9月の誕生石のサファイアとはどんな宝石?
宝石言葉は?
色によっても違う?
誕生石を身につける効果は?
その疑問、解消します!
聖職者がサファイアの指輪をしている理由、
パワーストーンとしての意味合い、
誕生石の由来も含めて、わかりやすくお伝えします。
サファイアとはどんな宝石?
暑さも和らぎ、秋風を感じる9月。
9月の誕生石はサファイアです。
鮮やかな青い色が特徴的な宝石ですね。
サファイアはブルーのイメージが強いですが、他にもピンク、オレンジ、グリーンなどさまざまな色を持っている宝石です。
色の種類は、
- 青色(ブルーサファイア)
- ピンク色(ピンクサファイア)
- ピンク~オレンジの中間(パパラチアサファイア)
- 紫色(バイオレットサファイア)
- 黄色(イエローサファイア)
- 濃い黄色(ゴールデンサファイア)
- 緑色(グリーンサファイア)
- オレンジ色(オレンジサファイア)
- 無色(ホワイトサファイア、カラーレスサファイア)
- 黒色(ブラックサファイア)
などがあります。
サファイアは世界各国で産出されていますが、産出地によっての微妙な色合いで特別稀少なものもあります。
中でもビルマ産が一番珍重され、濃く深い美しい青色のサファイアには「ロイヤルブルー」の名が付けられています。
サファイアが持つ多様な色から、古代の人たちは、空の色は大地のサファイアが映っているからだと信じていたそうです。
なんともロマンチックな話ですが、サファイアはダイヤモンドの次に硬い宝石でもあります。
サファイアの名前の由来は?
サファイアとは、「青色」を意味するラテン語の「sapphirus(サッピールス)」に由来しています。
古くは、サファイアはすべての青色の宝石の呼び名でもあったようです。
和名でも色を意味する「青玉」「蒼玉(せいぎょく)」と呼ばれるので、やはり、青色という印象が強いようですね。
ちなみに、サファイアの和名は、「鋼石(こうぎょく)」と言われることもありますが、こちらは、サファイアの石自体の硬さから由来してつけられたと思われます。
サファイアの歴史
神秘的な魅力をもつサファイアは、ローマのカトリック教会で「神の光」と呼ばれており、聖職者が右手につける指輪としても使われています。
古代から、サファイアは哲学者、聖人の石と言われ、神の恩寵を受け精神の再生を司ると信じられてきました。
そのため、聖職者にこそふさわしい石と考えられ、枢機卿や司教の指輪にセットされるようになりました。
サファイアの指輪をした手で信者に触れることは、誠実や慈悲を与え、病を癒し、人々を悩みから救うことを意味しています。
石のパワーで、人々を導いてきたというのはちょっとスピリチュアルな感じですが、古代からサファイアは清らかさと神の王国の輝かしい力をあらわすとされてきたようです。
キリスト教徒には、聖母マリアを象徴するものだと考えられているといいます。
また、サファイアは中世ヨーロッパの頃から、王族に好まれている宝石でもあります。
最近では、ウィリアム王子が、故ダイアナ王妃のサファイアをキャサリン妃に婚約指輪として贈ったことでも話題になりましたね。
イギリス王室の王冠の先端の十字架にも、ブルーサファイアが埋め込まれています。
サファイアの宝石言葉は?
サファイアの宝石言葉は、「慈愛(じあい)」・「信頼」・「誠実」・「徳望(とくぼう)」。
慈愛とは、親が子供をいつくしみ、かわいがるような、深い愛情のことです。
徳望というのは、徳が高く多くの人々から慕われること。
人が持つ内面的な強さの部分に関する言葉のように思えます。
また、宝石の硬さから、「堅固な愛」・「貞淑な愛」という意味もあります。
そのことから、サファイアはパートナーとの絆を強める石ともいわれます。
「変わらぬ愛を誓う」
といった意味合いがあります。
ヨーロッパでは、浮気をするとサファイアの色が変わるともいわれ、浮気防止のために男性が女性にサファイアを贈っていたとか。
サファイアの色の種類によっても、宝石言葉があります。
- ブルーサファイア :「幸運、天命」
- ブルースターサファイア : 「知識へ導くパワー」
- ピンクサファイア :「かわいらしさ」
- イエローサファイア :「自信、目標達成、集中力」
- ゴールデンサファイア :「輝く魅力・光明」
- ホワイトサファイア : 「輝く知性、聖なる力」
- バイオレッドサファイア :「初恋の思い出」
- スターグレーサファイア :「暁の吉報」
- ブラックスターサファイア :「中心的な存在」
名称にスターが入っているのは、スター効果をもつサファイアのことです。
サファイアに光を当てて眺めたときに、6条の星型の光の輝きが見えるものがあります。
そのサファイアは「スターサファイア」と呼ばれ、星型の光の筋が見える現象を「スター効果(アステリズム)」といいます。
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サファイアの誕生石を身につける効果とは?
自分の生まれた月の宝石を身につけていると幸運が訪れる、守護石となり身を守ってくれるなどの言い伝えがあります。
生まれた月の宝石である誕生石は、あなた自身を守ってくれる「お守り」というわけです。
誕生石は18世紀にポーランドに移り住んだ宝石商によって広められたと言われています。
昔は今よりもはるかに宝石は高価なものでした。
そのため、宝石は王族や聖職者などの地位が高い人しか身に付けることができない品物だったのです。
やがて、時代と共に、庶民にも宝石が手の届くものへと変わっていきました。
宝石商たちの
「一般の人が、もっと宝石に興味を持ってもらえるように」
という願いから、誕生石というものを考えたとされています。
その起源は聖書に書かれているものがベースになったといわれています。
旧約聖書では、ユダヤの高僧たちが自分の地位をあらわすために、12種類の宝石を胸当てに縫い付けていたとあります。
また、新約聖書には、エルサレムの都の城壁にあった12の門の土台に、それぞれ別々の宝石が埋め込まれていたという記述があります。
旧約聖書・新約聖書の12個の宝石の記述が影響して、海外では、宝石を身に付けることで、自分の身を守ってくれるという意味や、魔除けの意味につながっていったようです。
サファイアがもたらす効果とは?
サファイアは、持つことで自信がつき、成功につながると言われています。
自身の内面を強くしてくれる石で、集中力を高め、ものごとに流されない心を持つためのサポートをしてくれる効果が期待できます。
パワーストーンとしては、邪気を祓う魔除けの効果があるとされています。
また、前述のように、パートナーとの絆や変わらぬ愛といった意味合いから、夫婦円満や恋人同士の関係を良くする効果があるとも言われています。
サファイアのおすすめの身につけ方は?
サファイアは、海外では婚約指輪やエンゲージリングにも使われる人気の宝石です。
指輪で身につけるのも素敵ですが、ブルーサファイアをはじめ、どの色もプラチナやゴールドとの組み合わせが合うので、ネックレスでつけても服を選びません。
美しい色合いからパーティアクセサリーとしても使われますが、パワーストーンとして身につける人も多いのがサファイアです。
わたしもサファイアがパワーストーンとしての効果が大きいと聞いて以来、ブルーサファイアの超小粒のピアスを愛用しています。
9月の誕生石サファイアにこめられた意味とは?宝石言葉と石の効果! まとめ
サファイアはブルーのイメージが強いですが、他にもピンク、オレンジ、グリーンなどさまざまな色を持っている宝石です。
和名では、「青玉」「蒼玉(せいぎょく)」、「鋼石(こうぎょく)」と呼ばれます。
神秘的な魅力をもつサファイアは、ローマのカトリック教会で「神の光」と呼ばれており、聖職者が右手につける指輪としても使われています。
サファイアの宝石言葉は、「慈愛(じあい)」・「信頼」・「誠実」・「徳望(とくぼう)」。
ブルーサファイア は「幸運、天命」、ピンクサファイア は「かわいらしさ」など、色の種類によっても、宝石言葉があります。
自分の生まれた月の宝石を身につけていると幸運が訪れる、守護石となり身を守ってくれるなどの言い伝えがあります。
生まれた月の宝石である誕生石は、あなた自身を守ってくれる「お守り」になるのです。
誕生石のサファイアを宝石言葉の意味合いで選ぶのも良し、好きな色で選ぶのも良し。
指輪やネックレス、ピアスなどで身につけて、さらなるご加護を引き寄せてくださいね^^