福寿草の名前の由来は?縁起のいい花言葉が悲しい思い出になる理由!

福寿草の名前の由来は?縁起のいい花言葉が悲しい思い出になる理由!

福寿草の名前の由来はどこから?

花言葉はどんなものがあるの?

なぜ英語の花言葉が「悲しい思い出」?

その疑問、解消します!

福寿草が縁起のいい理由、

福寿草の別名、

花言葉の解釈の仕方、

福寿草とギリシア神話との関係も含めて、

わかりやすくお伝えします。

スポンサードリンク
  

福寿草の名前の由来は?

福寿草が咲いているのを初めて見たのは、

子どもの頃、祖母の家の近くの雑木林でした。

雪が降るんじゃないかと思う程とびきり寒い日だったので、

曇り空の下、

地面から顔を出している可愛い小さな花の黄色い花びらが鮮やかで、

いとこ達と長いこと見入っていたことを覚えています。

福寿草は、きんぽうげ科フクジュソウ属の多年草です。

開花時期は2月から3月で、

お正月の時期に見かける福寿草はハウス栽培のものです。

福寿草って、見るからに縁起の良さそうな、おめでたい名前ですよね。

福寿草の名前の由来は、旧暦の元旦のおめでたい時期に花開くことからきています

お正月の頃に開花時期を迎えるのは縁起が良いとされ、

春を迎える花

新年を迎える花

として扱われて、福寿草は古くから愛されてきました。

旧暦の元旦というと、今の2月の上旬です。

寒さが厳しい頃ですよね。

今の暦(新暦)ではお正月には咲きませんが、

福寿草は冷え込む時期に雪を押し上げて開花し、

また、その開花期間も長いことから、

『福』と『寿』の字をあてて、

福寿草と呼ばれるようになったと言われています。

福寿草には多くの別名があり、

  • 元日草(がんじつそう)
  • 朔日草(ついたちそう)

という別名もあります。

「元日草」「朔日草」と呼ばれるのは、旧暦のお正月頃に黄金色の花を咲かせることから。

「朔日草」の「朔日」というのは、毎月の第一日、ついたちのことです。

福寿草は江戸時代から、新年を寿ぐおめでたい花として、

お正月には盆栽鉢に植込む習慣があったといいます。

他にも、福寿草の別名には、

「歳旦華(さいたんげ)」、「賀正蘭」、「報春花」、「献歳菊」、「報春花」、「福人草」、「福神草」、「長寿菊」

などなど。

別名もまた、おめでたい名ばかりがついていますね。

福寿草の花言葉は?

縁起のいい花で知られている福寿草は、

花言葉もハッピーであたたかみのあるものばかりです。
 

福寿草の花言葉

  • 幸福
  • 祝福
  • 幸せを招く
  • 長寿
  • 永久の幸福
  • 回想
  • 思い出
スポンサードリンク

福寿草の「福」由来の花言葉

上記の「幸福」「祝福」「幸せを招く」は、

福寿草の『』という漢字からイメージされた花言葉です。

福寿草はお正月用の寄せ植えにもよく使われます。

寄せ植えに一緒に使われる赤い実の「南天(なんてん)」には、「難を転ずる」という意味があり、

福寿草と難点をを一緒にすることで、

難を転じて福と成す

と、さらに縁起の良さを後押しするような意味を持っています。

福寿草の「寿」由来の花言葉

上記の「長寿」「永久の幸福」「回想」「思い出」は、

福寿草の『寿』という漢字からイメージされた花言葉です。

長寿を願い、人生を重ねてゆくと「思い出」や「回想」もありますよね。

昔を思い出し幸福を感じ、幸せに浸るといったニュアンスがうかがわれます。

福寿草の花言葉が悲しい思い出?

福寿草は花の名前も花言葉も、ハッピーでおめでたいものばかりですが、

海外となると真逆の花言葉があります。

英語で、

sorrowful remembrance

これは日本語に訳すと、

悲しき思い出

となります。

「悲しき思い出」は、ギリシア神話に由来した花言葉で、女神と1人の少年の物語がもとになっています

福寿草の学名は英語で「Adonis amurensis」といいます。

最後の「adonis(アドニス)」というのが、そのギリシャ神話の物語に登場する少年の名前です。

アドニスは、美と愛の女神であるアフロディーテに愛されたほどの美少年でした。

アフロディーテの寵愛を受けるアドニスの趣味は『狩り』。

「危険だからやめるように」

と制止するアフロディーテの忠告を無視して、

いつも狩りに出かけていました。

ところがある日、アドニスは狩りに出かけた先で、猪に襲われ死んでしまいます。

アフロディーテが現場に駆けつけると、アドニスが流した血から赤い花が咲いていました。

それを見たアフロディーテは、その花を「adonis(アドニス)」と名付けました。

これが、福寿草の花言葉「sorrowful remembrance」、

日本語訳で、「悲しき思い出」となった由縁です。

ですが、

「赤い花が福寿草?」

と疑問になりますよね。

これには諸説あり、

「西洋での福寿草は黄色が主流ではなく赤色のものがメインだったため」

とか、

「アドニスの血から咲いた花は『アネモネ』だったが、どこかですり替わった」

などあるのですが、

実際、地中海地方に咲くフクジュソウ属の花には真紅の花を咲かせるものがあります。

いずれにしても、福寿草の「悲しき思い出」という花言葉が、

アドニスを失ったアフロディーテの悲しみに由来しているというのは、ちょっと物悲しいですね。

福寿草の名前の由来は?縁起のいい花言葉が悲しい思い出になる理由! まとめ

福寿草の名前の由来は、旧暦の元旦のおめでたい時期に花開くことからきています。

縁起のいい花で知られている福寿草は、

花言葉もハッピーであたたかみのあるものばかりです。

  • 幸福
  • 祝福
  • 幸せを招く
  • 長寿
  • 永久の幸福
  • 回想
  • 思い出

ですが、西洋の花言葉は、「悲しき思い出」。

これはギリシア神話で、女神アフロディーテが寵愛した美少年アドニスを失った物語に由来しています。

春の到来を告げてくれる福寿草は、古くから日本人に愛されてきました。

心和む愛らしい姿の福寿草、

おめでたくてハッピーな縁起物としても、

早春の寒い季節に彩りを添えてくれますね。

スポンサードリンク