白露2019年はいつ?意味や由来でわかる時期の特徴と二十四節気

2019年の白露はいつ?

どのような意味があるの?

由来や特徴は?

白露の「白」はどんな色?

その疑問、解消します!

白露とはどういったものなのか、

二十四節気の中での意味合い、

白露がある9月という時期の特色や風景も含めて、

わかりやすくお伝えします。

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白露2019年はいつ?

夏の暑さが過ぎて、朝晩の風に涼しさを感じる頃に「白露」があります。

白露は「はくろ」と読みます。

毎年9月8日頃が白露です。

なぜ、「頃」というのかというと、白露は毎年同じ日ではないからです。

年によって1~2日程度のズレが生じます。

また、白露は期間を指すこともあります。

期間を指す場合は、9月8日頃から次の節気である「秋分」の前日までの期間を「白露」と呼びます。

2019年の白露は9月8日(日)

そして、2019年の秋分は9月23日(月)です。

なので、2019年の白露を期間として指す場合は、9月8日(日)から9月22日(日)となります。

よくニュースや天気予報などで、

「今日は白露です」

という言い方をするときは、白露に入る日を指しています。

耳で聞くと「はくろ」はピンと来ないかもですが、ソーシャルゲーム『艦これ』の「 白露(しらつゆ)」や、お酒の名前で字面を目にする人も多いと思います。

この白露は、『白い露(つゆ)が草花に落ちるような季節』ということから名付けられたといわれています。

「しらつゆ」と読むほうが、白い露をイメージしやすいですね。

そもそも白露とは?

白露とは、二十四節気の一つです。

二十四節気というのは、1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。
 

二十四節気

【春】

立春(りっしゅん):2月4日頃
雨水(うすい):2月18日頃
啓蟄(けいちつ):3月5日頃
春分(しゅんぶん):3月20日頃
清明(せいめい):4月4日頃
穀雨(こくう):4月20日頃

【夏】

立夏(りっか):5月5日頃
小満(しょうまん):5月21日頃
芒種(ぼうしゅ):6月5日頃
夏至(げし):6月21日頃
小暑(しょうしょ):7月7日頃
大暑(たいしょ):7月22日頃

【秋】

立秋(りっしゅう):8月7日頃
処暑(しょしょ):8月23日頃
白露(はくろ):9月7日頃
秋分(しゅうぶん):9月23日頃
寒露(かんろ):10月8日頃
霜降(そうこう):10月23日頃

【冬】

立冬(りっとう):11月7日頃
小雪(しょうせつ):11月22日頃
大雪(たいせつ):12月7日頃
冬至(とうじ):12月22日頃
小寒(しょうかん):1月5日頃
大寒(だいかん):1月20日頃

 

二十四節気は、地球と太陽の位置関係で割り当てられています。

地球から見た太陽の見かけ上の通り道を「黄道」といい、1年間で地球の周りを一周すると考えます。

黄道360度を24分割した15度間隔で、それぞれ特定の二十四節気が定められているのです。

そして、定めた点を太陽が通る日が、二十四節気のそれぞれの日にちになります。

白露は例年、太陽黄経が165度を通る日にあたります

太陽黄経の黄経とは黄道座標における経度。

太陽黄径というのは、春分の位置を0度とした時の現在の地球から太陽の見える位置の角度のことです。

太陽黄経が、150度を通過する日が処暑、165度を通過する日が白露、180度を通過する日が秋分となります。

二十四節気は今から2600年前に中国の黄河付近で誕生した暦と言われており、そのため、日本の気候と必ずしも一致しない面もあります。

ですが、毎年同じ時期に同じ節気が巡ってくることから、特に農業の目安となりやすく、日本で定着し今に至っています。

二十四節気は、今でも農作業などで使われています。

カレンダーや手帳などにも二十四節気が記されているものが多いですね。

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暦の白露の意味や由来は?

二十四節気の中で、白露は、「秋が深まる季節」です。

草むらでは虫が鳴いて、秋が実感できます。

白露は、処暑と秋分の中間で、

朝夕少し涼しくなり、草葉に露が宿るようになる頃

という意味で使われる言葉です。

暑さが落ち着く処暑を過ぎて、昼と夜の長さが同じになる秋分の間にある白露の時期は、都心でも赤とんぼを見かける頃。

空を見上げると、秋らしいうろこ雲が見られるようになります。

また、この時期は上空の大気が不安定になりやすい時期でもあります。

昔から台風が来る日として警戒される二百二十日は、立春から数えて白露の初めの時期に当たります。

白露の由来は?

白露と呼ばれる由来は、夜の間に大気が冷え込み、草花に朝露が宿ることから名づけられたようです。

江戸時代(天明7年)の暦の解説書「暦便覧」には、

陰気やうやく重りて、露凝りて白色となれば也

と書かれています。

「大気がようやく冷たくなってきて草花に朝露が宿る頃」

という意味です。

夏の厳しい暑さが和らぎ、朝晩はひんやり感じるようになって、朝露が降りる始めるのが白露の時期です。

日中は残暑で真夏のような暑さでも、日が暮れるのも早く感じるようになり、朝晩は次第に涼しくなってきます。

そうなると、草木などにが見られるようになります。

秋に露が見られるのは、気温の比較差が大きいからです。

1日の中の最高気温と最低気温の差が大きく、日中の湿った空気が夜間に冷やされることによって、夜露や朝露が発生しやすくなるのです。

夜の気温が下がると、空気中の水蒸気が冷やされ、水滴となって草花や木の葉につくようになります。

この水滴が「露」です。

「朝露が降りた」

という言い方もしますね。

白露の「白」は?

白露の「」は、草の葉に白い露が結ぶ(降りる)という意味。

露は透明なのに白という色が表現されているのには、諸説あります。

広く知られているのは、中国の秋のイメージカラーが白だから、というもの。

ですが、個人的にはこの白は、「ホワイト」の白ではないと思っています。

古代の中国や日本では、「白」はホワイトの白色を表す他に、『色のない透明のもの』も表していました。

百人一首に

白露に風の吹きしく秋の野はつらぬきとめぬ玉ぞ散りける
-文屋朝康

というのがあります。

この白露は「しらつゆ」と読みますが、意味は、

「草木に降りた白露に、風が吹きつけている秋の野は、糸でつなぎとめていない真珠が散っているようだ」

といった感じです。

この白露は「ホワイトの白」というより、艷やかに透き通った玉のようなつぶが浮かびませんか?

検索していると、白露の「白」は中国の五行思想から来ているという解説が多く見られますが、白露の白は「透明」でイメージするほうが、きらきらと輝く露らしいと思うのです。

白露2019年はいつ?意味や由来でわかる時期の特徴と二十四節気 まとめ

2019年の白露は9月8日(日)。

期間として指す場合は、9月8日(日)から9月22日(日)となります。

白露は二十四節気の一つで、「秋が深まる季節」です。

「朝夕少し涼しくなり、草葉に露が宿るようになる頃」

という意味で使われる言葉です。

白露の時期は、街路樹の下に生えている雑草にも、露が降りているのを見かけることがあります。

昼の長さと夜の長さがほぼ半分になる秋分に向かい、少しずつ空気が冷えているんですね。

朝夕の涼しさの中に肌寒さも感じ始める白露は、夏の疲れが出やすい頃でもあります。

からだに気をつけて、過ごしやすい秋の季節を楽しんでくださいね。

白露の時期には、「重陽の節句」があります。

◇ 重陽の節句はこちらをご参考に。
重陽の節句とは何をする日?由来でわかる過ごし方と食べ物の楽しみ方

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