将棋の日2019年はいつ?どんなイベントがある?由来と歴史もご紹介!

将棋の日2019年はいつ?

どんなイベントが行われるの?

将棋の日が制定された由来は?

いつからあるの?

その疑問、解消します!

伝統文化の将棋と江戸幕府との意外な関係、

将棋の日が定着するきっかけになった出来事も含めて、

わかりやすくお伝えします。

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将棋の日2019年はいつ?

史上最年少でプロ棋士になり、史上最年少で七段になり。

プロ棋士の世界で次々と記録を塗りかえている藤井聡太さんの活躍で、将棋界はとても賑わっていますね。

将棋には『将棋の日』という記念日があります。

2019年の将棋の日は11月17日(日)

将棋の日は日本将棋連盟によって、毎年11月17日と定められています

例年11月17日の前後には、全国各地で将棋にまつわるさまざまなイベントが行われます。

そのため、その日程で行われる将棋イベントに将棋の日という名称がついているものもあります。

将棋の日の由来は?

将棋の日の由来は寛永年間にさかのぼります。

寛永年間(1630年頃)、将軍の御前で将棋を指す『御城将棋(おしろしょうぎ)』が行われるようになりました。

将軍のお城で将棋を指すので『御城将棋』ですね。

江戸時代に入ると、将棋好きだった徳川家康は、将棋を幕府公認としていました。

17世紀から行われていた御城将棋ですが、しばらくの間は対局日が年によってまちまちでした。

そこで、家康と並んで将棋好きといわれる江戸幕府8代将軍徳川吉宗は、御城将棋を毎年11月17日(旧暦)に行うことを制度化します。

こうして御城将棋は徳川幕府の年中行事となり、江戸城では年に一度、11月17日に将軍の御前で将棋の対局が行われるようになりました。

場所は江戸城本丸の御黒書院(おんくろしょいん)。

ちなみに、関西将棋会館5階の対局室は、御黒書院を模した造りになっています。

御城将棋の11月17日は、江戸城の御黒書院で将軍や老中など幕府の最高首脳部が観ている中、

日ごろ鍛えた将棋の技量を見せるため、将棋三家(大橋家本家、大橋分家、伊藤家)と呼ばれた代表がしのぎを削っていました。

この日にちなんで1975年(昭和50年)に日本将棋連盟が、11月17日を将棋の日に制定したというわけです。

江戸時代の御城将棋は旧暦の11月17日。

現在の将棋の日は新暦の11月17日。

旧暦の11月17日は、今でいうと10月の中旬くらいです。

季節的にも爽やかで、将棋の秋といった頃合いですね。

御城将棋が行われていた当時は、現在のように持ち時間がなかったので、対局が時間内に終わらないということがよくありました。

そこで、事前に対局者同士が別の場所で将棋の勝負がつくまでやっておいて、御城将棋では、それをそのまま再現するということが行われていたとか。

すでに勝負がついた将棋をもう一度指す・・・

棋士たちは将軍様の前で、勝敗がわからぬよう演技をしなければいけなかったのでしょうか。

そうであれば、なかなかせつないものがありますね^^;

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将棋の日のイベントとは?

将棋の日のイベントは2019年で第45回目となります。

1975年11月17日には、第1回の将棋の日のイベントが、東京都台東区の『蔵前国技館』で開催されました。

蔵前国技館といったら、両国国技館(2代目)が造られるまで、東京での大相撲の本場所を開催していた場所です。

当時も大相撲の本場所が開かれていました。

その蔵前国技館の土俵の上で、将棋の対局が行われたのです。

棋界と角界、芹沢博文九段が企画したこのイベントには約8000人の将棋ファンが集まり、NHKが当日の模様を放送しました。

当日は、東京・広尾の「羽沢ガーデン」で行われた、中原誠十段に大山康晴棋聖が挑戦していたタイトル戦の十段戦(竜王戦の前身棋戦)第2局の1日目でした。

午後3時すぎに対局を中断し、盤・駒・脇息・座布団などを対局場から国技館に運び、土俵上で対局が続けられたのです。

午後5時に対局が再開。

大山氏が封じ手をしたのが午後5時40分。

封じ手が終了すると、それまで水を打ったように静かだった観客から、万雷の拍手が沸き起こりました。

当時は、タイトル戦のテレビ中継はまだ行われておらず、タイトル戦の公開対局も初めてのこと。

数十分とはいえ、将棋のタイトル戦を公開で行ったことは当時として超画期的で、生の対局を見た将棋ファンの興奮と感動は言うまでもありません。

この第1回イベントの大成功によって、日本将棋連盟が制定した将棋の日が定着します

1975年から40年以上経った今も、将棋の日には全国各地でイベントが行われ、NHKで放送されています。

将棋の日2019年のイベントは?

■ 第45回「将棋の日」in 甲府

【日時】2019年(令和元年)11月23日(土・祝)・24日(日曜日)

【会場】甲府市総合市民会館ほか (甲府市青沼3-5-44)

NHKの公開収録が行われます。

◇ 参加費やスケジュールなど詳細は甲府市のホームページで確認を。
甲府市HP

 

■ 第44回「将棋の日 」in 関西

【日時】2019年(令和元年)11月17日(日曜日)

【会場】関西将棋会館(大阪府大阪市福島区福島6-3-11)

◇ 参加費やスケジュールなど詳細は将棋連盟のホームページで確認してくださいね。
公益社団法人日本将棋連盟 関西本部HP
 

将棋の日が近くなるといろいろなイベントが行われています。

日本将棋連盟が主催するイベントとしては、日本放送協会 (NHK) が協力し、NHK教育テレビジョン(Eテレ)で公開収録されるイベントが最も大きなものです。

全国持ち回りで行われていますが、将棋の街として知られる山形県天童市では、5年ごとの開催となっています。

2019年は山梨県の甲府市。

トップ棋士による公開対局や、棋士と直接ふれあえる交流レセプション、子ども将棋大会などが行われます。

また、関西将棋会館でも将棋の日のイベントが開催されます。

いずれのイベントも、プロの棋士や女流棋士が参加して、将棋の普及に貢献する主旨で行われています。

棋士や女流棋士と来場者との指導対局のほか、『次の一手』名人戦やプロ同士の公開対局などが行われています。

次の一手というのは、会場の観客(対局者以外の棋士も含む)が、対局者の次の一手を予想して、勝ち残りで優勝者を決定するものです。

NHK収録ではとても盛り上がるコーナー。

テレビでも放映される、ある意味、将棋の日の名物企画でもあります。

将棋の日2019年はいつ?どんなイベントがある?由来と歴史もご紹介! まとめ

2019年の将棋の日は11月17日(日)です。

将棋の日は日本将棋連盟によって、毎年11月17日と定められていますが、

その前後の日程で開催されている将棋イベントの名称を指すこともあります。

将棋の日の由来は、17世紀から行われていた御城将棋。

江戸幕府8代将軍徳川吉宗が、御城将棋を毎年11月17日(旧暦)に行うことを制度化したことが由来となって、この日を将棋の日と制定しました。

1975年11月17日にテレビ中継された、第1回の将棋の日のイベントが大成功したことから、将棋の日が定着します。

将棋の日が近くなるといろいろなイベントが行われています。

よく、将棋をやると、頭が良くなるとか、先が読めるようになる、礼儀が良くなるとか、聞きますよね。

わたしの周りでも、ゲームに夢中になる子どもに将棋に興味を持たせようと親が教えたり、将棋教室に通わせているケースも少なくありません。

将棋は子供でも大人でも楽しむことが出来る日本の伝統的なゲームです。

今年の将棋の日はイベントに出かけて、楽しく将棋と触れあうのもいいですね。

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