七五三の千歳飴の賞味期限はいつまで?
賞味期限の記載がないものは?
賞味期限切れの千歳飴は食べられる?
その疑問、解消します!
なぜ千歳飴に賞味期限があるのか、
千歳飴が長持ちする理由、
賞味期限と消費期限の違いも含めて、
わかりやすくお伝えします。
七五三の千歳飴の賞味期限はいつまで?
七五三で食べるお菓子と言えば、「千歳飴(ちとせあめ)」。
千歳飴は子供の長寿を願って、細く長く、縁起の良い紅白で作られています。
お菓子好きの子どもにとっては七五三のお参りよりも、細くて長い千歳飴のほうがインパクトがあるので、思い出に残るかもですね。
千歳飴はお祝いとして子どもがいただくものですが、
地域によっては、千歳飴を七五三のお祝い返しとして渡すならわしもがあります。
紅白の飴が定番の千歳飴ですが、最近は抹茶味があったり、インスタ映えするようにとカラフルな7色の千歳飴まであります。
こちらは色ごとに味も違う7色の千歳飴。
【七五三】なないろ千歳飴(レビュー書き込みで次回あめプレゼント)
味は色ごとに、ピンク(アップル)、赤(苺)、オレンジ(オレンジ)、黄(レモン)、緑(メロン)、青(サイダー)、紫(グレープ)となっており、7種の味が楽しめます。
一般的には「長い飴」というのが特徴の千歳飴ですが、実は千歳飴は長さが決められています。
千歳飴の直径は直径14.5mm以内、長さは1m以内と定められています。
最近は短めのものも多くなりましたが、それでも袋に入っている千歳飴は20cmくらいはあります。
大人でも一度に食べ切れる量じゃありませんよね。
そうなると気になるのが、千歳飴の賞味期限です。
千歳飴の賞味期限は?
一般的な千歳飴の場合、賞味期限が千歳飴の袋に記載されているものは、製造日から1年となっているものが多いようです。
袋に賞味期限が記載されてなくても、たいがいのものは砂糖が主成分なので結構長く日持ちします。
千歳飴の製法は地域やメーカーによって違いがありますが、伝統的には砂糖と水あめで作られるものとされています。
砂糖は塩と同じく保存食品に分類されるものです。
千歳飴の主成分である砂糖には、糖分濃度が高く、水分が少ないという特徴があります。
そのため、菌が繁殖しにくい環境となり、腐敗や劣化の可能性が低くなるのです。
砂糖は長期保存しても変質しないため、JAS法で賞味期限を表示する必要のない食品に定められています。
よく海外で果物をシロップ漬けにしたりジャムにしたりする習慣があるのは、保存性が高くなる砂糖の特徴を使って果物を長期保存するためです。
そんな砂糖を使って作られている市販の飴やキャンディーも、賞味期限の表示は製造日から1年というものがほとんど。
なので、賞味期限が記載されていない千歳飴の場合も、1年を目安にすると良いのでは、と思います。
開封後や食べかけの千歳飴はその限りではないので、なるべく早めに食べてしまいましょう。
なぜ千歳飴には賞味期限があるの?
保存食品である「砂糖」を主成分に使って作られている千歳飴。
砂糖は長く食べられるはずなのに、なぜ賞味期限があるのか疑問に思うかもしれませんね。
その理由は千歳飴に含まれている砂糖以外の成分にあります。
千歳飴の製法はメーカーによって異なりますが、味をおいしくするために、アミノ酸、香料など様々なものが入っていたりします。
千歳飴の袋に記載されている成分表示を見るとわかりますが、ほとんどの千歳飴は砂糖のみで作られているわけではありません。
そのため、主成分の砂糖に問題がなくても、他の成分が劣化するという可能性があるというわけです。
時間の経過と共に千歳飴の風味が変化し、出来たての頃の品質を保てないということから、『賞味期限』の設定がされているわけです。
賞味期限が過ぎた千歳飴は食べられる?
千歳飴の袋に記載されている賞味期限は、あくまで賞味期限であって、消費期限ではありません。
賞味期限が過ぎたからといって、千歳飴が腐ってしまうわけではないので、賞味期限が過ぎた千歳飴も食べることはできます。
日本における「賞味期限」「消費期限」の表示は、食品衛生法とJAS規格(日本農林規格)で定義が定められています。
基本、加工食品にはどちらかが表示してありますが、長期保存が可能なものには、省略することがでます。
- 賞味期限……おいしく食べられる期限
- 消費期限……安心して食べられる期限
「賞味期限」は、開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに、おいしく食べられる期限のこと。
「消費期限」は、開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに、食べても安全な期限のことです。
コンビニのお弁当に記載されているのは「消費期限」です。
消費期限はお弁当や惣菜、洋生菓子、食肉、低温殺菌牛乳など、
だいたい5日以内に、品質面で著しい低下が認められる食品や食材に表示してあります。
消費期限を表示した食品は傷みやすいので、期限内に消費する必要がありますが、
一方、「賞味期限」が表示されている食品は、期限が過ぎてすぐに傷んでくるわけではありません。
なので、千歳飴も賞味期限が過ぎたからといって、即、食べられなくなるということではないのです。
千歳飴の賞味期限切れはいつまで食べても大丈夫?
賞味期限が過ぎた千歳飴が食べられることがわかっても、
いったいいつごろまで食べてもだいじょうぶなのか、気になりますよね。
「賞味期限切れの千歳飴は○○まで食べられる」
といった具体的な数字はありませんが、
食べられるものかどうかのチェックポイントはあります。
- 変な匂いがしない
- 見た目に異常がない
- ベタつきがない
この3点がOKなら食べられると判断してもいいと思いますが、
千歳飴のメーカーが記載している賞味期限は過ぎているわけですから、食べる時はあくまでも自己責任で。
それぞれのチェックポイントを説明しますね。
変な匂いがしない
袋を開けて、変な匂いがしたら食べられません。
匂いは腐敗や劣化のサインです。
千歳飴に含まれている砂糖以外の成分(香料やアミノ酸など)に変化が生じているかもなので、異臭がするものは即、ゴミ箱にGOです。
見た目に異常がない
千歳飴にカビが生えるなどしたら、見てすぐわかるかと思います。
千歳飴自体の見た目に異常がなければ食べても大丈夫です。
ただ、飴の性質でいうと、長期間放置しておくと表面が白っぽくなることがあります。
これは、飴が周囲の水分を吸収して糖化することによって起こる現象です。
白っぽくなること自体は無害で、食べても問題ありません。
気になる場合は匂いも確認して、不安な場合は迷わず捨てましょう。
ベタつきがない
保管の仕方や場所によっては、千歳飴がベタベタになっていることがあります。
飴のベタつきは、湿気が多い場所や、高温の場所で保管していた時に現れる現象です。
要は飴が溶けている状態なので、品質自体には問題ありません。
賞味期限とは関係ありませんが、べとつく飴は歯に付きやすく、詰め物が取れるなど、思わぬトラブルを引き起こしかねないので、避けるほうが無難です。
七五三の千歳飴の賞味期限は?過ぎていても食べられる?確認方法は? まとめ
賞味期限が千歳飴の袋に記載されているものは、製造日から1年となっているものが多いようです。
袋に賞味期限が記載されてなくても、たいがいのものは砂糖が主成分なので結構長く日持ちします。
千歳飴の主成分である砂糖には、糖分濃度が高く、水分が少ないという特徴あるので、菌が繁殖しにくい環境となり、腐敗や劣化の可能性が低くなるからです。
長く食べられる千歳飴に賞味期限があるのは、千歳飴に含まれている砂糖以外の成分が劣化するという可能性があるためです。
賞味期限切れの千歳飴は、賞味期限が過ぎたからといって、千歳飴が腐ってしまうわけではないので、賞味期限が過ぎたあとでも食べることはできます
食べられるものかどうかのチェックポイントは以下の3つ。
- 変な匂いがしない
- 見た目に異常がない
- ベタつきがない
千歳飴を製造するメーカー側は、賞味期限内に飴を食べることを勧めています。
賞味期限が過ぎた千歳飴を食べるか食べないかは自己責任ですが、
千歳飴の主成分である砂糖の性質を知ると、それほど心配する必要もないことがわかります。
子どもの健やかな成長と長生きを祈願する千歳飴。
食べきれなくて余った千歳飴は、アレンジしたり、料理の調味料としての使い道もありますので、参考にしてみてくださいね。
◇ 千歳飴の使い道はこちらに詳しく。
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