啓蟄2019年はいつ?二十四節気ではどんな季節感?意味と特徴をご紹介!

啓蟄2019年はいつ?二十四節気ではどんな季節感?意味と特徴をご紹介!

2019年の啓蟄はいつ?

どんな意味があるの?

二十四節気の中ではどんな季節?

啓蟄の言葉の由来は?

その疑問、解消します!

啓蟄とはどういった気候なのか、

啓蟄の虫の考え方、

啓蟄と雛人形との関係、

気象や啓蟄の風物詩も含めて、

わかりやすくお伝えします。

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啓蟄2019年はいつ?

啓蟄は「けいちつ」と読みます。

ふりがながないとなかなか読めない漢字ですね。

2019年の啓蟄は、3月6日(水)です。

啓蟄は毎年3月5日頃にあります。

なぜ、「頃」というのかというと、啓蟄は毎年同じ日ではないからです。

年によって1~2日程度のズレが生じます。

また、啓蟄は期間を指すこともあります。

期間を指す場合は、3月5日頃から次の節気である「春分の日(3月20日頃)」の前日までの期間を「啓蟄」と呼びます。

2019年の春分の日は3月21日(木)なので、

2019年の啓蟄を期間として指す場合は、2019年3月6日(水)から2019年3月20日(水)となります。

ニュースや天気予報などで、

「今日は啓蟄です」

と耳にすると、

節入り日の当日のみを指しているように思うかもですが、

本来は約15日間の期間を意味しています。

二十四節気の啓蟄とはどんな意味?

啓蟄は、二十四節気の一つで、

二十四節気では1年の始まりの最初の節気である立春、

2番めの節気の雨水に続く、3番目の節気となります。

二十四節気というのは、1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。

二十四節気は立春から始まり、大寒で終わります。
 

二十四節気

【春】

立春(りっしゅん):2月4日頃
雨水(うすい):2月18日頃
啓蟄(けいちつ):3月5日頃
春分(しゅんぶん):3月20日頃
清明(せいめい):4月4日頃
穀雨(こくう):4月20日頃

【夏】

立夏(りっか):5月5日頃
小満(しょうまん):5月21日頃
芒種(ぼうしゅ):6月5日頃
夏至(げし):6月21日頃
小暑(しょうしょ):7月7日頃
大暑(たいしょ):7月22日頃

【秋】

立秋(りっしゅう):8月7日頃
処暑(しょしょ):8月23日頃
白露(はくろ):9月7日頃
秋分(しゅうぶん):9月23日頃
寒露(かんろ):10月8日頃
霜降(そうこう):10月23日頃

【冬】

立冬(りっとう):11月7日頃
小雪(しょうせつ):11月22日頃
大雪(たいせつ):12月7日頃
冬至(とうじ):12月22日頃
小寒(しょうかん):1月5日頃
大寒(だいかん):1月20日頃

 

二十四節気は、地球と太陽の位置関係で割り当てられています。

地球から見た太陽の見かけ上の通り道を「黄道」といい、1年間で地球の周りを一周すると考えます。

黄道360度を24分割した15度間隔で、それぞれ特定の二十四節気が定められているのです。

そして、定めた点を太陽が通る日が、二十四節気のそれぞれの日にちになります。

啓蟄は例年、太陽黄経が345度を通る日にあたります

太陽黄経の黄経とは黄道座標における経度。

太陽黄径というのは、春分の位置を0度とした時の現在の地球から太陽の見える位置の角度のことです。

太陽黄経が、180度を通過する日が秋分です。

秋分には昼夜の長さがほぼ同じになります(実際には昼のほうがやや長い)。

太陽黄経が330度を通過する日が雨水、345度を通過する日が啓蟄、0度(360度)を通過する日が春分の日となります。

二十四節気は今から2600年前に中国の黄河付近で誕生した暦と言われており、そのため、日本の気候と必ずしも一致しない面もあります。

ですが、毎年同じ時期に同じ節気が巡ってくることから、特に農業の目安となりやすく、日本で定着し今に至っています。

二十四節気は、今でも農作業などで使われています。

カレンダーや手帳などにも二十四節気が記されているものが多いですね。

啓蟄の節気とはどんな季節感?

二十四節気では、立春の日から立夏(5月5日頃)の前日までは『とされます。

啓蟄の次の節気は春分。

暑さ寒さも彼岸まで

と言われる春分の手前にある啓蟄は、

もう一息で春になる時候

です。

1787年(天明7年)に江戸で出版された暦の解説書『暦便覧(こよみべんらん)』では、啓蟄を、

陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり

と説明しています。

「地面が暖まって、それまで穴の中で縮こまっていた虫が表に出てくる」

という意味で、

寒い冬を土の中で越した虫たちが、春になって穴から出てくる様子

を表しています。

冬ごもりしていた虫などが、春の陽気に誘われて土中から出てくるというわけですね。

啓蟄の「啓」には「開く」、

「蟄」には「虫などが土中に隠れ閉じこもる」、

という意味があります。

  • 』……「開く」
  • 』……「かくれる。冬に、虫が土の中にこもる」

「啓」と「蟄」、

二つの漢字が合わさった「啓蟄」はまさに、

虫が冬眠から目覚め活動を始める頃

ですね。

ちなみに、啓蟄は驚蟄(けいちつ、きょうちつ)とも表記され、発祥の地の中国では、驚蟄が使われ続けています。

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啓蟄の虫ってどんな虫?

啓蟄の虫は特定の虫を指しているわけではありません

いろんな虫が出てきますよ

という意味で使われている言葉です。

成虫で越冬する虫には、テントウムシやハサミムシ、ムカデ、ゴミムシなどがあります。

他にも、虫へんがつく「蛙(かえる)」や「蛇(へび)」も冬眠しますね。

「虫」は生き物全体を意味するという解釈もあります。

二十四節気の啓蟄という季節が中国で決められたのは紀元前。

「虫」は「蟲(むし)」の略字で、

当時の中国では、「蟲」という言葉はその頃生き物全体をさしていたことによるものです。

また、実際の『虫』が活動を始めるのは、日平均気温が10℃を超えるようになってから。

10℃を超える頃というと鹿児島では2月下旬、

東京や大阪で3月下旬、

札幌は5月上旬頃に当たります。

虫が冬眠から目覚めると、

それを補食する小動物も冬眠から目覚め動き始めます。

そういったことから、啓蟄は、

冬眠していた虫や蛇・蛙などが、春の暖かさに誘われて穴から出てくる頃

とも言えますね。

啓蟄の菰外し

菰
まもなく本格的な春が到来することを予感させてくれる啓蟄には、『菰外し』が行われます。

菰外しは、「こもはずし」と読みます。

菰とは、マコモやわらで織ったむしろのことです。

菰外しは、冬が到来する前に樹木に巻いていた菰を外すこと。

よく啓蟄の日にはニュースなどで、各地のお城や庭園で、冬の間松の木に巻いていた菰を外して燃やす様子が取り上げられます。

本格的な冬が訪れる前の11月頃、

松の木に松の地上2メートルあたりの高さに菰を巻きつけます。

これを菰巻き(こもまき)といいます。

菰巻きは江戸時代から伝わる害虫駆除の方法です。

本格的な冬が来る前に菰を松に巻きつけることで、暖かい場所を好む松の害虫が、寒い冬を越そうと菰に集まります。

そして、啓蟄の時期に菰を外し、菰を燃やすことで、

中に入った害虫も駆除できると考えられていました。

冬の寒さをしのごうと、菰の中で越冬する害虫たちを「目覚める前に駆除する」という昔ながらの知恵ですね。

実際に松を害虫から守れるかというと、一概にはそうともいえなかったようですが、

季節の風物詩、行事として啓蟄の日に菰外しを行っているところも多くあるようです。

啓蟄の頃の雷

春雷という言葉があるように、春先は大気が不安定になり、が鳴ることがあります。

啓蟄の頃の雷を、「虫出しの雷」とか「虫起こしの雷」と呼んでいます。

「虫出しの雷」は、立春のあと初めて鳴る雷のことで、

春の季語です。

雷はちょうど啓蟄の頃に鳴ることも多いため、

冬眠中の虫が驚いて出て来る雷として「虫出しの雷」と呼ばれるようになりました。

虫出しの雷のあと数日は、暖かい天気になることが多いと言われています。

啓蟄の日に雛人形を片付ける?

啓蟄の日に雛人形を片付けるおうちも少なくありません。

啓蟄に雛人形を片付けるのが良い、

という根拠があるわけではないのですが、

3月3日のひな祭りが終わったあと、

2,3日後に訪れる啓蟄はタイミング的に良いことから、

啓蟄の日に雛人形を片付けるというケースが広まったようです。

啓蟄の日に雛人形を片付けることに全く問題はありませんが、

注意しなくてはいけないことがあります。

それは啓蟄の日の天気です。

雛人形は、湿気が少ない晴れた日に片付けるのが重要なポイント

湿気のある日にお雛様をしまうと、カビやシミなど、お人形が傷む原因になるからです。

毎年飾る大切な雛人形です。

啓蟄の日が雨の場合は、晴れた日に改めて行うことをおすすめします。

◇ 雛人形のしまい方について詳しくはこちら。
雛人形をしまう時期に最適な日はいつ?お雛様の片付けは大安がいい?

啓蟄2019年はいつ?二十四節気ではどんな季節感?意味と特徴をご紹介! まとめ

2019年の啓蟄は、3月6日(水)です。

啓蟄を期間として指す場合は、2019年3月6日(水)から2019年3月20日(水)となります。

啓蟄は二十四節気の一つで、1年の始まりの最初の節気である立春、2番めの節気の雨水に続く、3番目の節気となります。

啓蟄は、もう一息で春になる時候です。

『虫が冬眠から目覚め活動を始める頃』

という意味で、

「寒い冬を土の中で越した虫たちが、春になって穴から出てくる様子」

を表しています。

啓蟄には、菰はずしが行われ、雛人形を片付けるおうちも少なくありません。

3月初旬の啓蟄は、まだまだ肌寒い時期ですが、

日も長くなり、ひと雨ごとに春めいてくる頃でもあります。

啓蟄を迎えると、春はすぐそこ。

何か新しいことを始める準備をするのもいいですね。

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