鬼のパンツがトラ柄なのはなぜ?由来でわかる意外な理由とは?

鬼のパンツがトラ柄なのはなぜ?由来でわかる意外な理由とは?

鬼のパンツがトラ柄なのはなぜ?

鬼の頭にツノがあるのはどうして?

節分に鬼が登場する意味や由来は?

その疑問、解消します!

鬼の姿がトラの模様のパンツ&ツノとなった理由、

節分と鬼門の関係、

童謡「おにのパンツ」の歌詞も含めて、わかりやすくお伝えします。

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鬼のパンツがトラ柄なのはなぜ?

2月3日は節分の日。

節分といえば豆まき、

豆まきの主役といえば、ですよね。

節分の豆まきはぶつけるほうより、

ぶつけられる側の鬼が注目されます。

最近は節分になると、

凝った鬼のコスプレが画像や動画にアップされたりするので、

豆まきも賑やかなイベントになってきたなと感じますが、

わたしたちがイメージする鬼は、

2本の角を頭に生やして、トラのパンツをはいている姿が特徴的です。

鬼じゃなくても、雷さまや鬼系キャラは一様にトラ柄のふんどしやパンツをはいてます。

うる星やつらの鬼族、ラムちゃん然り、トラ柄のビキニです。

子どもの頃、

「なぜ鬼はトラ柄のパンツなの?」

と親に尋ねたところ、

「鬼もトラキチ、阪神ファンなんだよ」

とタイガース命の父からいいかげんな返事が返ってきましたが、

鬼がトラ柄のパンツをはいているのには、きちんと理由があるのです。

鬼がトラ柄パンツをはいている理由

昔から悪いものは、鬼門(きもん)と呼ばれるところからやってくると考えられていました。

この鬼門は北東の方角にあります。

昔の人は、わたしたちが普段、生まれ年などで使っている「十二支(じゅうにし)」を方角にもあてはめていました。

十二支は、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥。

十二支イラスト

十二支と東西南北の方角はこのような関係になっています。

  • 子 = 北
  • 卯 = 東
  • 午 = 南
  • 酉 = 西

北東や南西など、2つの方角の間にあるものは、

北東であれば『丑寅(うしとら)』のように、

2つの干支を使って表されます。

鬼門の方角は北東でしたね、

北東は「丑」と「寅」の間で、

鬼門 = 北東 = 丑寅

ということになり、

北東は『丑寅』の方角になるのです。

この『丑寅』から「牛」と「虎」が連想されて、

鬼(悪いもの)は頭が牛(丑)で下が虎(寅)

となり、

牛のツノを持ち、トラ柄のパンツをはいているというイメージが鬼についたのだと言われています。

そもそも鬼門の意味とは?

鬼を追い払う節分の歴史は古く、

藤原京(ふじわらきょう)の時代に、

中国から「追儺(ついな)」という儀式が伝わったことに起源があります。

藤原京が完成したのは694年ですから、今から1300年以上も昔のことですね。

追儺は「鬼儺(おにやらい)」とも言います。

「追儺」は古代中国の『陰陽五行説』に基づく厄払いの儀式で、

もとは宮中の年中行事として行なわれていました。

季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられ、

追儺はその鬼を追い払うための儀式として、

文武(もんむ)天皇の時代の慶雲(けいうん)3年(706年)に、初めて宮中で行われたとされています。

それが次第に神社やお寺、民間でも行なわれるようになって、

現在の節分の豆まきのスタイルになったのです。

先述の陰陽五行説というのは、自然界のあらゆるものを「陰」と「陽」に分け、

さらに自然哲学の五行思想である、

「万物は木・火・土・金・水の5種類の元素から成り立っている」

という考え方が結びついたもの。

陰陽五行説は日本では魔除けや占いに使われることが多かったようですが、

中国では世界の成り立ちや事象を考えるのに用いる術として利用されていました。

この陰陽五行説で、鬼(邪気・悪いもの)が出入りする方角が北東とされ、『鬼門』と呼ばれたのです。

昔の人は、疫病や災害など、ハッキリ原因がわからない災厄が起こると、それは鬼(悪いもの)の仕業だとして、

鬼が入ってくるとされていた鬼門は忌み嫌われてきたというわけです。

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なぜ北東が鬼門?

中国の古い地理書に『山海経(せんがいきょう)』というものがあります。

山海経は今から2000年以上前の中国の戦国時代中後期から漢代の初中期にかけて書かれたと言われていますが、

誰がどこで書いた、といった具体的な情報はわかっていません。

山海経は地形や伝説などが書かれた空想的なもので、

多くの奇怪な動植物や妖怪たちが書かれており、

漫画やアニメ、小説などのネタ元とされてきた書物でもあります。

現存する山海経に記述はないのですが、

『論衡』という作品の中に

「度朔山には大きな桃の木があり、その東北の隅にある枝は門の形になっていて鬼が出入りする。これ鬼門と呼ぶ」

というのがあり、

この鬼門の方角を十二支にあてはめると丑寅の方角だったことから、

これが鬼門の由来とされています。

鬼門は現在でも家を建てる時に重視されており、

鬼門=北東には、台所やトイレといった水を使う場所にしないという風習が根強く残っています。

また、東の反対側である南西を『裏鬼門』と呼び、

裏鬼門も水を使う台所やトイレは避ける考え方もあります。

おにのパンツのうた

子どもの頃、『おにのパンツ』の歌が大好きだったせいか、

節分シーズンを迎えると

「フニクリ・フニクラ」のメロディに合わせて、

♪おに~のパンツはいいパンツ~

と、脳内再生が繰り返されます^^

今はユーチューブで好きなだけ再生することができますね。

おにのパンツ

曲 ルイジ・デンツァ
詞 不詳

おにのパンツはいいパンツ
つよいぞ つよいぞ
トラのけがわでできている
つよいぞ つよいぞ
ごねんはいてもやぶれない
つよいぞ つよいぞ
じゅうねんはいてもやぶれない
つよいぞ つよいぞ
はこう はこう
おにのパンツ
はこう はこう
おにのパンツ
あなたも わたしも
あなたも わたしも
みんなではこう
おにのパンツ

※世代や地域によって歌詞は若干異なります。

おにのパンツ、かわいい歌ですね。

原曲は「フニクリ・フニクラ」という1880年に作曲されたイタリアの大衆ソング、ナポリ民謡です。

『おにのパンツ』はもともと、NHKの子ども向け番組から広まった替え歌です。

替え歌を書いたのは、JASRACのデータベースでは「作詞者不詳」となっていますが、

幼稚園や保育園、子ども番組などで広く愛され続けています。

特に節分の豆まきのシーズンは、定番ソングとして、よく歌われますね。

鬼のパンツがトラ柄なのはなぜ?由来でわかる意外な理由とは? まとめ

鬼がトラ柄のパンツをはいているのには理由があります。

鬼がやってくると言われた『鬼門』の方角が北東で、

それを干支で表すと『丑寅』の方角になることから、

「牛」と「虎」が連想されて、

「鬼(悪いもの)は頭が牛(丑)で下が虎(寅)」

となり、

「鬼は牛のツノを持ち、トラ柄のパンツをはいている」

というイメージがついたのだと言われています。

鬼門の方角が由来して、鬼にトラ柄のパンツをはかせるようになったというのはちょっと意外ですが、

子どもの頃から『おにのパンツ』の童謡に慣れ親しんでいるので、可愛らしい気もします。

ちょっとした節分のトリビアですが、今年の節分は鬼門も意識して、たくさんの鬼を退治してしまいましょう!

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