新米をおいしく炊くコツとは?研ぎ方と水加減でふっくら感をプラス!

炊飯器で新米をおいしく炊くコツを教えて!

研ぎ方や水加減はどうしたらいいの?

炊き方の手順は?

その疑問、解消します!

新米の正しい保存方法、

お米の計量が大切な理由、

新米の洗い方のポイント、

しゃもじでほぐす効果も含めて、わかりやすくお伝えします。

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新米をおいしく炊くコツとは?

新米が店頭に並び始める頃になりましたね。

いろんな食材がおいしく実るこの季節ですが、収穫されたばかりの風味豊かな新米は、食欲の秋に拍車をかけます^^

新米というのは、その年の秋に穫れたお米です。

収穫されたその年のうち(12月31日まで)に精米、包装されたお米が新米。

産地により異なる場合もありますが、通常年末まで新米と呼ばれます。

新米はやわらかく粘りがあって香りよく、色の白さも際立っているのが特徴で、炊き立ての新米のおいしさは格別です。

年に一度、せっかくの新米なら、少しでもおいしくいただきたいですよね。

新米をおいしく炊くコツは、研ぎ方と炊き方にあります。

新米をおいしく食べる炊き方のコツ

  • お米は正確にきっちり計る
  • 優しく手早く洗う
  • 浸水(吸水)時間を十分にとる
  • 蒸らし時間をとってからほぐす

ですが、その前に忘れがちなのが、お米の「保存方法」です。

上質のお米でも保存の仕方で全く味が違ってきます。

新米に限らずですが、お米は野菜やお肉と同じ生鮮食品です。

特に精米後のお米は、ぬかで守られた玄米の状態と違って、温度や湿度の状況によっては、酸化速度が速くなることがあります。

お米の酸化が進むと味が落ちるのはもちろんですが、カビや虫の原因になってしまうので注意が必要です。

お米の保存に最も適しているのは「冷蔵庫の野菜室」です。

お米を容器に移し替えて、たとえば、ペットボトルに入れたり、厚手のタッパーなどに入れておくのもいい方法です。

百均でも冷蔵庫用の米びつが売られています。

「冷蔵庫の野菜室にそんなに場所がない」

という場合は、タッパーなどで小分けにしたものを、家の中のなるべく涼しい場所や、床下収納などの熱がこもりにくいスペースに保存するのがおすすめです。

保存するときはお米ににおいが移らないように、洗剤や香りの強い野菜のそばには置かないように気をつけてくださいね。

では次に、研ぎ方のコツをご説明しますね。

新米をおいしく食べる研ぎ方とは?

まず、基本中の基本ですが、お米は正確にきっちり計ること。

お米の計量カップを使っているのであれば、アバウトではなく、ちゃんと目盛りに合わせましょう。

お米の量が少し変わるだけで水加減のバランスがくずれ、炊きあがりがかたくなったり、柔らかくなったりします。

お米一合は、グラムにすると150gです。

正確な計り方をしないと、1カップにつきお米の量が5~10g変わってきます。

炊飯器の内釜の目盛りはこれに合わせて作られています。

なので、適当に測ると仕上がりが柔らかい・かたい、といったことになりますし、そのお米に適した水加減の目安もつきにくくなります。

まずは何より、お米をきちんと計ることが肝心で、ここからスタートです。

お米の計り方はどうやるの?

1合用の計量カップがあるなら、計量カップに山盛りのお米を入れ、すりきり棒などで、そっとすりきります。

目盛りがついているものなら、それに注意して計ってください。

計量カップがない場合は、

『お米1合:150g』

を目安にします。

新米の研ぎ方は?

新米の研ぎ方のコツは、優しく手早く洗うこと。

昔と違って、精米技術が上がり、米に付いているぬかが少なくなったので、一生懸命にとぐ必要はありません。

■ 新米の研ぎ方

1. 米全体が浸るくらい水を入れたら、軽くすすいですぐに水を捨てる。

2. これを2回繰り返す。

3. 米を洗う(3セット)

上記の1と2で、軽くすすいですぐに水を捨てるのは、最初の水には汚れが溶け出やすく、米がその水を吸ってしまわないようにするためです。

乾燥したお米は、非常によく水を吸います。

そのため、新米を水に浸けたままにしておくと、しみ出したぬかの成分ごと、内部にどんどん吸収してしまうのです。

1と2で行う最初の洗米は、表面のホコリや脂を取り除くイメージです。

ここでもたもたしているとぬか臭くなってしまうので、とにかくパッパッと手早くすることが重要です。

3では、「米を洗う」といった感覚で、研ぐというよりは洗う程度で十分ということです。

手指を立てて、力を入れず円を描くように軽く回し、たっぷり水を張って10回かき混ぜる、という作業を3セット行います。

水が透明になるまでやる必要はありません。

白濁した水が半透明になる程度まで洗えば十分です。
 

注意!
新米は柔らかいので、研ぎすぎると傷がついたり、旨味成分までなくすことになります。

新米の炊きあがりがベチャベチャになるのは、水加減のせいだけはなく、お米の細胞膜を傷つけてしまう研ぎすぎが原因のこともあります。

優しく手早くサッと洗う、を心がけてくださいね。

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新米のおいしい炊き方とは?

お米を研いだら、次は浸水(吸水)から炊き上げです。

洗ったお米は、すぐに炊かず水に浸します(吸水・浸水)。

このとき、水もしっかり量りましょう。

炊飯器の内釜には、水をどこまで入れるかの目盛りが二カ所にあります。

内釜は平らなところに置いて、水を両方の線に合わせます。

新米の水加減はどれくらい?

昔は、新米を炊く時は普段の水の量の1割減、などと言われたりしましたが、新米を炊く時の水加減はふだんと同じでかまいません。

なぜかというと、今の新米は出荷される段階で火力乾燥されており、他のお米と比べても乾燥程度にあまり違いがないからです。

なので、一度ふだんの水加減で炊いてみてから、好みに合わせて水を増減し、調整することをおすすめします。

新米の水加減については、こちらの記事をご参考に。
新米を炊く時に水を少なめにするのは昔の話?水加減の新常識とは?

新米の浸水(吸水)時間はどれくらい?

通常、お米は夏は30分、冬は1時間ほどの吸水時間が必要です。

お米を炊く前にしっかりと水に浸すと、酵素の働きでデンプンが分解され、均一に糊化されます。

吸水時間が短いと、芯が残ってパサパサのごはんになってしまいます。

近頃はお米を洗ったら、水加減をして、すぐに炊飯器のスイッチを入れる人が多いですが、お米に吸水の時間を取るだけで、ごはんの炊き上がりがまったく違います。

ふっくらおいしい新米を味わうためにも、ぜひ、吸水をしてくださいね。

新米の蒸らし時間はどれくらい?

お米が炊けたら、必ず15分ほど蒸らしてから、しゃもじでほぐして水分をとります

ほぐすことで、ごはんがべたつかなくなります。

釜の下や側面にあるお米は水分量が多くなっていますが、上の方のお米の水分量は少なめです。

ほぐすことによって水分を均一にして、余分な水分を飛ばす効果があるのです。

炊飯完了のお知らせチャイムが鳴る炊飯器は蒸らし機能が内蔵されているので、チャイムが鳴ったらすぐにしゃもじでほぐします。

炊きあがったごはんのほぐし方は、内釜内が十字で4分割されているつもりで、1/4ずつ内釜のなべ肌にそって大きく起こしひっくり返すようにします。

そうしてから、しゃもじを立ててかたまりを切るようにほぐすのがポイントです。

蒸らしすぎるとごはんがかたくなったり、甘みが飛んでしまうので気をつけてくださいね。

新米をおいしく炊くコツとは?研ぎ方と水加減でふっくら感をプラス! まとめ

新米をおいしく炊くコツは、研ぎ方と炊き方にあります。

ですが、その前に忘れがちなのが、お米の「保存方法」です。

お米の保存に最も適しているのは「冷蔵庫の野菜室」です。

新米をおいしく食べる炊き方のコツは、

  • お米は正確にきっちり計る
  • 優しく手早く洗う
  • 浸水(吸水)時間を十分にとる
  • 蒸らし時間をとってからほぐす

どんなに上質のお米でも「保存方法」や「ごはんの炊き方」次第で、全く味が違ってきます。

新米は、ごはんを炊く為のポイントとコツをおさえて炊飯することで、よりおいしさが引き出せます。

お米自体が持っている旨味をちゃんと引き出して、おいしい新米を味わってくださいね。

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