冬の乾燥肌対策はどうすればいいの?
肌が乾燥する原因は?
正しい保湿ケアとは?
ふだん気をつけることは?
その疑問、解消します!
日常の生活習慣やシーンごとで注意すべきこと、
毎日の入浴や洗顔のポイント、
暖房器具の使い方も含めて、わかりやすくお伝えします。
冬の肌乾燥対策!回復への近道とは?
冬の訪れと共にやってくるのが悩ましい乾燥肌。
顔だけじゃなく、手や足などもかさついて、場所によってはひび割れてしまうことも。
粉をふいたり、手足がかゆくなったり・・・
といった乾燥肌特有の肌荒れの症状に困っている人は意外と多いもの。
肌の乾燥の症状はいろいろあります。
- 肌のキメが荒くなる
- カサカサする
- 皮がめくれてくる
- 白く粉がふいたようになる
- 赤みが出る
- かゆくなる
乾燥肌には保湿が良いことはわかっていても、
「どんな方法でどのように保湿するのがよいのか」
っていうのは、なかなかわかりにくいところですよね。
高価な化粧水や乳液を使ってもイマイチ効果を感じられなかったり、
保湿に良いとされる入浴剤を使ってもカサカサしたり、
化粧品をしっとりタイプにしても肌にぱさつきを感じたり、
自分では保湿に気をつけているつもりでも、効き目を感じなければ意味がありません。
「そもそも、なぜ肌が乾燥してしまうのか」
あなたの肌が乾燥してしまう理由を見つけることが、回復への近道です。
冬の乾燥肌の主な原因は、以下のようなものが考えられます。
2. 体温維持によるバリア機能の低下
3. 汗の減少
4. 暖房器具
5. 入浴
6. 食生活
7. ストレスや過労
まずは、どれが自分にあてはまるのか考えてみると、対策も考えやすくなります。
◇ 冬の乾燥肌の原因について詳しくはこちら。
冬になると肌が乾燥するのはなぜ?肌荒れの原因となる7つの理由とは?
肌が乾燥していることに、思い当たるような原因があったら、そこから改善していくといいですね。
冬の乾燥肌対策!日常生活の注意点とは?
冬になると乾燥する肌の保湿対策には、日常の生活習慣やシーンごとで注意すべきルールがあります。
2. 肌に良い食事を摂る
3. ストレスをためない
4. 衣類の刺激を避ける
5. 入浴時は手のひらで洗う
6. 入浴はぬるめのお湯で
7. クレンジングと洗顔は短時間で
8. スキンケアはすばやく
9. 室内環境に気をつける
それぞれひとつずつお伝えしていきますね。
1. 部屋の加湿を心がける
寒い冬に暖房は欠かせませんが、肌にとって暖房は大敵です。
オフィスや家では、エアコンの風が肌に直接あたらないように気をつけましょう。
部屋の加湿も大切です。
体を覆っている皮膚の70%は水分からできています。
うるおいのある肌を保つためには、加湿器を使って湿度を50~60%ぐらいに保つことがポイント。
加湿器がない場合は、洗濯物を室内に干したり、水やりが必要な花を飾るなどして、湿度が下がりすぎないように注意します。
濡れたタオルを室内に干しておくのもいいですよ。
2. 肌に良い食事を摂る
皮膚はタンパク質で作られているので、良質のタンパク質をしっかり摂ることが保湿力アップにつながります。
卵、肉、大豆などを意識して食べましょう。
納豆や豆腐は低カロリーなので、積極的に摂るといいですね。
ビタミンB群、ビタミンCなども、肌の再生には必要な栄養です。
乾燥で肌がカサカサしているときは、「必須脂肪酸」や「カロテン」を多く含む食品を意識して食べるようにします。
必須脂肪酸は、サバやイワシなどの青魚に多く含まれています。
必須脂肪酸は身体の主要構成成分のひとつで、これが不足すると肌がカサカサの状態になってしまいます。
カロテンは、かぼちゃやにんじんなどの緑黄色野菜などに含まれています。
緑黄色野菜はビタミン群も多く含む優良野菜です。
カロテンは、からだの中でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ作用があります。
3. ストレスをためない
ストレスをためない、と言ってもなかなか難しいですよね。
ストレスが肌によくないとされる理由は、ストレスが溜まることにより体内のめぐりが滞ること、そして活性酸素が発生しやすくなるからです。
活性酸素とは、細胞を傷つけ免疫力を低下させるものです。
気分の切り替えがうまく出来ない時は、休息や休憩を取るだけでもストレスの発散になります。
仕事や家事の合間には、意識して休憩を取るようにしましょう。
休みの日には趣味を楽しんだり、仕事とは関係のないことをするなどして、気分転換をはかるように意識するといいですね。
4. 衣類の刺激を避ける
肌に直接触れる肌着やタオルなどは、柔らかくて、肌への負担が少ないものがおすすめです。
防寒肌着の化繊が肌に合わない場合もあります。
乾燥した肌は荒れているので、ちょっとした刺激にも敏感になります。
身体の動きと一緒に衣類が動くことで、チクチクしたりムズムズすることも。
服についているタグが気になる場合には、切り取ったり、裏返したりして、肌に直接当たらないように工夫します。
わたしは乾燥がひどい時は、下着の縫い目も気になって、肌着は裏返しで着ていました^^
5. 入浴時は手のひらで洗う
バスタイムはシャワーやお湯に浸かったりで、肌のうるおい成分が流れ落ちてしまう時。
石鹸やボディーソープは肌に優しいもの、うるおいタイプなどを選びます。
肌が乾燥しているときは、タオルやスポンジはおすすめしません。
ナイロンタオルなどでゴシゴシこするのは肌を傷つけるだけ。
最も肌に優しい洗い方は、ボディソープや石けんを十分に泡立てて、手のひらを使ってその泡で洗う方法です。
6. 入浴はぬるめのお湯で
肌が乾燥している状態のときの長時間の入浴や、熱いお湯での入浴はNG。
熱めのお湯は肌の乾燥を進行させるので、お湯の温度は38~40℃に設定します。
入浴してから20分ほどたつと、肌は入浴前より乾いた「過乾燥」状態になるといわれています。
乾燥がひどい時は、保湿タイプの入浴剤を入れ、湯船に浸かったあとは、シャワーで流さずに出ると保湿成分が肌に残ります。
ただし、香料や着色料が使われている入浴剤は、逆に肌への刺激になりがちなので注意してくださいね。
お風呂上がりは、すぐに保湿用の化粧水、クリームや乳液などでケアします。
7. クレンジングと洗顔は短時間で
熱いお湯でのクレンジングや洗顔は、乾燥の原因になります。
水に近いくらいの常温がベストです。
『洗顔はしっかり』というイメージがあるようで、時間をかけてじっくり洗う人が多いんですが、肌には逆効果です。
肌に必要な皮脂や、セラミドなどの保湿成分まで落ちてしまうので、クレンジングと洗顔は、なるべく短時間でさっと済ませます。
朝の洗顔は、ソープを使わずにぬるま湯で洗い流すだけでも十分です。
8. スキンケアはすばやく
洗顔後も入浴後も、肌についた水分が急速に蒸発するので、肌が最も乾燥しやすいときです。
肌の乾燥がひどいと感じるときは、洗顔後と入浴後はすぐに保湿ケアを行うのが肝心です。
身体の乾燥が気になる部分はローションでうるおし、クリームなどでうるおいを閉じ込めるのがベストです。
9. 室内環境に気をつける
ホットカーペットや床暖房、こたつ、電気毛布なども、皮膚を乾燥させてしまいます。
特に電気毛布は、つけっぱなしで眠ると、どんどん肌の水分を奪ってしまいます。
電気毛布は寝る前にスイッチを入れて温めておいて、寝るときにはオフにするのがおすすめです。
寝室の湿度も、50~60%を目安にしましょう。
冬の肌乾燥対策8つのルール! 肌荒れの保湿ケアのポイントとは? まとめ
冬の乾燥肌の対策は、まずはどこに原因があるのかを考えてみることから。
「そもそも、なぜ肌が乾燥してしまうのか」
肌が乾燥してしまう理由を見つけることが、回復への近道です。
けっこう意外なところで、肌は乾燥してしまいます。
冬になると乾燥する肌の保湿対策には、日常の生活習慣やシーンごとで注意すべきルールがあります。
1. 部屋の加湿を心がける
2. 肌に良い食事を摂る
3. ストレスをためない
4. 衣類の刺激を避ける
5. 入浴時は手のひらで洗う
6. 入浴はぬるめのお湯で
7. クレンジングと洗顔は短時間で
8. スキンケアはすばやく
9. 室内環境に気をつける
冬に起こる肌荒れの原因はどれかひとつというわけではなく、いくつかの要因が重なっています。
普段の暮らしの中で、意識した保湿対策を取り入れながら肌をケアして、乾燥しがちな冬を乗り切ってくださいね。
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