芝桜の花言葉は?
ピンクや白、青系とか色によって違うの?
同じピンクでも濃い色と淡い色で違うって本当?
その疑問、解消します!
芝桜全般の花言葉とその理由、
花の色別の花言葉と由来、
花言葉のニュアンス、
芝桜の特徴も含めて、
わかりやすくお伝えします。
芝桜の花言葉は?
桜前線が北上して、ソメイヨシノの開花時期が過ぎた頃、
関東では見頃を迎える桜があります。
それが芝桜(シバザクラ)。
桜も綺麗なのですが、わたしは芝桜が大好きです。
芝桜の名所は日本各地にたくさんありますが、
なかでもニセコの芝桜は、
一面ピンクの花の絨毯が絶景過ぎてめちゃくちゃ印象的でした。
芝桜は、ひとつひとつはとても小さい花なんですが、
広大な大地に群生する風景は、まるで花の絨毯。
芝桜は桜の種類ではありませんが、
花びらの形が桜の花の形にも似ていることと、
芝生のようにあたり一面に生え広がることから、
芝桜と名付けられました。
芝桜は花の色も豊富で、
同じピンク系でも淡いものから濃いものと濃淡があったり、
白色系では真っ白なものからブルー系のものもあり、
ほかにも、青色や紫色、
筋模様入りや絞り模様などの複色のカラーもあります。
芝桜の花言葉は全体と色別では意味が違って、
色によっては、
「え?」
と思うような意味の言葉が付けられているものもあります。
芝桜全般の花言葉は?
芝桜には花言葉がたくさんあります。
どれも芝桜がびっしりと敷き詰められたかのように、
花が密集して咲き誇る様子からつけられたものです。
『合意』
『一致』
『協調』
『温和』
これらは芝桜の小さな花のひとつひとつが、
互いに協力しあいながら咲いている様子からきたものです。
芝桜は、寒冷地や乾燥した土地でも、
地面を這うように花を咲かせ、
圧倒的な繁殖力で小さな花を増やしていきます。
芝桜の小さいながらもたくさん花を咲かせ、
場所を広げながら咲く強い生命力に由来した、
『忍耐』
『希望』
『一筋』
『誠実な愛』
という花言葉もあります。
芝桜の花言葉を色別で教えて!
前述のように、芝桜は色によっても花言葉が変わります。
同じピンクでも、薄いピンクと濃いピンクでは全然違う花言葉となっています。
芝桜の花言葉:濃いピンク
芝桜のピンクの花色にも、濃いピンクと淡いピンクがあります。
濃いピンク色の芝桜の花言葉は、
『私を拒否しないで』
花びらの濃い色と相まって、
花言葉も積極的に自己主張している感じがしますね。
でも、この花言葉には、
「こんな濃いピンクの色で派手だけど、拒否しないでね」
という意味合いがあると言われています。
芝桜の花言葉:薄いピンク
濃いピンク色の芝桜の花言葉とは対照的に、
薄いピンク色の芝桜の花言葉は
『臆病な心』
この花言葉は、
芝桜が群生する特徴から、
群れるほど臆病=臆病な心
が由来と言われています。
芝桜の花言葉:白や青の花言葉
ピンク色のイメージが強い芝桜ですが、白や薄いブルーの芝桜もあります。
芝桜の英名は、「moss phlox(モスフロックス)」
moss phlox は、「苔状のフロックス」という意味です。
phlox(フロックス)は、ギリシャ語で「炎」を意味する「phlogos」が由来です。
芝桜の白い色や薄青色の花びらは、静かに揺らめく炎を連想させます。
そのことから、白色や青色のシバザクラは
『燃える恋』
『きらめく愛』
という花言葉を持ちます。
一見、白や青といった花の色は清楚な感じがしますが、
芝桜の花言葉の場合は、
可愛い見た目の中に、炎のような情熱を秘めているといった印象です。
芝桜とはどんな花?
芝桜は、春に小さな花を咲かせるハナシノブ科の多年草です。
ひとつひとつの花は小さいのですが、
満開になると絨毯のように花が広がります。
芝桜は、北アメリカが原産で、
春になると桜によく似た形の淡いピンクや濃いピンク、
薄いブルーや白色などのパステルカラーの花を密集して咲かせます。
前述のように樹木の桜とは別物で、
桜という名前が付いていても、実際は草丈の低い草花です。
芝桜は匍匐(ほふく)といって、根を伸ばしながら成長する性質をもっています。
芝桜は地面を枝分かれしながら地面を覆い尽くすように密生するので、
よくグランドカバーとして使用されます。
グランドカバーというのは、花壇や通路の土が見えているスペースを埋めてくれる植物。
見た目がよくなるだけでなく、夏の雑草防止になったりします。
芝桜は可憐な見た目とは裏腹に、
寒さに強く、病気や夏の暑さにも強く、
丈夫で育てやすいことから
ガーデニング初心者にもおすすめの花です。
日当たりと風通し、水はけさえ良ければ自然に育ちます。
芝桜の別名は『花詰草(ハナツメクサ)』。
その名の通り、数えきれない花々が敷き詰められたように咲きますね。
芝桜の開花期は4~5月で、
5月初旬~5月中旬に見頃を迎えます。
芝桜の開花期はおよそ1ヶ月。
芝桜が満開の時期を迎えると、
代表的な名所にはたくさんの観光客が訪れます。
河口湖の富士芝桜まつり、
埼玉県秩父の羊山公園などでは、
何万株もの芝桜が花の絨毯のように広がり、
まさに息を呑むような美しさです。
芝桜の花言葉を色別にご紹介!同じピンクでも濃淡で意味が真逆? まとめ
『合意』『一致』『協調』『温和』
『忍耐』『希望』『一筋』『誠実な愛』
濃いピンク……『私を拒否しないで』
薄いピンク……『臆病な心』
白色や青色……『燃える恋』『きらめく愛』
芝桜の花言葉にはその姿や性質から、
なるほどと思えるものが多い反面、
芝桜の花の色別に
主張があったり、
奥ゆかしかったり、
情熱が秘められていたりと、
それぞれに花言葉があります。
芝桜の花言葉には、
「今まで芝桜に持っていたイメージが変わる」
と思えるようなものもあったのでは。
今年の春は芝桜の花言葉に想いを寄せながら、
美しく咲き誇る花の絨毯を見に出かけるのもいいですね。