父の日・母の日っていつだっけ?父親へのプレゼントに迷ってるなら、由来を知ればお父さんに薔薇をプレゼントするのも納得です。 家族を守り、お母さんと一緒に子供達を育ててくれているお父さん。一年に一度の父の日、感謝の気持ちを持って迎えたいですね。
父の日と母の日っていつだっけ?
父の日も母の日も毎年同じ日じゃないですね。
母の日は毎年 「5月の第2日曜日」。
春先あたりから母の日は全国的に盛り上がるイベントなので、おのずと母の日は刷り込まれます。
一方、父の日って周りをみても母の日ほどは盛り上がりませんよね。
母の日と違ってスルーされがちな父の日、今年こそちゃんと父親に「ありがとう」のメッセージを伝えてみませんか?
〈父の日はいつ?〉
父の日は「6月の第3日曜日」です。
・2017年 — 6月18日
・2018年 — 6月17日
・2019年 — 6月16日
・2020年 — 6月20日
ちなみに母の日は毎年 「5月の第2日曜日」。
「6月の第3日曜日って聞いても、母の日と比べるとキャンペーンも少ないから、ついスルーしてしまって・・・」
というあなた。
ありきたりの言葉ですけど、
「後悔先に立たず」
ということわざにもうひとつ、
「親孝行したい時には親は無し」
ってことわざ、ちょっと気に留めてみて。
すでに終わったことをいくら後で悔やんでも取り返しがつかない、っていうのが後悔先に立たず。
そして、親孝行をしたいと思う頃にはもう親は死んでしまってこの世にいない・・・
ちょっとせつないけど、こんなことわざが身にしみないように、今年の6月の第3日曜日は父親にちょっとした『親孝行』してみませんか?
父の日の由来は母の日と関係あり?
父の日の由来と母の日には浅からぬ関係があります。
1909年、アメリカ・ワシントン州にソノラ・スマート・ドットという女性がいました。
南北戦争の時代(1861年-1865年)、彼女の父親は戦争に召集されます。
そのあいだシングルマザーとなった母親は、一人で子供たちを育てることになりました。
ドットさんは6人兄弟。
父親は戦争から無事に戻りましたが、母親は過労のために亡くなってしまいました。
その時から、今度はドットさんの父親が男手ひとつで6人の子どもを育てることになりました。
彼は再婚することもせず、子供たちをみな立派に育て上げました。
しかし、子供たちが成人して間もなく若くして亡くなってしまうのです。
ある時、ドットさんは教会で母の日についての説教(お話)を聞いて、母の日の存在を知りました。
父親を敬愛しているドットさんは、
「母の日があるなら、父の日もあってもいいのではないか」
という思いから自分が通う教会の牧師に
「母の日のように父に感謝する日を」
と頼みこみます。
育ててくれた父親を讃え、父の誕生月である6月に礼拝を牧師にお願いしました。
これが父の日の始まりと言われています。
父の日がアメリカで正式に制定されたのは1972年。
6月の第3日曜日に制定されました。
母の日の存在がきっかけで父の日が制定されて、そこから次第に広がって世界各国にまで届くようになったんですね。
父の日はいつ頃から薔薇を贈るように?
日本で母の日が5月の第2日曜日制定されたのは1940年代のことです。
父の日は戦後の1950年頃から徐々に広まり始め、一般的な行事となったのは1980年代頃。
1981年、「日本ファーザーズデイ委員会」が設立されて父の日の普及活動を始めたのがキッカケです。
この日本ファーザーズデイ委員会というのは社団法人日本メンズファッション協会が母体になった団体です。
ということは、ですね。
母の日と同様、商業的な目的で父の日のプレゼントとしてネクタイなどの小物を消費してもらおうという経済効果を狙ったもの、というわけです。
商業的意図が普及の推進になりましたが、こうして父の日が定着するようになったのです。
父の日が近くなるとテレビなどで
「ベスト・ファーザー発表・授賞式」
を見かけたことがあるかもしれません。
これも日本ファーザーズデイ委員会の活動のひとつです。
他にもイマイチあまり浸透していないのですが、この日本ファーザーズデイ委員会は「父の日黄色いリボンキャンペーン」というものがあります。
幸福や幸せの象徴として黄色を父の日のイメージカラーとしています。
父の日に黄色いバラを贈る風潮もこの辺りから来ているようです。
〈父の日に薔薇を贈る理由と薔薇の色〉
父の日にお花を贈ることも最近は多くなってきました。
母の日に贈る代表的な花がカーネーションであるように、父の日に贈る花の主流はバラです。
これは上述の父の日の提唱者ドット夫人が、父の墓前に白いバラを供えたエピソードが由来していると言われています。
このことから、存命中の父親には赤いバラ、亡くなった父親には白いバラを贈るという流れもあります。
ただ日本では黄色いリボンキャンペーンで、家族の愛情や尊敬を表す黄色を父の日のイメージカラーとして啓蒙しています。
これが父の日にバラを贈る風習と重なり、父の日に黄色いバラを贈る今の傾向になりました。
まとめ
あなたからの父の日のプレゼント。
ネクタイ、ハンカチ、お酒におつまみ、お花、どんなものでもあなたの気持ちがこもっていればお父さんは嬉しいのです。
父親に対して、愛情のこもった言葉をかけたり愛情のこもった行動をとるというのは照れくさいかもしれませんが、父の日は日頃の感謝の気持ちを伝えるチャンス!
親孝行にもなりますよ!!