秋に抜け毛が多い理由は?
抜け毛の原因からわかる対策は?
最適な髪の洗い方は?
シャンプーはどうする?
その疑問、解消します!
抜け毛がひどいと感じた時の洗髪のポイント、
正しいシャンプーの選び方、
シャンプー前後の注意点も含めて、
わかりやすくお伝えします。
秋に抜け毛が多い理由は?
暑かった夏が終わり、
秋になり、涼しくなって過ごしやすい季節を迎えたな、と一息つく頃。
朝起きると枕に落ちている髪の毛や、
シャンプーで髪の毛を流す時に指にまとわりつく抜け毛に、
「抜けすぎ?」
「人より多いかも?」
「何かの病気?」
と不安になってしまう人も多いのでは。
当たり前ですが、髪の毛は毎日抜けるものです。
髪の毛にはヘアサイクルというものがあって、全ての髪の毛は、正常なら寿命を全うした後に抜ける運命になっています。
健康な髪でも、大人は1日平均100本ぐらいは抜け毛があると言われています。
その大半は髪を洗う時に抜けるのでわかりにくいかもですが、髪の毛が抜けるというのは自然なことなので、心配しすぎないでくださいね。
あまり心配すると、それがストレスになって抜けてしまうことも。
ただ、秋になって抜け毛が気になるというのは、それもまた当たり前のことなのです。
秋に抜け毛が増える理由は?
秋は抜け毛が増えるシーズンです。
実際、秋の抜け毛は、他の時期の約2倍とも言われています。
その理由は大きく分けると2つあります。
動物にある「換毛期」と「夏のダメージの影響」です。
■ 「換毛期(かんもうき)」
秋に多くなる抜け毛は、動物が冬毛に換わる前に抜け毛が増える現象の名残とも言われています。
ワンちゃん・ネコちゃんなどのペットを飼っているとよくわかると思いますが、夏毛から冬毛に生え換わるときは、たくさん毛が抜けますよね。
寒さに備えるために、動物は秋から冬にかけて、ふっくらふわふわの毛並みに変わっていきます。
この毛が生え換わる時期を「換毛期」といいます。
人間も動物なので、秋になると換毛期を迎えるという考え方です。
夏の暑さが過ぎて涼しくなると衣替えをするように、わたしたち人間の身体も冬に向けての準備を始めています。
秋に増える抜け毛もそのひとつです。
秋の抜け毛の量をひどいと感じるのは個人差がありますが、
換毛期なら自然の摂理、生理的なものなので、自分ではコントロールできるものではないわけです。
■ 「夏のダメージの影響」
夏の時期に浴び続けた強い紫外線や汗などで、頭皮は相当のダメージを受けています。
春から夏にかけてピークになる紫外線は、髪を生やすために大切な「毛乳頭」にダメージを与えるだけではなく、
頭皮から水分を奪い、頭皮環境の悪化を招く恐れがあります。
そして、夏は1年を通じて発汗の多い季節。
かいた汗は、水分が蒸発して、皮脂に塩分が残ります。
塩分は固まりやすい性質があるので、夏は皮脂が硬くなりやすいのです。
汗をかく → 皮脂が硬くなる
を繰り返すと、頭皮に皮脂が詰まってしまうことに。
頭皮が受けたダメージは、ダメージを受けた2~3か月後に影響が出ると言われています。
エアコンによる地肌(頭皮)や髪の毛の乾燥も、抜け毛の原因になります。
また、夏バテによる寝不足や栄養不足の後遺症で、毛根に十分な栄養がいきわたっていないことも。
身体が夏の影響をひきずっていることが、秋に髪の毛が抜ける原因になっている可能性もあります。
抜け毛対策に最適な洗い方とは?
抜け毛対策には食事などの生活習慣も大切ですが、シャンプーのやり方も重要です。
シャンプー、洗髪のやり方は抜け毛予防&防止にすぐできる対処法なので、今日から早速試してみてください。
育毛には大切なシャンプーですが、間違ったシャンプー方法を取っている人が多いんですよね。
いくら高級なシャンプーを使用しても、根本的な「シャンプーの仕方」が間違っていればそれらの効果を引き出すことができません。
まずは、シャンプー剤を使う「前」のアクションです。
入浴の際、先にシャンプーをしてしまう人が多いのですが、シャンプーは一度お湯に浸かってから行うことをおすすめします。
そうすると、地肌の皮脂や汚れが浮き上がってくるので、汚れが落としやすくなるからです。
シャワーだけの場合は、シャンプー剤を使う前に、ぬるめのお湯を使って行う「予洗い(よあらい)」を多めに行います。
(予洗いのやりかたは後述します)
抜け毛を減らすシャンプーのやり方
「毎日のシャンプー、ちゃんと出来ていますか?」
シャンプーは自己流で行っている人が多いので、それが逆効果となって、抜け毛を招く結果になっていることもあります。
毎日のことなので、この機会にしっかり見直して、正しいシャンプー方法で髪と地肌をいたわってあげてくださいね。
1. 自分に合ったシャンプーを選ぶ
お店にいくと、たくさんの種類のシャンプーが並んでいますよね。
使い慣れたシャンプーでも、実はあなたの頭皮に合っていない可能性もあります。
気をつけたいのが、洗浄力の強いシャンプー。
ワックスやスプレー、オイルなどを使っていると、つい手をのばしがちですが、洗浄力の強いシャンプーは、皮脂も落としてしまいます。
そうすると、頭皮が必要以上に落とされた皮脂を補おうと、皮脂を分泌します。
分泌された皮脂は頭皮に残り、それが毛根に詰まるという結果を招き、シャンプーをしても意味がなくなってしまうのです。
シャンプーはお肌と同じ弱酸性のアミノ酸系のものを利用することをおすすめします。
こちらは、天然アミノ酸系洗浄成分100%の濃密泡で泡パックもできるノンシリコンアミノ酸シャンプー&トリートメントのセットです。
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アミノ酸系のシャンプーは洗浄力が弱いので、皮脂を取り過ぎす、頭皮を健康な状態に保てます。
このアビエルタは洗浄成分の99%に、髪や地肌を構成するアミノ酸系洗浄成分を配合。
髪や地肌にやさしく洗浄力のあるシャンプーになっています。
わたしも使っていますが、アミノ酸系洗浄剤のアビエルタは合成洗浄剤と違って洗い落としも早く、さっぱりとすすげます。
髪のダメージが気になるときは、アビエルタにはリピジュアをはじめコラーゲン、セラミドといった高保湿成分が配合されているので、3分くらい泡をそのままにする「泡パック」がおすすめです。
ちなみにリピジュアとは、肌や髪の保湿を目的とした保湿成分のことでヒアルロン酸の2倍の保水力を持つといわれています。
抜け毛が気になったら、思い切ってシャンプーを変えるのも一つの方法です。
2. シャンプーの前に
シャンプー剤を使う前に、髪の毛を軽くブラッシングして、汚れを落としておきます。
地肌のマッサージにもなるので、おすすめです。
また、前述のように、入浴の場合は一度湯船に浸かり、頭皮の毛穴を広げておくと地肌の汚れが落ちやすくなります。
3. シャンプー方法
シャンプーする時は、髪の毛を洗うというより、地肌、頭皮を洗うことを意識します。
髪の毛の汚れを取るより、
「頭皮の皮脂をとる」
ということを心がけてくださいね。
まず最初に、頭皮と髪をしっかり濡らします。
頭皮を髪をしっかり濡らしたら、シャンプー剤をつけない状態で1分間すすぎます。
これを『予洗い』といいます。
予洗いをすることで、シャンプー剤がより効果を発揮できます。
次に、シャンプー剤を使います。
シャンプー剤は直接髪につけるのはNG!
手のひらにシャンプー剤をのせて、よく泡立ててから塗布します。
毛根の汚れを落とすようなイメージで、爪を立てずに指の腹を使って洗います。
生え際から頭頂部に向かって、優しくマッサージするように洗っていきます。
こうすると、毛穴に詰まった皮脂を取り除きやすく、また、頭皮の血行促進を促します。
シャンプー剤が残っていると、頭皮に負担がかかるので、すすぎも十分に行ってくださいね。
(1)頭皮と髪をしっかり濡らす
(2)シャンプー剤を使う前に1分間の『予洗い』をする
(3)指の腹で優しくマッサージするように洗う
(4)十分なすすぎを行う
4. シャンプーが終わったら
洗髪後はきれいなタオルで水分を取り、ドライヤーで頭皮から毛先に向かって乾かしていきます。
ごしごし水分を取るのはNG!
髪の毛や頭皮を傷つけてしまいます。
優しく包み込むように、タオルに吸水させるような感じで水分を取ります。
わたしが愛用しているのは、「ながら時間」にたっぷり吸水してくれる特殊なタオル。
ドライヤー時間が短縮できる超吸水極厚ヘアタオル(ヘアキャップ)速乾吸水ヘアターバン水分吸収ヘアドライ[M便 1/3]
時間をかけて吸水できる特殊なタオル生地で、タオルがたっぷりの水分を吸収してくれるので、仕上げのドライヤー時間が驚くほど短縮できます。
ドライヤー時間が短いのは時短になるだけではなく、髪の毛にとっても優しいですよね。
タオルで髪を包んでいる間に吸水してくれるので、普通のタオルのように髪をこすってしまう回数が減るため、乾燥時の指通りもよくなります。
タオルドライがすんだら、ドライヤーを使って乾かします。
ドライヤーを使う時は、髪に熱風を当て過ぎないように注意してくださいね。
ドライヤーの前に、少量のヘアオイルや洗い流さないタイプのヘアトリートメントをつけておくと、髪の毛の傷みをふせぐことができます。
秋に抜け毛が多い理由は?ひどい時は洗い方やシャンプーで対策を! まとめ
秋は抜け毛が増えるシーズン。
その理由は大きく分けると2つあって、動物にある「換毛期」と「夏のダメージの影響」です。
秋に抜け毛が多くなるのは一般的なことで、異常ということではありません。
誰もが感じていることなので、心配する必要はないのですが、それでも、
この秋に限っては抜け毛がひどいな、といった場合は、洗髪のやり方に問題があるかもです。
シャンプーは弱酸性のアミノ酸系のものがおすすめです。
洗髪のときは、
「頭皮の皮脂をとる」
ということを心がけて、以下のポイントに気をつけましょう。
(1)頭皮と髪をしっかり濡らす
(2)シャンプー剤を使う前に1分間の『予洗い』をする
(3)指の腹で優しくマッサージするように洗う
(4)十分なすすぎを行う
洗髪後はきれいなタオルで水分を取り、ドライヤーで頭皮から毛先に向かって乾かしていきます。
適切なケアをしていると、寒くなるにつれ身体も環境に慣れていき、抜け毛も落ち着いてきます。
あまり心配しすぎないで、まずは今日から洗い方を意識して頭皮ケアをしてみてくださいね。
また、健康的な髪の毛を作るための栄養をしっかり摂ることも大事です。
髪の毛の主な構成要素はたんぱく質や亜鉛。
卵や青魚などの良質なタンパク質を積極的に摂って、内側からもケアしていきましょう。
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