ書きます。
ポイントは、
・簡潔に具体的に、名前や名称を入れてわかりやすく書く。
・「付き合います」「結婚します」といったように断言形で言い切る。
それとマイペンです。
黒い油性マジックペンを忘れないこと!
もう一つ忘れてならないのは願いがかなった時の御礼です。
あなたのお願いが叶った時には必ず御礼に伺うこと、忘れないでくださいね。