ひな祭り雛人形は何歳まで飾るかいらなくなったらご供養で処分を

ひな祭りのひな人形は何歳まで飾るか問題。女子32組によると結婚するまでが主流?いらなくなったひな人形の供養・処分はいつ?みんなはひな人形いつまで飾ってるの?家の事情で飾ることができないとか不要になったひな人形に困ってる人、そのお悩み解決します!

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ひな人形は何歳まで飾るの?32組に聞いてみた

3月3日は桃の節句、ひな祭りですね。

ひな祭りは女の子が無事に健康に育ち、幸せになることを願って行われている行事。

女の子がいる家庭では、ひな人形を飾ってお祝いをするわけですが、さて、このひな人形、女の子が何歳になるまで飾るものなのでしょうか?

 

〈ひな祭りのひな人形は何歳になっても飾る?〉

「ひな人形って何歳まで飾るものなの?」

住んでいる地域やその家のしきたりによっても異なりますが、実際、幾つまでといった決まりごとはありません。

なので、あなたがいくつになろうと、好きなだけ飾っていいのですよ。

もちろん、結婚した後に飾っても良いのです。

本来ひな人形には自分(女の子)の身代わりとして災いを祓うという由来があります。

厄払いの意味合いも持つひな人形ですから、「何歳まで」といったことではなく、「何歳まででも」いくつになっても飾ってOKということです。

 

〈成人を過ぎてもひな人形を飾る家が半数〉

女子校出身の知人たちに、

「ひな人形を今も飾っているか」

「何歳まで飾っていたか」

を聞いてみました。

彼女たちの友人や親戚たちの様子も聞いたので、結果的には32組からの回答です。

ひな人形を飾っている期間・状況は、だいたい以下の5パターンに分かれます。

ひな人形を飾っている期間・状況

・中高校生くらいまで飾っていた。

・結婚するまで飾っていた。

・自分が実家を離れても、毎年実家で母親がひな人形を飾ってくれている。

・結婚した時に花嫁道具として持たされ飾っている。

・娘が生まれるまでは自分のひな人形を飾っていた。

 
32組のうち、成人を過ぎてもひな人形を飾る家が半数でした。

ひな人形は、

「片付けるのが遅くなると婚期が遅くなる」

と言われることもあるせいか、結婚するまでを区切りとして飾るおうちが多いようです。

昔は『結婚する』っていうことが娘の一番の幸せと考えられていたからかもしれませんが、現代でも『結婚して幸せな家庭を持って欲しい』というのは親心、今も昔も変わらない願いのひとつともいえますね。

 

いらなくなったひな人形はどうするの?

結婚した後も飾る場合、

・実家で親が飾る

・嫁ぎ先で自分が飾る

というパターンがありましたが、女の子が生まれた時は自分の持ってきたひな人形を供養して処分するケースが多いですね。

一方、実家にひな人形を残して親元を離れた場合でも、何かの折に処分したケースも結構ありました。

というのは、最近の住宅事情。
昔と違い、マンションぐらしや転勤族も増えた今、飾る場所や収納スペースの確保がなかなか難しくなっています。

自分の住まいもそうですが、親たちも高齢化に伴い、持ち物を処分したり住居を変えることもありますよね。

飾るスペースもさることながら、ひな人形というのは一年に一度の行事ながら、かなりの収納スペースを取ることになります。

では、娘の初節句を機に自分のひな人形を処分する場合など、いらなくなったひな人形はどうしたらいいのでしょうか。

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〈いらなくなったひな人形は供養してもらう〉

「本人が生きている間はひな人形は処分しないほうが良い」

という説もあります。

でも、これって決まりがあるわけではありません。
そういう考え方をする人もいる、ということです。

アレコレ気にして、人目にふれないひな人形を後生大事に抱えているより、然るべき方法でちゃんとご供養してあげる方が、大切に飾られてきたひな人形にとってもいいんじゃないでしょうか。

また、上述のように現実問題としても、飾らないひな人形に収納スペースを割くのももったいないですよね。

親が自分の誕生を心から祝い、桃の節句に用意してくれたひな人形。

感謝を込めてご供養することで、大事にしてきたひな人形にも充分あなたの気持ちが通じるのではないかと思います。

 

ひな人形の供養で処分するのも愛情

「人形供養」

という言葉を聞いたことがありませんか?

人形供養とは、可愛がっていた人形やぬいぐるみを神社に預かっていただき、感謝の気持ちを込めて供養してもらうものです。

ひな人形もこの人形供養で全国各地の社寺などでご供養してもらえます。

 

〈人形供養のおおよその流れ〉

ひな人形の供養料を納め、社寺に引き取っていただくことで、あなたの愛情いっぱい&大切な思い出の詰まったひな人形をご供養することができます。

一般的な人形供養の流れはこのようになります。

 

人形供養の流れ

1. 人形を御前にお奉りして、

2. 僧侶などが読経供養して、

3. お焚きあげ(人形の火葬)によって、

4. 人形の御霊を極楽浄土に導く

 
ひな人形のご供養もおおよそ同じ流れです。

人形供養のお布施はだいたい5000円くらいが基本。

寺社によっては、一体いくらといったところもあるようですし、大きさや不燃物の種類によって別途金額が必要になることもあるので、直接問い合わせてみたほうがいいですね。

 

〈人形供養をしてくれるところは?〉

寺社によっては、定期的に公開の人形供養をしているところもあります。

参拝して、公開の場で一緒に般若心経を読むことができます。
こういったところがあると、しっかりお見送りができて安心ですよね。

東京では、「本寿院」というお寺が公開の人形供養をしてくれます。

近頃では、宅配便を使ってひな人形を送付することでご供養していただける神社や、ネットで供養を受け付けてくれるところもあります。
上記の本寿院も全国から受け付けていますよ。

近くに人形供養の神社がない場合や、時間が取れないなど事情があるおうちでは、このようなシステムを利用すると便利ですね。

一般社団法人日本人形協会では、毎年10月頃に行われる東京大神宮の「人形感謝祭」で供養するサービスを日本郵政と提携し、「ゆうパック」による代行サービスを行なっています。

 

まとめ

ひな祭りっていうのは家庭内のお祝い事です。
ひな人形を飾りたければ、いくつになってもどこで飾ってもかまいません。

私の実家では父と二人暮らしの母が、今もひな人形を飾っています。

子供が元気に育つようにと親が祈りを込めたひな人形。
もし、飾らなくなったのなら人形供養を考えてみては。

愛情を込めて大切にしたひな人形、心を癒してくれたひな人形に感謝の気持ちを込めてご供養できたらいいですね。

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