スーパームーンとはどんな月?
2020年はいつ?
見頃の時間帯は?
方角は?
全国で見られるの?
その疑問、解消します!
通常の満月との違い、
なぜ大きく見えるのか、
どれくらい大きいのか、
大きさを実感できる見方のコツも含めて、
わかりやすくお伝えします。
スーパームーンとは?
ここ数年、スーパームーンが話題になりますね。
スーパームーンとは、満月が普段の満月よりも明るく大きく見える現象のことです。
1年のうちに、満月は12回あるのですが、
月が地球にもっとも近づいたころに満月になると、満月の見かけの大きさが通常よりも大きく見えるのです。
というのは、地球の周囲を公転する月の軌道は楕円形をしているので、地球との距離が近づけば近づくほど、月が大きく見えることになるからです。
楕円軌道の月は、地球に近づいたり、遠ざかったりしながら、地球の周りを周っているわけです。
そして、月がより明るく見えるのは、太陽の光が反射するからです。
スーパームーンは、地球から最も遠い時の満月と比べると、
約14%大きく見え、約30%明るくなると言われています。
明るくなると膨張して見えるので、
約30%明るくなるのであれば、
実際は約14%より大きく感じることもあります。
わたし自身、過去にスーパームーンを見た時の印象は、
「月のサイズが一回り大きい」
といった感じが多かったですが、
「巨大!」
と強烈なインパクトがあったときもあり、
見る時間帯や場所でも、大きさのイメージは異なるようです。
実はスーパームーンは正式な天文用語ではありません。
なので、明確な定義はないのですが、
満月のときに、月と地球の距離が最接近して、満月の見かけ上の直径が最大に見えることをスーパームーンと呼んでいます。
スーパームーンというのは「過去最大の」という意味ではなく、
『その年最大の満月』
という意味で使われていることが多いです。
エクストラ・スーパームーンとは?
最近はスーパームーンの中でも、
特に、一番近づいた時間から、1時間以内に満月になるものを、
「エクストラ・スーパームーン」
とか、
「エクストリーム・スーパームーン」
と呼んだりもしています。
この現象は、約18年に一度観測できるといわれ、
直近では、2014年8月10日にありました。
次回は2034年に起きると予想されています。
スーパームーンの反対は?
スーパームーンの反対は、
「マイクロムーン」
もしくは、
「ミニマムーン」
と呼ばれています。
スーパームーンとは真逆で、地球から最も遠い時の満月ですね。
スーパームーン2020年はいつ?
気になる今年のスーパームーン、
2020年のスーパームーンの日時は、4月8日(水)午前11時35分(満月になる瞬間)。
4月8日の午前3時9分ごろに月が地球に約35.7万kmまで最接近し、
約8時間半後の午前11時35分にちょうど満月となります。
最接近から8時間以上経っているので、前述の「エクストラ・スーパームーン」とはなりませんね。
スーパームーン2020年の時間帯は?
4月8日(水)の月の出は午後6時半頃です。
月が最も地球に近づくのは4月8日の午前3時9分ごろなので、この時間の観測はお天気に期待したいところです。
南中は日付が変わってすぐの4月9(木)の午前0時頃です。
南中というのは、簡単にいうと、一番高く登った状態のこと。
満月になる瞬間は4月8日(水)午前11時35分。
満月になる瞬間が日中となるので、観察するには4月8日(水)の夜から翌日4月9日(木)の明け方まで。
ひときわ大きく明るいスーパームーンの月の大きさを実感したいなら、月が昇ってくる時がおすすめです。
というのも、満月は南天に近くなるほど、大きさを比べるものがなくなるので、スーパームーンの大きさがあまりわからなくなってしまうことがあるからです。
山やビルなど、比べるものがあると
「スーパームーンって大きい!」
と実感することができます。
満月が昇ってくる頃は、スーパームーンを実感できるおすすめ時間帯として覚えておいてくださいね。
満月の瞬間だけがスーパームーンということではないので、
4月7日(火)の夜から翌日4月8日(水)の明け方まで
都合の良い時間にぜひ、空を見上げて観測してみてください。
スーパームーン2020年の方角は?
月は東から昇り西に沈みます。
月は太陽とは逆に西から昇って東に沈む、
と誤解している人も多いんですが、
月も太陽と同じく、東から昇り南を通って西に沈んでいきます。
なので、日が沈む夕方から夜にかけて月が見えやすくなる時間帯には、東から南東の方角を見ると月があります。
2020年4月8日の満月(スーパームーン)は、深夜には南の空高くにあります。
春の満月は、夏の満月よりも空の高いところを通ります。
スーパームーンは高い位置にあるので、
天気が良ければ方角を意識しなくても、
空を見上げれば、確実に見られます。
今回のスーパームーンは日本全国で見られる?
今回のスーパームーンは深夜なので、お天気に恵まれて、月が見える場所であれば、全国どこでも見ることができます。
日本は南北に長いので、住む地域によって日没の時間が変わります。
夕方からスーパームーンを見たい場合は、日没時間をチェックしておいてくださいね。
スーパームーンとは?2020年はいつ?見頃のおすすめ時間帯もご紹介! まとめ
スーパームーンとは、満月が普段の満月よりも明るく大きく見える現象のこと。
2020年のスーパームーンの日時は、
4月8日(水)午前11時35分(満月になる瞬間)です。
月が地球に一番近づく時間は、4月8日(水)の午前3時9分ごろ。
南中は日付が変わってすぐの4月9日(木)の午前0時すぎ頃。
スーパームーンを見られる時間帯としては、4月8日(水)の夜から翌日4月9日(木)の明け方までとなります。
完全な満月の状態になるのは8日の午前11時35分なので、ピーク時には完全な満月とはいきませんが、ほぼ満月に近い月は見ることができます。
月が昇ってくる頃は、山やビルなど比べるものがあるので、スーパームーンを実感できるおすすめ時間帯です。
4月の初旬は空気も春めいて、双眼鏡やオペラグラスを使って観察するのにも適しています。
春の夜空を眺めながら、リフレッシュするのもいいですね。
スーパームーンの日、お天気に恵まれますように!
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